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2004年3月31日
いよいよ4月です。4月最初の日曜日に、夏時間が始まります。
今週は、「20ドル以下のカリフォルニア・ワイン」Vol.5です。
1ヶ月に1回は、この「20ドル以下・・・」を出すつもりでいるため、ワイン屋さんに行っても、
努めて、この範疇のワインを探すようにしています。
贅沢な話ではありますが、ちょっと前まで、この料金帯のものは手を出してませんでした。
安くて40ドル・・・なんていうバブリーな時期を過ごしていたわけです。
そんな余裕もなくなり、それでもワイン屋さんでワインを買うという「楽しみ」を抑えられない
日が続く中、世の中も不景気になり、葡萄の供給過多状態も加わり、カリフォルニア・ワインの
値段が落ち着いてきたのは、グッド・タイミングでした。
今や、20ドル以下で目新しいものを見つけるとワクワクしてしまう状態です。
が、やはりソコは20ドル以下のワインです、と言ったら不遜でしょうか。
5本飲んだとして、そのうち1本、「これはお値打ち!」というのに出会えたら、
とてもラッキー、というくらいの確率です。
つまり、月1回ここで出すために、月に最低5本は20ドル以下のものを飲んでいるわけで、
そうすると、その反動で、間違いなく素晴らしいワイン(値段も間違いなく20ドル以上)を
飲みたくなってきます。
そういう時、メーリング・リストに登録してあるワイナリーから、新リリース通知の
ニュースレターがタイミング良く届いたりして、それでまたお金を費やすのです。
ネバー・エンディング・ストーリー。
ということで、前振りが長くなりました。
今回の「20ドル以下のカリフォルニア・ワイン」は、
NOVY Syrah, Napa Valley 2001 20ドル です。
ピノ・ノワールの造り手として評価の高い、
シドゥーリ(Siduri)の別ラベルです。
ピノ・ノワール以外のヴァラエタルを、この「ノヴィ」
ブランドで出しております。
今のところ、シラー、ジンファンデル、グレナーシュ・
ブレンドなどをリリースしており、特にサンタ・ルチア・
ハイランドのシラーや、Page-Nordのシラーは
評価も高く、ワイン・スペクテータ誌でも90ポイント
以上を取っています。
この2001年ナパ・ヴァレーのシラーは、複数畑の
ブレンドですが、ブラックベリーの香り豊か、適度に
酸味があり、食事と一緒に頂くのに大変都合の良い
ワインでした。
豚の肩肉を紅茶で煮たものを作って、それと合わせましたが、
くいくい進みました。 いっしょに、ベビーほうれん草と、かりかりベーコン、細かく砕いた
ブルーチーズ、にんじんのサラダを用意しましたが、これにもピッタリ合いました。
サラダをむしゃむしゃ食べながら、シラーを飲んでる図というのも、凄いです。