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2010年02月03日
年が明けたと思ったら、いつの間にか2月になっておりました。
今週の「あれこれ」は、なんちゃってブログ「こんなもの食べてます飲んでます」1月分をお届けします。 |
2009年 12月某日 |
昨年の年末に話は戻る。リピーターのお客様から「ジンファンデルを中心に回りたい」とのご要望を 受け、Russian River Valley及びDry Creek Valleyへ。このあたりで随分昔から(1956年)ヴィンヤード を持っていて、フルーツを他ワイナリーに売っていたBacigalupiファミリーが、2002年ヴィンテージ から興したワイナリー「John Tyler Wines」。1976年の「Paris Tasting」で、白ワイン部門でトップ の座に輝いたシャトー・モンテレーナのシャルドネは、そのラベルに「Napa & Sonoma County」と 印刷されている。つまり、フルーツの出所は、ナパとソノマ郡両方からということなのだが、そのソノマ 郡産フルーツのひとつが、このBacigalupi ヴィンヤードだったのである。 現在、「ジョン・タイラー・ワインズ」のテイスティング・ルームを建設中とのことだったが、まだ土地を ならしている状態で、これは完成までにまだ1年は優にかかるだろう。で、テイスティングは、一家のご自宅で行なわれた。 年末だったこともあり、John Bacipalupi氏はバケーション中、ヴィンヤード創始者(先代)を祖父に持つ、ジョンの娘、Kateyさんが私達を迎えてくださった。彼女も、その日の夕方からリオ・デ・ジャネイロへバケーションに行くとのことで、そんな状態の中、よく私達のアポイントを受けて くださったなあと申し訳なく思う。ピノ・ノワール05ト、ジンファンデル08をテイスティング。 以前、ここのワインを試飲した時ほどの感激が、今回はなかったのが残念だったが、ジンファンデルとピノ・ノワールのみを造っておられる ブティック・ワイナリーとして、今後もウオッチしておきたいと思う。何せ、Katey が可愛い(笑) |
2009年 12月某日 |
上記と同じ日、ドライ・クリーク・ロードを走っていて、新しいワイナリーが目に入ったので寄ってみた。オープンして2年ほど ということだが、今までまったく気が付かなかった。「Truett Hurst Winery」 ジンファンデル、ピノ・ノワール、ローヌ系品種ブレンド、プティ・シラーと盛りだくさんのラインアップ。 一番初めに頂いたジンファンデル・ロゼが、ことのほか美味しく、値段もホリデー・スペシャルで1本12ドル、 ケースで60ドルというお値打ち度。ケースで買おうかどうか、かなり迷ったが、とりあえず1本だけ購入。 ここは、しかしセッティングが素晴らしい。広いテラスがあって、建物のうしろにはRussian River の支流が流れていて、 鱒やコーホー・サーモンを目にすることができるとのこと。気候が良くなったら、食べ物を持ち込んで、ゆっくり和んでみたい。 |
2009年 01月某日 |
今年の冬は、雨がたっぷり降っているので、ワインカントリーでの地肌・山肌が大変鮮やかなグリーンで覆われている。 日本のゴルフ場などでは、冬になるとフェアウエイのグリーンが枯れ草色になっているが、ここ北カリフォルニアの ワインカントリーでは、冬に鮮やかな緑色、夏は枯れ草色になる。 そして冬のワインカントリーといえば、人気のカバー・クロップ、マスタードの花。(いわゆる菜の花の一種) 緑色の合間に、或いは一面に、黄色が広がる風景は、私も大好きである。 今年は、雨が早くから来たせいなのかどうなのか、マスタードの花の登場がt例年より早かった気がする。 |
2009年 01月某日 |
