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BakerLane 2006 Pinot Noir Hurst Vineyard Sonoma Coast |
Steven
Canter ワインメーカー |
当ワイナリーの背景はなかなか興味深く、オーナーのステファン・シンガー氏は、かの「シェ・パニース」オーナー、アリス・ウオーターさんと過去、結婚されていました。そして、ワインメーカーのスティーヴン・カンター氏は、ボストンのバークリー音楽院に在籍していたこともあるほどのミュージシャンで、現在もバンド活動をしておられるとのこと。 ワインは、残念ながら、私には個性が薄すぎる感があり、時間がたつにつれ酸ばかりが前面にでてきて、望むearthyさが出てきませんでした。 あくまで、私個人の印象です。 |
Bybee Vineyards & Habitat 2006 Pinot Noir Green Valley, Russian River Valley |
Suzanne
Hagins ワインメーカー |
グリーン・ヴァレーというのは、Russian River Valley AVAの中に位置するサブ・サブ・アペレーション。この地区において、数少ない「認定」されたオーガニック・ヴィンヤードを持ち、ピノ・ノワールだけを造っておられるのが、このバイビー。(「Bワイン」と呼ばれることが多いです)。 大変スムースで、酸もしっかりしていて、時間がたつと、ダーク・チョコレートの香りが鼻腔をくすぐる・・。 なかなかチャーミングなピノ・ノワールだと思いました。 ディナーの前のレセプションで、ここのピノ・ノワール・ロセが振舞われたのですが、これがまた素敵なロゼで、クリスプだし、フルーティーだし、いい感じにドライだし・・で、迷わず2本注文。 |
Harmonique 2004 Pinot Noir, Delicace Anderson Valley |
Robert
Klindt ワインメーカー |
ソノマ・コーストのピノ・ノワールも好きですが、メンドシーノに近いアンダーソン・ヴァレーのピノ・ノワールも、個性たっぷりで好きです。 ハーモニークは、ここもピノ・ノワールのみを造っていて、マッチョな「Noble One」と、柔らかめの「Delicace」という2種類を出しておられます。 他ワイナリーよりもリリースが遅めなのですが、それでも、今この時期なら2005年ヴィンテージが出されてもおかしくないのに、2004年とは・・。そのせいでしょうか、少々お疲れ気味なテイストが印象的でした。 |
Pelerin 2006 Cuvee St.Vincent Santa Lucia Highlands |
Chris
Weidemann ワインメーカー |
「Pelerin」はフランス語で、「Pilgrim」(巡礼者)の意味とのこと。4年前の夏に、ここのワインを買ったことがありますが、「ラベルで買う」層にはまったくウケなさそうなデザインのエチケットが印象的でした。 サンタ・ルチア・ハイランドのフルーツで、ワインを造っておられ、Rosella's Vineyard単一畑ピノ・ノワールで知名度をあげておられます。が、単一畑ものでも、45ドルという値段にしているところが、今の時代、偉い!! 今回出されたピノは、3つの畑からのフルーツのブレンドですが、7割強が前述のRosella's Vineyardのフルーツで占められており、これがバシっと骨格を成しているという印象。安心して頂けるピノ・ノワール。 残り香に、柑橘系。 |
School House 2004 Pinot Noir Spring Mountain, Napa Valley |
Nancy
Walker オーナー |
当ワイナリーについては、過去ご紹介しています。(もう4年半も前!)ワインメーカーは、現在も、Bob Foley氏で、とにかく生産量がものすごく少ないので、イベント主宰者も「在庫がないので、このワインに恋してしまわないようにお願いします」と、苦しいスピーチをしておられました。 スプリング・マウンテンでピノ・ノワールを栽培しておられること自体、大変珍しいことで、だから生産量150ケースという数もさもありなん。earthyさがたっぷりの大人っぽいピノ・ノワールは素晴らしいけれど、だけれど、75ドルというのが、ちと高い。 |
Small Vines 2006 Pinot Noir Russian River |
Paul &
Kathryn Sloan ワインメーカー&オーナー |
「スローン」と聞いて、ナパ・ヴァレーのカルト・ワイン「Sloan」の新プロジェクト?と思い込んでしまったのですが、どうやら全く関係はないようです。(珍しいラスト・ネームだと思うのですが) 98年、ソノマ郡に戻ってきたポールさんは、葡萄栽培会社を興し、ブルゴーニュのグラン・クリュ畑をモデルに、高品質のワイン用葡萄を栽培してこられています。そして、2007年秋に、「スモール・ヴァイン」の名で、初リリース。 パっと見、他のピノ・ノワールよりも色が薄めなのですが、森の香り、earthyな風味がふくよかで、タンニンと酸とのバランスば大変良いワイン。 とてもエレガント。この日一番好きなワインでした。 |
Whetstone 2006 Pinot Noir Pleasant Hill Vineyard Russian River Valley
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Jamey
Whetstone ワインメーカー |
当ワイナリーについても、過去ご紹介しています。 ジェイミーさんにインタビューして以来、ここのメーリング・リストに名を載せて、定期的にちゃんと彼のワインを飲み続けてきていますが、リリースして半年もたつと、売り切れのサインがウエブサイトに出るくらいで、ますますのご盛況何よりでございます。 2006年プレザント・ヒル・ヴィンヤードのピノ・ノワールは、ふるふるフレッシュ、ミントのような清涼感がある、ジェイミーさんみたいなワインでした。 やっぱり、間違いないピノ・ノワール。 |
6人座りのテーブルに同席した2カップルのうち、私の左横に座られた紳士が大層ユニークな方で、血液型の話題になった時、 とりあえず「あなたの血液型は?」とお聞きしたら、「ピノ・ノワール」とお答えになりました。 かなりの規模のセラーをご自宅にお持ちなようにお見受けしましたが、イタリア産ならバローロ、フランス産ならDRCのものと ディケム以外は、ワインと呼ばない!とおっしゃるし・・・。 やれやれ、いろんな人がおられるものです。 |