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Vintage Berkeley ヴィンテージ・バークレー
ユニヴァーシティ・オブ・カリフォルニア(U.C)バークレー校があるあたりから、
ほんの少し北に上がったところに、「ノース・バークレー」地区があります。
せいぜい2〜3ブロック四方の一角に、カフェ、レストラン、ブティック、ギャラリーなどが集中。
北カリフォルニアのオーガニック&ハイエンド・キュイジーヌと言えば、「シェ・パニース」。
このレストランも、ここノース・バークレーにあります。
チーズといえば「チーズ・ボード・コレクティブ」。
店の一部で販売しているピッツアは、その人気衰えず、大抵、食事時には長い列ができて
います。
タパスと言えば「セザー」(Cesar)。これ!と言って、店の顔になるようなディッシュがある
わけでもないのですが、フード・メニューより断然充実しているドリンク・メニューの凄さ、
面白いワイン・リストにつられ、ついつい足を向けてしまいます。
老若男女入り乱れて、夏の夕暮れ時など、満員御礼状態。
これらのレストラン&ショップがあるために、このあたり「グルメ・ゲットー」と呼ばれている
のですが、そういう地域に今年1月、ワイン・ショップが登場。
「ヴィンテージ・バークレー」が、それです。 画像をクリックして、ご覧下さい。
Vine Streetという、それ以外に使わず
してどうすると言いたくなるストリートに
ある小さな独立した建物。
入り口の壁には、「East Bay Municipal
Utility District」 「Vine
Street Pumping
Plant」という文字が、そのまま残されています。
地下を流れる水を、ここで吸い上げていたのでしょうが、「ヴィンテージ・バークレー」が、
みんなの求める液体(=ワイン)を掘り出して(探して)提供する店と考えれば、
そこの役目は昔と変わっていない=地域の住民のためになっている、ということになります。
「ヴィンテージ・バークレー」の特徴は、
店内をぐるっと囲むように陳列されている
ワインがすべて「20ドル以下」であること。
以前、同じようなコンセプトを持ち、
カリストガ(ナパ・ヴァレー北)にオープンした
店「ワイン・ガレージ」をご紹介しましたが、
そこのバークレー版(=ちょっとお洒落)です。
12ドルとか14ドル、ちょっと高くて18ドル、
このあたりの価格帯は、私には「危険」ゾーンです。ついつい買ってしまう。
アメリカ国内におけるワイン消費量は、ここ数年でぐんぐん上昇しており、
経済的に余裕のあるミドル・エイジ及びシニア世代だけでなく、若い世代(20代)の
ワインへの関心度も高まっています。
ワイン1本に何百ドルも費やすことができない若い層(若くなくても費やせませんが)は、
廉価でグッド・ディールなワインを求めます。
「ヴィンテージ・バークレー」のオーナーの一人、
ピーター・イーストレイク
(Peter Eastlake)氏は、まだ31歳。
ご自分と同じくらいの若い世代が、求めやす
い価格で、良い品質のワインを数多く楽し
めるようにと、この店のコンセプトを上記の
ようにされたそうです。
安いワインはいくらでもありますが、それら
の大半は大型ワイナリーの大量生産によるもの。
ピーターは、そういうものではなく、
小規模ワイナリーによる少量生産のワインでありながら「個性」があるもの、
造り手或いはヴィンヤードの特徴が明らかなものを探して、販売しています。
「Cost Plus」でナショナル・ワイン・バイヤーをしていたピーターは、世界中から
「ストーリーのあるワイン」を探し出してきて、この店で提供しています。
ちょっと彼に「このワインの背景を聞かせて」と声をかけてみれば、クールに、でも情熱的に、
それらについて語ってくれるはず。
そういうバックグラウンドを知って買うのが、こういう店の醍醐味だと思います。
ヴィンテージ・バークレー |
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住所 | 2113 Vine Street, Berkeley |
電話番号 | (510) 665.8600 |
ウエブサイト | http://vintageberkeley.com/ |
営業時間 | 月〜金: 午前11時〜午後9時 土 : 午前11時〜午後8時 日 : 正午〜午後5時 |
メモ | ★月〜金の午後4時〜7時、 土曜の午後2時〜4時の間、 「デイリー・ワイン・テイスティング」が、 店の一角で行われています。 無料。 ★店の奥に、温度調整されたワイン・クロー |