毎年、年末頃、サンフランシスコ・クロニクル紙の「フード&ワイン」セクションが、「Winemakers to watch」(注目すべき ワインメーカー)を発表するのだが、今年は年末から1月初旬にかけて、計5組を紹介していた。 1月最初の週に紹介されたのが、Duncan Arnot Meyers と Nathan Robertsの二人組。 彼らは、それぞれの名前の一部をくっつけた「Arnot-Roberts」というワインを出している。 1年ほど前に、「Wine Access」経由オンラインでここのワインを買ってあったのを思い出し、新聞登場を記念して(勝手に)、 その日の夕食に開けた。 Arnot-Roberts, シラー、Hudson Vineyard, Napa Valley, 2006 生産量たったの9バレル(約220ケース前後)。 写真で拝見する限り、むくつけき男性二人なのに、ラベルがとてもシンプルでフェミニンだなあと思いつつ、 記事を読み返してみたら、本人は可能な限り隠しておきたいことのようだが、ネイサン・ロバーツのおばあさまが、 あのMargrit Biever Mondaviで、彼女がラベルのデザインをされたとのこと。なるほど。 頂いたシラーも、ラベル・デザインの印象と同じくらい、柔らかく穏やか。マッチョなシラーを予想していると、嬉しい裏切りに合う。 |
2009年 01月某日 |
長男が、冬休みで帰省していたある日、用事で外出するついでに、二人でブランチ。「どこにする?」と 聞くと、クリスマス・ホリデーで閉まっていたために行きそびれていたカフェに行きたいとのこと。 郊外の街に出ると、住宅地の中に忽然と、その1ブロックだけ商業店舗が集まる所というのがある のだが、そこがまさにソレ。 店は、「Blue Dot Cafe & Coffee Bar」。 良質のコーヒー豆、オーガニック食材、ホームメイド・ペイストリー、キッズ・メニュー、アート・ディス プレイ、無料 Wi-Fi・・・。 今、ネイバフッド・カフェで成功するのに必要不可欠なものが、すべて揃っている。 スタッフ達も、若く、ちょっとグランジっぽく、真摯にサーヴするものをこしらえている様子が、微笑ましい。 歩いていける距離に住んでいたら、きっとパソコン持って、コーヒー・ブレイクに通うだろうなあ・・と思う。 |
2009年 01月某日 |
観光レップの仕事で、シアトル2泊3日の出張。3年前に来た時は、ものすごく寒かったけれど、 とても良いお天気だった。今回は、さほど寒くなかったけれど、ずっと雨だった。 今回はレンタカーをせず、空港から市内まで電車を使ってみた。駅が空港内にあるのでなく「隣接」 なので、ターミナルから駅まで結構歩く。市内の中心トンネルに入るまでは、ずっと地上を走るので、 郊外の様子や、セーフコ・フィールドを間近に見ることができて、なかなか楽しい。 ホテルにチェックインして、昼食をホテル内のレストラン「Tulio」で。 アメリカ国内に点在するキンプトン・グループのホテルは、ホテル内レストランに、まずまずの店を入れているのが特徴で、 中でもイタリアンが多い。多くを期待せずに、ビーツ・サラダと、グリルド・カラマリ(いづれも前菜)、そしてスパークリング・ ワインをグラスで注文。 カラマリの焼き具合がナイスで、コントローネ豆も風味豊か。 ビーツ・サラダなど、この乗っかっているburrata (フレッシュ・モッツエレッラ)のデカさ!楽しい。 午後にアポイントなかったら、スパークリングをもう1杯はいっていただろう。 |
2009年 01月某日 |
その日の夜は、一人で食事だった。ワシントン州に来たからには、ワシントン州のワインを飲まねば ならぬ、と、近所にワイン・バーのようなものがないかと事前に検索して目星をつけていた店が、 本当にすぐ近くにあることがわかり、そこへ。 「Purple Cafe and Wine Bar」 店の真ん中にそびえるタワー・セラーが特徴的。 バー・カウンターに座っても良かったのだが、一人での食事だし本を読みたかったので、 「本を読めるくらい、一番明るい席を」リクエストし、窓際の席へ。 テーブル担当の若者(David)が、とても親切で、ワインのこともよく知っていそうだったので、 前菜にクラブ・ケーキ、メインにラック・オブ・ラム、を注文し、それぞれに合う「ワシントン州産」の ワインをグラスでお願いした。 クラブ(蟹)ケーキと一緒に出されたのは、K Vintners ヴィオニエ Columbia Valley 08 。 K Vintners のワインは、以前シラーを飲んだことがあり、結構気に入っていた。で、ヴィオニエもさぞやと期待したのだが、私が好むタイプの ヴィオニエとは、ちょっと違っていた。充分、美味しかったけれど。 ラムに合わせて出されたのは、Corvidae シラー Lenore, Columbia Valley 07。 Corvidae というのは、Owen Roe の安価ライン。先々月の「なんちゃって」で書いた「O'Reilly's」然り、Owen Roeはなかなかの 低価格ワインを出しているものだ。でも、1本13ドルほどで売られているこのワインが、こういうワイン・バーで1杯9ドルで出されているのは、 いかがなものであろうか。 |
