2007年02月07日
記録的な降雨量の少なさとなった1月が終わり、2月に入って「冬真っ盛り」なはずの時期なのですが、さほど寒くない毎日です。
冬場の雨が少ないと、夏に向けて困るのですが、ベイエリアでは今日からしばらく雨の予報が出ています。
天気予報では、今日から週末にかけて毎日「雨」マークがついており、金曜日に一番激しい雨が予想されています。
2月は、第三月曜日が「プレジデント・デー」ホリデーで三連休。
その前に、14日ヴァレンタインズ・デーがあるので、レストランでの特別メニューやら、ギフト関連の広告が頻繁に出てきます。
今週は、そのヴァレンタインズ・デーに因んで、チョコレートと一緒に頂くデザート・ワインについて書きます。
というか、我がクローゼット・セラーに、どんなデザート・ワインがあるかを書き留めておきたいので、そうします。
ワインに関して(お酒全般に関して)、ドライなのも好きですが甘いものも大好きです。
ワイナリーを訪れても、そこにデザート・ワインがあると、絶対にテイストさせてもらいます。
デザート・ワインはボトルがハーフ程度であるにも関わらず、750mlボトルと変わらない料金であることが多く、安くないのが難
ですが、好きなものはしょうがない。
食後のデザートとして、チョコレートを頂きながら飲むのであれば、赤のデザート・ワインに手が出ます。
深くどっしりしたポートなど素敵ではありませんか?
(ポートという名称については、ポルトガルの生産地呼称とごっちゃになって紛らわしいので、カリフォルニアで造られるものに
この名前を使わないようにというお達しが出たのですが、手持ちのものは、そのお達しが出る前に市場に出たものなので、
ここではそのまま使います。)
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Loxton, ポート、Englandcrest
Vineyard, Sonoma Valley 04
ロクストンについては「ワイナリー紹介」でも取り上げていますが、オーストラリア出身、オージー訛りが
とてもキュートなクリス・ロクストン氏がオーナー&ワインメーカー。ここのシラーは、ハートフルで飲みやすく
大好きなのですが、シラー・ベースのこのポートも素敵なデザート・ワインです。
写真に、クリスさんがボトルに書き込んでくれたメッセージが写っています。
「Enjoy this with chocolate! Cheers」。
もう〜〜、可愛いったらありゃしない(笑)。
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Bodega Bay Port Works,
レッド・ポート、Sonoma Valley NV
これは、ソノマ・ヴァレーはケンウッドにある「KAZ
Vineyard & Winery」が造っているポートで、
「ボデガ・ベイ・ポート・ワークス」というのは、KAZのポート用セカンド・ラベル。
レッド・ポート、ホワイト・ポート、ブラッシュ・ポートの3種類がありますが、私はこの赤ポートが一番好きでした。
週末にしか開いていない当ワイナリーは、KAZこと、Richard
Kazmier氏が営む極小ワイナリーで、ウエブサイトを
ご覧頂いてもわかりますように、と〜〜〜〜〜ってもユニーク、個性的。
ワイナリーの隣にある建物を、ベッド&ブレックファスト・インとして開放しているのですが、それの紹介を、
「Bed and get your own damn breakfast」(ベッド&自分で勝手に作れブレックファスト)なんて書き方をしています。
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HARTFORD, ポート、Russian
River Valley 03
ハートフォード・ファミリーのワインは、「ハートフォード・コート」と「ハートフォード」の2ラベルがあり、
その区別がわかりにくかったのですが、ジンファンデルは「ハートフォード」ラベルになります。
このポートも、ジンファンデル・ベースのポートで、一般流通には出回らず、ワイナリーのオンライン・ショップにも
出されていません。ポートはテイスティングしていないのですが、ジンファンデルが大変美味しかったので、
期待が高まります。
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St.Francis,
ポート、Sonoma County 02
一般に流通されているセント・フランシス・ワイナリーのワインはベージュ色地のラベルに、建物のイラストが
描かれたものですが、現地ワイナリー及びワイナリー・オンラインでしか販売されていないリザーヴ類は、
もう少し高級感漂う、ハイセンスなラベルです。ポートは、それらとはまた違ったラベルで、これはシンプル。
カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、ジンファンデルなどのブレンドがベースのポートです。
結構気に入って買ったのですが、少量生産のため、ワイナリーのオンライン・ショップでも売られてないようです。
カリフォルニアのポートには珍しい、堂々の750ml。
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B.R.COHN,
カベルネ・ソーヴィニョン・ポート、Sonoma Valley 04
先日、ワインカントリー日本語ガイドのお客様のご希望により、当ワイナリーを訪れた時、他に誰もビジターが
いなかったせいか、3種類で5ドルのテイスティングを選んだのに、5種類15ドルのリザーヴ類からも、
どんどん注いでくださってしまい、結局8種類ほど試飲する羽目に。
ひとつひとつにコメントを挟んだのがいけなかったのか、相当の飲兵衛と思われてしまったようで、
最後の方で、非常にさりげなく、そろ〜〜っと(笑)、このポートがカウンターに置かれました。
カベルネ・ソーヴィニョン・ベースのポートを造っているところは少ないので、そういうものを無視することは
できません。完全に、先方の策に引っかかった感あり。
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CASTORO CELLARS,
レート・ハーヴェスト・ジンファンデル・ポート、Paso Robles 04
クリスマスに1泊でパソ・ロブレスへ行った時に、デザート・ワインが全部ホリデー割引されていたので購入。
テイスティングには出ていなかったので試飲していませんが、安かった($14.50)ので文句言いません。
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RIDGE,
ジンファンデル・エッセンス、Stone Ranch, Alexander
Valley 03
ジンファンデル・エッセンスがお好きな方なら、リッジのこれを飲まずして何を語れましょうか、でしょう。
何せ、13樽程度しか造られていませんから(=約270ケース=約3240本)、リリース直後に狙いうちして
ワイナリーに行かないと入手できません。
ジンファンデル・エッセンスの中には、砂糖を飲んでいるような強烈な、いかにも「エッセンスぅ〜〜」といった
ものもありますが、リッジのこれは大人っぽいです。
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Apicoltura dr Pescia,
Nettare Di Bacco,
イドロミエレ、Toscana, Italy NV
最後に、カリフォルニアから飛んで、ポートからも外れて、イタリア・トスカーナ地方のデザート・ワイン。
Idromiele イドロミエレは、英語で「Mead」。すなわち、ハチミツと水とで造られるお酒です。
2003年3月に、トスカーナ地方を訪れた時、現地の案内をしてくださった清美さんレンジによる
エノテカでのテイスティング会で、これが出されました。
スローフード復活の動きに合わせて、ミードを再び造り始めた所があるそうですが、ほんの少量しか生産
されていないとのことで、その場で私は3本買いました。
もう残り、この1本だけとなりました。
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