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2007年06月20日

朝晩は霧が出て、ちょっとどんよりしていても、昼前になるとパ〜っと気持ちよく晴れる、爽やかな日々が続いています。
ナパ・ヴァレーの平地、暖かいエリアでは、ぶどうの実もどんどん育っていっています。

今週は、「20ドル以下のカリフォルニア・ワイン」Vol.29をお届けします。

Shannon Ridge 
Viognier
North Coast,   2005         $18.00

フランスはローヌ地方産が有名な品種、ヴィオニエは、アメリカ国内においても、
「シャルドネの次」を求める人達に人気の品種となっています。
1980年代後半には、カリフォルニア州において、10ヘクタール程度の作付面積だったのが、
2003年には、800ヘクタールにまで広がってきておりました。

特に、セントラル・コースト周辺で集中して栽培されてきていたのですが、
近年は、そこに加えて、シエラ・フットヒルズ、レイク・カウンティ、ソノマ・カウンティにおいても
盛んに栽培されています。

パソ・ロブレス地区に行った時も、シエラフットヒルズ地区に行った時も、レイクカウンティ地区に行った時も、
かなりの数のヴィオニエを試飲しましたし、年に1回の「
FWOC (Family Winemakers of California)」テイスティング・イベントでも
2005にはヴィオニエ中心に試飲しまくり(失礼)ました。

で、このシャノン・リッジですが、このワイナリーはレイク・カウンティにあり、以前の「レイクカウンティ」紹介ページにも
書いてあります。
この地区の葡萄栽培者としては有名人であるところのクレイ・シャノン氏によるワイナリーで、比較的安価でありながら、
しっかり個性のあるワインを造られています。

この2005年ノースコーストのヴィオニエは、ピーチ、アプリコットといったフルーツの甘みと、ハーヴのすっきり感が
良い感じに混ざり合って、酸味もしっかりあり、とても飲みやすい1本でした。

その日の夕食は、セールになっていたキャットフィッシュ(なまず)のぶつ切り身を揚げたもの。
かなり長時間、牛乳に身を浸して、臭みを取ろうとしたのですが、川魚の運命というのでしょうか、
どうしても、その臭みを完全に追い払うことができません。
で、そうなると、スパイスを大量にふりかけて、コーンミールをまぶして揚げる方法しか
思いつかず、ちょっとピリ辛の「
Cajun」シーズニングを使用。

そしてサイドに、ハチミツを加えた手抜きタルタルソースもどきを。
キリっと冷やして頂いたヴィオニエと、シーズニングのスパイスが、なかなかうまく合いました。
このヴィオニエなら、ちょっと味が濃い目の中華料理にも合うかもしれません。

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