2009年 01月某日 |
シアトル・タコマ空港のセントラル・ターミナルには、「Vino Volo」がある。3年前も、ここで散在した。 国内の飛行機移動の際、私は近所のオークランド空港を利用するのだが、帰ってきて、オークランド 空港にも同店がオープンしていたことを知る。これは危ない。 出張費が自腹なのに、移動の間だけでお金を使ってしまう大バカな自分の姿がありありと 目に浮かんだ。 で、シアトル。 朝食抜きで来たので、朝食兼昼食のつもりで、サラダ(5ドル)とCured Meat 小プレート(8ドル)を注文。 ワシントン州ワインだけのフライトがなかったのが残念に思いつつ、「ソムリエ・シリーズ」(17ドル)を。 その日のソムリエ・シリーズは、Il Poggione, ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2004 と Long Shadows, Saggi 2006。 ロング・シャドーズって、あまり聞かないなあと思い、手持ちのパソコンで検索したところ、ロング・シャドーズというのは、 いくつかのワイナリーを束ねた「グループ」社名であることがわかる。ここからのワインは、「Poet's Leaf」、「Sequel」など、 確かによく見聞きしているものがある。 Saggi も、その中のひとつで、イタリアはトスカーナのAmbrogio and Giovanni Folonariと組んで造られたワイン。 それでなるほど、ブルネッロ・ディ・モンタルチーのペアで出されているのかと納得。 カベルネ・ソーヴィニョン(42%)、サンジョヴェーゼ(39%)、シラー(19%)のブレンドは、サンジョヴェーゼの スパイス風味がきれいにミングルされていて、なかなか。が、04年のブルネッロの威風堂々さには、やはり、ほんの少し敵わない感じがした。
で、今回もまた、これだけに終わらせることができず、追加でチーズ・プレード(8ドル)と「ワールド・ノワール」(13ドル)を注文。 いづれも、冒頭のワイナリーが出している安価ラインで、ボトルには、「Laurine」「Green
Lip」という名がブランド名として記されている。 |
2009年 01月某日 |
久しぶりに会う友人と、オークランドの「Oliveto」でランチ。前菜に、カリフラワーと鯖のサラダ。 鯖がどんなふうにサラダに入ってくるのか興味津々だったが、皮をつけたままのスライスで、そのまんま出てきた。 新鮮な鯖を使っているのであろうが、生の鯖はやっぱり少々生臭い。良質の酢・ヴィネガーできゅっと〆るか、 良質の塩をふりかけるかした方が、もっとパンチも出てよろしいのではないかと、素人は思う。 この店は、このあたりでは昔から人気・評判の店で、確かに平日の昼だというのに、1階のカフェも2階のレストランも、 ほぼ満席で商売繁盛のご様子。 午後1時半の予約で行ったので、アントレのうち2種類が既に品切れだったのが残念。 |
2009年 01月某日 |
寒い冬でも、いい具合に冷えた白ワインを飲むのは気分がよろしいものだ。その日の体調、気分、食べるものによって、 飲みたい品種も違ってくるのだが、シャルドネでもない、ソーヴィニョン・ブランでもない、ヴィオニエでもない ローヌ・ブレンドでもない、リースリングでもない、ゲヴェルツでもない、グルーヴィーでもない、何か別の品種のものに トライしてみたいなあと思った時、便利なのがスペインの白。 「トライしてみたい」くらいだから、40ドルも50ドルも出せない。15ドル以下で、クリスプな白が、スペイン産には 結構あるのだ。アルバリーニョとかヴァルデーホとか、お手頃価格で飲みやすい品種がゴロゴロある。 この日開けたのは、Bodegas Ostatu のリオハ・ブランコ 2008 (12ドル) リオハと言えば、テンプラニーヨ主体の赤だが、何の何の、Viura(Macabeo)からの白も、普段飲みにナイスである。 柑橘系フルーツのほのかな甘さと、キリっとした酸。 マグロのたたきを乗せたサラダに,良く合った。 |