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2011年01月12日

書かなきゃ書かなきゃと思っているうちに、何ともう新しい年となってしまいました。書き留めていたはずのメモも、どこに行ったのやらわからない状態の中、それでも、一つ の記録をも残さないでいることに何となくの抵抗を感じますので、2011年の始まりに、なんちゃってブログ
「こんなもの食べてます飲んでます」4月〜12月分を、「まとめて」お届けします。

       

 2010年4月某日 日本・山代温泉     2010年4月某日 日本・山代温泉

 今回の温泉行きは石川県山代温泉。建築家・竹山
 聖 氏による大改築が行なわれたという「べにや無
 何有
」に宿泊。お部屋のテラス部分にある露天
 風呂に入ると、桜の花びらがひらひらと湯船に舞い
 降りてきて、情緒たっぷり。ベリー・ナイス。
 洋室を選んだので、食事は階下の個室で。

 夕食は、地の素材中心の和懐石。
 先付けに添えられた「手取川」大吟
 醸は、芳醇な香り。引き続き、地酒
 「獅子の里」の純米を注文。
 加賀橋立港であがった毛蟹、そして 筍の姿焼きが、
  大層美味しかった。食事のあと受けたマッサージも
  素晴らしい施術で、大満足の一泊だった。
 
 2010年4月某日 日本・金沢  2010年4月某日 日本・金沢

 温泉1泊の翌日は、JRで金沢へ。
 兼六園では、桜を愛でるという
 より人ごみを眺める感じ。
  SANAA
設計の金沢21世紀
 美術館は外から建物を眺め、
 ひがし茶屋町が興味深く、結構長い時間をそこで
 費やし、浅野川を渡ったあたりに、素晴らしくレトロな喫茶店を見つけ
  休憩し、ぷらぷら歩いて近江町市場。

 

 
 近江町市場では、「山ちゃん」で
 お寿司。おまかせで握ってもらう。
 左写真:上段左から、
 さより、ガス海老、赤西貝
 下段左から、万寿貝、のどぐろ、白エビ
 右写真:左から、いわし、なめら、 ボタン海老、梅貝。
 金沢ならではのネタが、やはり抜群に美味。
 書き留めないと忘れてしまうので、しこしこメモを取っていたら、大将(写真
  右)に「勉強熱心だねえ。で、食べるの早いねえ」と言われた。
  勉強じゃないんですけど。食べるのが早いのは認めます。
 
 2010年4月某日 日本・京都  2010年4月某日 日本・芦屋

 今年の京都は、比叡山延暦寺。
 JR湖西線で比叡山坂本駅まで
 出て、坂本ケーブルで山頂まで
 行くルートを取った。
 あいにくの雨模様。
 下界では曇天程度だったものが、山頂まで行くと
  結構などしゃ降り。
 それでもめげずに、東塔、西塔を歩き回る。
 夕食は、京都市内まで出て「ケザコ」。
 フランス人、ステファンさんがオーナー&シェフの人気フレンチ。


 


 家族の外食、今年は芦屋の
 「ラッフィナート」。
 ソムリエールが、クールかつフレ
 ンドリーな、若いのにしっかり した
 方で、彼女と相談しているうちに、結構な量を消費したようで、コースの後半
 以後の記憶がまったくございません。
 タクシーに乗っての帰宅途中、「バーXXX(実家の近所のいきつけバー)に
 行こう!」と高らかに叫んで、みんなを引き連れてバーになだれこんだそう
 ですが、それも記憶にございません。
 前半で覚えているのは、のどぐろ。山代温泉での夕食、金沢でのお寿司に
 続き、日本滞在5日にして3度目の遭遇。皮がこのようにパリっと焼いてある
 のが、私好み。
 
 2010年4月某日 日本・東京    2010年4月某日 日本・東京

 しばらくの単身赴任で東京・千駄木に住むように
 なった弟と、谷中の「カヤバ珈琲」で朝食。
 昭和13年創業、平成18年に廃業となっていた
 「カヤバ珈琲」を復活させたのは、NPO法人たい
 とう歴史都市研究会と、SCAI THE BATHHOUS。
 永山祐子さん設計で再生された「カヤバ珈琲」は
 大正・初和の雰囲気を残しながらもモダンで、
 大変居心地の良い喫茶店になっている。
 モーニング・メニューで注文した「たまごサンド」が秀逸。

 
 
