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2003年11月5日
10月下旬にしては記録的な暑さとなったレイクタホ行き週末でしたが、それから一転、
雨も降ったりして、先週末からグ〜ンと気温が下がりました。今週末には、人工雪の
スキー場がレイクタホ地区でオープンします。ロッジ泊まりだったとは言え、やれやれです。
不定期にシリーズ化すると申し上げました「こんな20ドル以下のカリフォルニア・ワインを飲みました」
の第二弾をお届けします。
レイクタホからの帰り、シエラフットヒル地区・アマドー・カウンティのワイナリー巡りをしました。
(それについては、「ワイナリー紹介」をお読み頂けると嬉しいです)
途中からメモするのを放棄したくらい、たくさんのワインを試飲しましたが、ドライバーでもありましたので、
ほぼ全てのワインをspitしておりました。(同行の主人は、運転そのものを放棄して試飲に向かい、
昼前から顔を真っ赤に染めておられました。)
ゴクンと飲み込むことなしにワインを試飲して、その一つ一つの違いを細かく分析できるほどプロでは
ありませんので、な〜んとなくの感触しかわからないのが現状です。
ところが、これだけ多くのワインを試飲しますと、「お、これは!」と思うワインが、ひときわ鮮明に
浮かび上がってくるのです。
今回の「お、これは!」は、
Terre Rouge 2001
"Les Cotes de l'Ouest" Syrah
15.00ドル でした。
ラベルには、Terre Rougeとだけありますが、正式ワイ
ナリー名は、Domaine de la Terre
Rougeです。
この名前のもと、シラー、ヴィオニエ、グレナーシュ等の
ローヌ系品種を手がけています。
このシラーは、アマドー郡を少しだけ外れたヴィンヤード
の葡萄から造られたもので、生産量は約3000ケース。
ダーク系ベリー、ブラック・ベリー等の香りが濃厚に広がり、一瞬、チョコレートを齧った時の
ブワンとした芳香が漂います。
キツすぎず、柔らかすぎず、酸味も程よく、比較的どんな食べ物にも合いそうです。
買って帰ってきて数日後に、1日目はカレーと(すみません、こんなメニューで)、
2日目に鶏手羽先グリルと一緒に頂きましたが、飽きることなくスイスイと飲めてしまいました。
これで15ドルはお値打ち、素晴らしいなと思い、プロの評価も確かめてみました。
ワイン・スペクテーター誌は、「87ポイント」、
ロバート・パーカーJr氏のWine Advocateは「88ポイント」。
特に、ロバート・パーカーJr氏は、このワインを下線付きで「A
good value」としており、
「シラー愛好家なら、これをケース買いしたくなるかもしれない」と書いておられます。
(「Syrah lovers may want to purchase it by the case」)
こういうワインに出会うと、嬉しくなりますね。