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2007年04月25日
4月も最終水曜日となりました。日本はゴールデンウイークの始まりが目の前。
今週は月末ですので、「なんちゃってブログ、こんなもの食べてます飲んでます」4月分をお届けします。 |
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2007年 04月某日 | ||||||||||||||||||||
フード及びワイン関連雑誌を、数えてみたら9誌も、その上日本の雑誌を2誌、定期購読しているため、せっせと 読んでいかないと、ちょっと出張やら休みやらで家を開けると、それらが溜まりに溜まる。フード関連雑誌では、 作ってみたいと思うレシピを切り取っているのだが、切り取るだけでそれをファイリングする手間を怠るものだから、 これまた、どんどん溜まる。 時々、そのレセピ切り取りペーパーの山を順に見直していって、思い出したように作ってみる。 この日は、「Food & Wine」誌に載っていた「Seared Scallops with Cauliflower, Capers and Raisins」。 カリフラワーゆでる。熱々に熱したフライパンで、塩・胡椒したホタテを焼く。片面にいい焼き色がついたら、 ひっくり返して、バター、カリフラワー、チョップしたロースト・アーモンド、ケッパー、レーズンを加えて炒める。 ホタテに充分火が通って、カリフラワーがほんのり茶色くなったら、バルサミコ酢を加えて終わり。 実に簡単だが、なかなか風味豊かな一品となる。が、雑誌の写真は、ホタテもカリフラワーも、いい感じに焼き色が ついているだけで、私のように全体的に茶色くなっていない。 これは、バルサミコ酢のせいだ。絶対、白バルサミコ酢を使わなければ、写真のようには仕上がらないゾと、腰に手をあてて「やれやれ」。 後日、白バルサミコ酢で再挑戦したら、きれいにできた。ヴィオニエがとても良く合う。 |
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2007年 04月某日 | ||||||||||||||||||||
別の仕事でサクラメントまで出向く。ベイエリアから車で1時間半ほどだが、これはスムースに 行けばの所要時間で、インターステート・ハイウエイ80号線は、いつもどこかで何かしらの渋滞が ある。で、2時間半の余裕を見て出かけたのだが、この日は珍しく何の渋滞もなく、あっさり サクラメントに着いてしまった。 アポイントまで時間が有り余ってしまったので、久しぶりにステート・キャピタルへ。 サクラメントは、カリフォルニアの州都。州議事堂近辺は、さすがにスーツ姿の人も多い。 でもそれ以上に、見学に来た小学生やら、学生やら、観光客が多い。 立派な建物を正面玄関から入って、まっすぐ行くと、シュワルツネガー州知事のオフィス。 ドアの前にはガードマンが常時立っていて、ドアの上には、金色に光り輝く「Arnold Schwartzenegger」の文字。 今、彼の名前をタイプして、初めてそのスペルを認識した。 建物内には、州内各カウンティの紹介展示があったり、昔のオフィス風景を再現させた部屋があったりして、時間をつぶすのには もってこいの場所だ。 |
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2007年 04月某日 | ||||||||||||||||||||
フード・ネットワーク・チャンネルの「Emeril Live」で、Arugula(ルッコラ)を焼いた肉の上に乗せるシーンを見て、 「なるほど」と思う。素人の料理人は、こういう些細なことで感動するのだ。 フライパンで、エクストラ・バージン・オリーヴ・オイル少々と、切り刻んだベーコン、ガーリックを炒めて、 その上にどっさりルッコラを投入し、少しシンナリしたらすぐに肉の上に乗せる。 丁度、パンチェッタがあったので、ベーコンの代わりにこれを使って。 ジューシーなステーキに、ルッコラの苦味がナイス・マッチング。 ちょっと奮発して、ワインは、「ARISTA」のピノ・ノワール、フェリントン・ヴィンヤード2003。(50ドル) 10ドル前後のワインを頻繁に飲んでいると、高いワインの奥深さというか、素晴らしさを、しみじみと感じることになる。 飲むだけで、決して自分ではワインを買わない主人も、一口飲んで、「これはきっと、いい値段がするものなんだろうね。」と言い、 値段が書かれたタグを見て、のけぞっていた。 |