 3月に、ワインカントリーへご一緒
 したエディター、カメラマン、ライター
 の三ジェントルメンと、赤坂「れくら」。
 @赤坂 A日本酒が楽しめるお店
 というリクエストで選んで頂いた店。
 日本酒だけでなく、ワインも結構揃っていて、食事も
  「おつまみ」風で美味。ライターさんが日本酒にお詳しいので、いろいろお話を
 伺っているうちに、調子にのって飲むわ、飲むわ。
 喜久酔、松の司・山廃純米、伯楽星・特別純米、醸し人九平次・別誂を
 其々グラスで頂き、そのあとワインに移って、仏ロワールの白、アルザスの
 リースリング、ブルゴーニュの赤と3ボトル。飲みすぎだろう。
 「因みに、あと5分で千代田線最終が出ますよ」とエディターさんに言われて、
 慌ててお別れのご挨拶。とても楽しい一夜だった。
 
 2010年4月某日 日本・松山    2010年4月某日 日本・松山

 ゴルフ&温泉を満喫すべく、友人と四国・松山
 道後温泉。昔の職場での上司のご実家が松山
 という縁もあり、二ヶ月ほど前に連絡を入れた
 ところ、ゴルフ場の予約、夕食のセッティング、
 市内観光すべてを引き受けてくださった。ありがたいことである。
 で、友人共に久しぶりにお会いしての夕食は、道後温泉から歩いてすぐ
 の「道後椿倶楽部」で。
 愛媛県は瀬戸内海が近いこともあり、「瀬戸のお刺身」がしみじみ
 美味しかった。コチ、鯛、さわら、アジ、本マグロ、サヨリ・・と
大好きな白身とヒカリものがたっぷり。ツマのように添えられているのは、
松山市天然記念物の「ていれぎ」。和風のクレソンのよう。

 
 
「ワインカントリー日本語ガイド」のリピーターさんで、
ワイン・コレクターであられるHさんからお誘いを受け
市内「マリネッコ」。
ドクターを中心とする愛好家グループのワイン会を、
私の松山入りに合わせて開催してくださったということで、最後のシャトー
ディケム88を除き、全編カリフォルニア・ワイン。
カリフォルニア・ワインのファンなら絶対飲んでみたいと思うだろう、全12種の
ラインアップは錚々たるものだった。Hさん、ありがとうございました。
この集まりのために千葉から駆けつけてきてくださったTさんと、「久しぶりに
会うのだから、もうちょっと飲んで話しましょう」ということになり、深夜で
開いているカラオケBOXに行き、3人で深夜2時過ぎまで大声はりあげていた
とさ。
 
 2010年5月某日     2010年5月某日

 20年ぶり位にお会いする日本から
 の客人と、サンフランシスコの
 「RN74」。店内はフランスの「駅」
 を模したインテリアで、ワインも仏産
 が大半ではあるものの、サンフランシスコらしい「in」な店
 として、日本からの客人をもてなすのに重宝している店。
ポーク・ベリーとクラムの煮込み、海老とアスパラガスのグリル、
共に程よい味付けでナイス。

 
 
ビジネス・ランチで「Perbacco」。二人が90度の角度
で座れるコーナーの席をアサインしてもらえて、
ゆったりお話ができた。
この店では、がっつり食べて飲んで、というのが楽しい
のだが、昼間から女性相手にそれはイカン。
彼女はロサンジェルス在住の方だが、「やっぱりサン
フランシスコは洒落てるわよねえ。そしてとても美味
しい」と、当店でのランチを楽しんでくださった。
前菜メニューにある、地元産のイカのグリルが、この日のヒットだった。
 
 2010年5月某日    

恒例Prima」での「ピノ・ノワール・ナイト」。
今年のラインアップは
Alysian, Floodgate Vineyard, 2007
August West, Rosella's Vineyard, 2008
Dierberg, Santa Barbara County, 2006
Figge, Paraiso Vienyard, 2007
Foxen, Bien Nacido Block 8, 2007
MacPhail, Ferrington Vineyard, 2007
Pfendler, Sonoma Mountain 2007

(右に続く)
 
  earthyで大人っぽいMacPhail Pfendler、控えめな
華やかさが好ましいAlysianが、この日のお気に入り。
特にAlysianは、出されたディッシュすべてにピタっと
合っていて、ナイス。ただ、一般小売価格55ドルは
少々高い。
プリモで出されたリゾットが大層美味しく、どのワインとも相性が良かった。
MacPhailのジェイムスさんと、2008年ヴィンテージの話をしたのだが、
この直後、2008年のアンダーソン・ヴァレーAVAのものは、リリースを
見合わせることにしたとの連絡が入った。
 
 2010年5月某日    2010年6月某日
 
 一足早く、私の誕生日ランチをご馳走してくだ
 さるというHさんと、サンフランシスコ
 「Campton Place」。高級ホテルの中の
 ダイニング・ルームは気品があって「静か」なの
 が何より大事だと思う。ここは、その点、完璧。
カンパチのクルード、春野菜のグリル。
バースデー・ランチということでシャンパンも頂いて、夢見心地。
 
 
日本からの雑誌取材班と、モンテレー。この翌週から、
寒い曇天の日が続いたのだが、この週は素晴らしく晴れ
渡っていた。晴れると、海が実に美しい。夜、「Mission
Ranch
」で夕食。クリント・イーストウッド氏が今もオーナーの
一人。テラス席もあるダイニング・ルームは、日暮れ時が
ロマンティックで良い。地元の富裕層が頻繁に利用する店
なので、予約なしではほぼ無理だ。
料理は、典型的なウエスタ〜〜ン、アメリカ〜ン。ボリュームが凄い。
 
 2010年6月某日    2010年6月某日

 早朝から「The Links at Spanish
  Bay
」ゴルフコースの取材をして、
 朝食をクラブハウスで。ハッシュ・
 ブラウンにオーバー・イージーの
 卵がのっかった一品。
この日も素晴らしい快晴で、写真撮影も順調に終了。
このくらい晴れ上がって、しかも風がない日というのは、このペブル・
ビーチ地区では滅多にないこと。私はプレイはせず、撮影助手及びキャディに徹したのだが、それでも気持ちよかった。
 
 
 誕生日ディナー(主人の奢り)を、
 オークランドの「Commis」で。
 サンフランシスコの「Plumpjack
  Cafe
」(現在閉店)や、ロスガトス
  の「Manresa」で名声をあげてきたJames Syhabout氏が、
オーナー・シェフとして開いた店。デザート込みの3コースで
59ドル。
写真は、左が1コース目として主人が選んだグリルド・スキャロプ。
右が私の1コース目、ズッキーニとアスパラガスのサラダ。
とにかく、ここの料理は見た目が美しく、ウットリとして
しまう。
ホタテの下に敷かれたホワイト・ビーンのムース、
サラダの下に敷かれたスイート・バジルのピューレ、
いづれも「手が込んでる」感たっぷり。
がっつり食べたい人には、圧倒的に量が少ないかもしれないが、
「食もアートだ」ということを体感させてくれる店だ。
ワインは、Domaine Jean-Marc Moreyのシャサーニュ=モンラッシェ・
レ・シャ・ガン2004。ヴェリー・ナイス。

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 2010年6月某日

 モンテレー&カーメルの名産と言えば、アワビ。
 丸ごと一つ使われると大変高くつく食材だが、
 スライスした一部を上手にソテーされると、まずまず
 の値段の一品になる。
 モントレー、キャナリー・ローに新しくオープン
 した「Intercontinental Clement」ホテル内の「C
  Restaurant
」では、これがパスタの上に乗せられて
  いた。
 
 2010年6月某日    2010年6月某日

 ワインカントリー日本語ガイドのお客様と、ヒール
 ズバーグの「Cyrus」。
 久しぶりのここでの食事。運転してサンフランシ
 スコまで戻らないといけないので、ワインもグラス
 1杯に抑えなければならず、それが残念だった。
やはり、素敵な料理は素敵なワインと一緒に楽しみたいものだ。
写真は、セコンド・コースで出されたソフト・シェル・クラブ。
 
 
前記「RN74」にご一緒した女性のクラスメートだったと
いうフランス人男性が、ワインメーカーとしてナパに移住して
きているとのこと。彼の造っているワインを是非飲んでみて、
と1本頂いていたのがこれ。
Hesperian, カベルネ・ソーヴィニョン、Napa,
Harry's Vineyard 2006

その彼、Phillipe Langnerさんは、この春までSullivan のワインメーカーも
やっておられた。芳醇な杉の香りとロング・フィニッシュ。エレガントなカベルネ
だった。フィリッペさん、要注目だ。
 
 2010年7月某日    2010年7月某日

 ソノマのBennett Valley と言えばMatanzas Creek
 
としか浮かばないのだが、この地区のフルーツを
 使っている新進ワイナリーもチラホラ登場している。
 数日後、マタンザス・クリーク・ワイナリーに行く予定
 があったため、20ドルのシャルドネとして買っておいた
Frostwatch」シャルドネ2006を開けた。
 いちじくが出回り始めたので、プロシュート、モッツエレラ、ミントと一緒に。ナイス・マッチング。
 