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2007年 04月某日 | ||||||||||||||||||||
シリコンバレーにある某企業より、日本から会議のために来られるトップ・エグゼクティブご一行様のワイン カントリーご案内を仰せつかる。 オーパスワンでのツアー&テイスティングのあとの「もう一軒」を、「Laird Family Estate」にして、 テイスティング・ルームで働く友人のロバート(当サイト「ロバートからの絵葉書」の方)にセッティングを お願いしておいた。週末は、どのワイナリーも結構な人で混みあうため、6名以上の固まりでアポなしで行くと、 スペースを確保するだけで大変だし、せわしなくて疲れるだけなのだ。 「最大13名くらいが行くのだけれど、昼食の時間がないし、夕食が控えているので、軽くつまめるものを用意しておいて欲しい」と 伝えておいたのだが、訪れてみるとご覧のように、個室にキュートなセッティングを施してくれていて、大・大・感謝。 日本からの長時間フライト直後の体には、ここのピノ・グリージョなど最高かと思う。 |
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2007年 04月某日 | ||||||||||||||||||||
サンフランシスコでランチ・アポ。ファイナンシャル・ディストリクト近くにオフィスがある人相手だったので、Belden Placeの「ベルデン・タベルナ」を予約。 このベルデン・プレースは、狭い路地に何軒ものレストランが固まっているところで、ほぼ全店が テラス席を設けているため、天気が良い日のランチ時は、写真のようにたくさんの人で賑わう。 ここだけヨーロッパ?と錯覚するほど。 この一角での私のお気に入りは、ムール貝とクラム専門店「Plouf」なのだが、「ベルデン・タベルナ」 で食事したことがなかったので、今回は、ここを選択。いわゆる「コンテンポラリー・アメリカン」という ジャンルの店で、「ほ〜」と興味を惹かれるメニューはないけれど、どれも特に間違いはなさそう。 ちょっと高いかなと思ったけれど、もう今や、どこもこのくらいするのだろう。 |
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2007年 04月某日 | ||||||||||||||||||||
「夕食、何が食べたい?」と聞くと、主人の答えが「ステーキ!」である頻度が高い。どんぴしゃ団塊の世代なのに、 ステーキを渇望するというのは、エネルギーがまだまだあるということか。いや、エネルギーを必要としていると いうことか。健康のためには、ノン・スティック・フライパンで脂なしで焼くか、オリーヴ・オイルで焼くかした方が 良いのだろうけれど、風味を楽しむには、やはり、バターを使いたい。分厚いステーキだと、いい感じのミディアム・ レアーに焼くのは本当に難しい。 バターの香りと肉汁の香りが立ち上がると、ムズムズ、カベルネ・ソーヴィニョンが欲しくなる。 この日は、「William Knuttel」のカベルネ、Weiss Family Vineyard 02。 ソノマ・カウンティのワインの造り手という印象が強いウイリアムさんの、ナパ・ヴァレー産カベルネ。 スムース&エレガント、シダーの香りが柔らかな、とても素敵なカベルネだった。 |
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2007年 04月某日 | ||||||||||||||||||||
カリストガにある「エノテカ・ワイン・ショップ」は、個人的に大好きなお店のひとつだ。ワイン1本1本ごとに、 ワイン雑誌の評価文コピーや、オーナーであるマルゴーさんの手書きメモ、ワイナリー&ワインメーカーの説明文が つけられているので、選択するのに非常に便利。 少量生産のものも多く揃えられているので、目新しいもの、ユニークなものが欲しい時は、この店がベスト。 数ヶ月前に行った時に買ったのが、これ「AARDVARK」ピノ・ノワール、カーネロス04。たった168ケースの生産量。 Truchardのフルーツをメインに使っているワインで、ワインメーカーさんが、「Frog's Leap」のジョン・ウイリアム氏。 ジョンさんが、こういうプロジェクトにまで参画しておられるとは存じ上げず、しかも高めの値段設定が当たり前の ピノ・ノワールで、24ドルというお手頃さに惹かれた。 |