 
「ワインカントリー日本語ガイド」のお客様と、
Cade Winery。 時期からすると、エステート・フルーツ
100%の2007年カベルネ・ソーヴィニョン、ハウエル・
マウンテンがリリースされている頃なので、楽しみだった。
威風堂々なボトルにふさわしい、芳しい香り、良質カカオと
ダークベリーの風味。素晴らしいワイン。
生産量800ケースなので、これはすぐ売り切れるだろうなと予想していたが、
秋に再訪した時は既に、このワインがテイスティングに出されていなかった。
 
 2010年7月某日  2010年7月某日

 「ワインカントリー日本語ガイド」のお客様と、
 ソノマ・ヴァレー地区。
 前記Matanzas Creekワイナリーは、ラベンダ
 ー畑で有名。例年だと6月末に満開の時期を迎える
のだが、今年は気温が上がらない春〜初夏だったため、7月中旬になろう
としている時期でも、まだ美しかった。ラベンダーばかりが話題に上る
けれど、マタンザス・クリーク・ワイナリーでは、ツアー&ヴィンテージ・
ルーム・テイスティング(予約要)が侮れない。
 
 
SFジャイアンツ(野球)ファンのロバートと、A'sファンの
私との間で、6月のリーグ交流戦で負け越した方が
ディナーを奢るという約束を交わしていた。結果、A's
負け越しどころか3連敗して、この日のディナー。
ロバートの提案で、ナパ「Fume Bistro」。ファンシーな
高級レストランではないが、手頃な料金でグリル料理が
頂けるカジュアルな店。
ロバートが1994年のルビコンを持参してくれて、どっちの奢りかわからなくなる。94年のルビコン、私が抱いているルビコンの印象をそっくりそのまま体現させてあるかのようなワインだった。ナイス。
見よ、このTボーン・ステーキの巨大さ。でも、この大きさのおかげで、じっくり、ゆっくり、ルビコンを楽しむことができた。
 
 2010年7月某日    2010年7月某日

 ディスカウント・ショップではない、普通のワイン屋さん
 で、20ドル以下のカベルネ・ソーヴィニョンを見つけると、
  つい買ってしまう。
 初めて目にするこのワインは、造り手が「Pey-Lucia」
 
Pey夫妻だと知り、興味津々で購入。
  しかも18ドル!
  Textbook, カベルネ・ソーヴィニョン Fin de journee 2007
ミートローフを作って合わせてみた。30〜35ドルだと言われても問題ないくらいの飲みやすい、ナイスなカベルネ。
(Mise en placeと名付けられた方のカベルネは48ドル程する。)
 
 
 ニューヨークからの顧客と、アンダー
 ソン・ヴァレー1泊2日。春先の記録的
  な霜、そして夏の大規模な山火事に
 より、2008年のアンダーソン・ヴァレ
 ー産フルーツは散々な目に会っている
 。今年、丁度、その2008年ものが
 リリースされている時期で、「どんなものなのか」を体験しにいったわけで
 ある。
アンダーソン・ヴァレーは、ピノ・ノワールの産地として頭角を現してきているが、一方で、私好みのゲヴルツトラミネールが複数のワイナリーで造られていて、赤・白バランス良く試飲を楽しむことができる。
夜は、Fort Bragg の「Randezvous Restaurant」。B&Bの中にある店。
最初の白はICI/LA-BAS, シャルドネ、Victoria 2006
アンダーソン・ヴァレーのElke Vineyardのフルーツを使っている。
赤は、私が持ち込み。Lynch, カベルネ・ソーヴィニョン 2002
最近、ここのワインを見かけないのだが、廃業したのだろうか。
 
 2010年7月某日  2010年7月某日

 初夏は、ロゼ・スパークリングや各種白が欲しくなる。
 アンダーソン・ヴァレーで、せっせと仕入れた白を
 早速開ける。
  Foursight, ゲヴルツトラミネール、
  Anderson Valley 2009.
  アンダーソン・ヴァレーでゲヴルツとなると必ず耳に
 するのが、
Ferrington Vineyard
フォーサイトのものも、当ヴィンヤードのフルーツ100%。
シュリンプとフェネルのピリ辛ソテーと合わせて、ドライなゲヴェルツ
を満喫。
 