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2007年 04月某日 | ||||||||||||||||||||
JCCNC(北カリフォルニア日本商工会議所)ワイン・クラブの、今年度初の集まりがPalo Altoで 開かれた。今回は、現在、サンノゼはサンタナ・ローにある「Vintage Wine Marchants」に お勤めの見目麗しいMao Lecoursさんと、ご主人のEricさんを講師としてお迎えし、ブラインド・ テイスティング。お二方が調達されてきたアペタイザーを各自取り分け、つまみながら会は進行。 まず、マオさんが白の代表的品種と、その代表的産地、産地別の風味、アロマ、色などの特徴を 説明。そのあと、4種の白をブラインド・テイスティング。各ワインにつき、その品種と産地を当てる。 白が終わったあと、同じ手順で赤。 日本人では珍しい、英国「Wine & Spirit Education Trust」(WSET)から認定された「ワイン・エデュケーター」の 資格をお持ちのマオさん、居並ぶ日本人男性・女性の前で、最初は緊張気味とお見受けしたが、参加者から ベタな「オヤジ・ギャグ」が出る頃にはその緊張も溶け、エレガントにレクチャーを進めておられた。 出された品種は、白がシャルドネ、リースリング、ソーヴィニョン・ブラン。赤がカベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、ピノ・ノワール、ジンファン デル。産地のリストは、アルザス、ブルゴーニュ、カリフォルニア、ドイツ、ニュージーランド、ロワール。 以下、私個人のテイスティング・ノートと結果。 <白>
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<赤> テイスティングの途中で、エリックさんが「赤の4種では、一番安いものと一番高いものとで、その差が5倍あります。」とおっしゃった。
テイスティング・ノート | 私の回答 | 正解 | |
1 | 色からしてピノ・ノワール。香りも風味も穏やかで、さほどアルコール度も高くなさそう。 ピノ・ノワールであることは確かだろうけれど、ブルゴーニュかカリフォルニアかで、かなり迷う。 個人的にあまり好きなタイプのピノではなかったので、飲みなれていないだけだろうと思い、 右の回答。 |
ブルゴーニュのピノ・ノワール | カリフォルニアのピノ・ノワール Calera, 2002 Mills Vineyard Mt.Harlan, California ($38) |
2 |
深みのあるルビー色、ブラックベリーとシダーの香り。時間がたつほどに、どんどん香りも立ってくるし、複雑味が出てくる。フルーツ風味も豊か。 おそらく、これが一番高いワイン。 |
カリフォルニアの カベルネ・ソーヴィニョン |
カリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニョン Etude 2002 Napa Valley California ($85) |
3 | どの品種が出るかというヒントがなく、まるっきりゼロ情報でやっていたら、これも「カベルネ」と答えてしまったかもしれない。 しっかりしたボディ、かつエレガントなレイヤー。 ただ、シダーの風味はほとんどなく、その代わりダーク・カカオ、ハーフ&ハーフ(コーヒーなどに 垂らすクリーム)の風味。かなり好き。 |
ボルドーのメルロー *一番好き* |
ボルドーのメルロー Chateau Monbousquet 2003 Saint-Emilion Grand Cru, Bordeaux ($50) |
4 | 最初の香りだけで、ジンファンデルで決まり。 子供の頃嫌々飲んだ風邪薬シロップっぽい、甘い香り。好きなジンファンデルは、これとはまったく趣の違うものなのだが、これもひとつの典型的ジンファンデルであることは確か。 恐らく、これが「一番安い」赤だろう。 |
カリフォルニアのジンファンデル | カリフォルニアのジンファンデル Joet Gott 2005 Zinfandel California ($15) |