  いつも行く日曜日のジャックロンドン・スクエアでの
ファーマーズ・マーケットに、Sonoma Sea Salt
店が登場した。この塩を使ってのザウワークラフトを
メインに販売しているのだが、プラスティック容器に
自分で好きなだけ取ってください、という塩そのもの
を買ってみた。
キメが荒いので、大きな肉の塊りに振りかけてみたり、パスタを茹でる時に鍋にバラバラほりこんでみたりしている。結構、使い勝手が良い。
 2010年7月某日    2010年7月某日

 鶏とタケノコの煮込みを作ったら、またゲヴェルツが
 飲みたくなり、
   Londer, ドライ・ゲヴルツトラミネール、
   Anderson Valley 2008

 ロンダーは、スイート・ゲヴェルツも出していて、それもナイスなのだが、初夏の夜にはやっぱり ドライなゲヴルツが良い。
 
 
ひょんなことから、ヨセミテのマリポサ・グローヴ、翌日
フレスノ郊外のゴルフ場でゴルフという1泊2日の
小旅行with ハスバンド。フレスノの安宿に泊まった夜の
食事は、「Sakura Chaya」。フレスノまで来て日本食は
なかろうと思ったのだが、彼の意向に従う。サンフランシ
スコ近辺ではもう見かけなくなった、鉄板焼きあり、寿司
バーあり、カクテル・バーありの大ジャパニーズ・レストラン。
寿司カウンターに座り握りを注文したが、まあこんなものだろう。
こういう店では、いわゆる「ロール」を注文するのが妥当かと思い、ソフトシェル・クラブのなんとかロール(名称、失念)を注文。出た。これだけで1500カロリーくらいあるんじゃないかと思われる。
 
 2010年8月某日    2010年8月某日

 下の息子の大学キャンパス見
 学で、南カリフォルニア&サン
 ディエゴ。
 サンディエゴから北に20分ほど
 のEncinitasという街に1泊。
安宿から歩いてすぐのところに、ムーン・ライト・ビーチという浜辺があり、夏休みということもあり、結構な賑わい。
夜は、Opentableで見つけた「Savory」でディナー。
セントラル・コースト産のワインが豊富、とウエブサイトに謳ってあったので。ソムリエのお奨めで、Kukkula, White, Vaalea, Paso Robles 2008
ローヌ品種のブレンド。パソ・ロブレス地区からは、たくさんのローヌ
系ワインが出ているが、大半のものが私には少々甘すぎる。
 
 
 19ドルというピノ・ノワールを見つけて、「止めといた方
 が良い」という内なる声が鳴り響くも、つい購入。
  DTAIL ピノ・ノワール、ソノマ・カウンティ2007。
 ボトルには、「DTAIL」と「D」だけエッチングされている
 が、造り手はDovetail Vineyards。カベルネとピノ・ノワールの
  2種のみを造っているという変わり種。
 Dovetail名で出しているピノ・ノワールは1本45ドル〜55ドルほどするのだが、このDTAIL は、単一畑ではないアペレーション・ワインとして、このような廉価で出しているようだ。
手羽先のグリルと合わせた。可もなく不可もなく。

 
 2010年8月某日  2010年8月某日

 京都からの友人と、バークレー
 「Gather」で夕食。夏時間でまだ
 日が高いうちの夕食は、キュートな
 カクテルでまず喉を潤したくなる。
 で、ピスコ・サワー。アーティスティッ
 クな一杯も、ほぼ一気飲み。
 この日のスペシャルのサラダは、ひとつひとつの素材が味わい深く新鮮。そして、ここのピッツアが私は好きだ。この日は、いちじくのピッツアを注文。美味しい。
 
 
 バークレーに、アメリカ人がオーナー&
 シェフの焼き鳥屋さんができたという
 話を聞き、息子どもが出払った夜、
 主人と二人で行ってみた。
 バークレー「Ippuku」。
 予約なしで訪れたので、カウンターに
 座ってあれこれ注文。
焼き鳥も美味しかったけれど、前菜のバラエティが、日本の居酒屋ぽくて良かった。酒盗とクリームチーズの組み合わせなぞ、ユニークかつ美味。
そして何より、日本酒と焼酎の品揃えが素晴らしい。
オーナー・シェフChristian Geideman氏のセンスに感銘を受けた。
頑張れ!
 
 2010年9月某日 日本・東京  2010年10月某日

 仕事で東京7泊。自由になる夜が
 一晩だけあったので、東京在住の
 友人とディナー@半蔵門「ARGO」。 
 皇居を手前に、そして皇居の向こう
 に丸の内のビル群がきらきら光る
 素敵なセッティング。
 シャンパーニュと白をグラスで、ブルゴーニュの赤(アルマン・ルソー、
シャルム・シェンベルタン2005)をボトルで注文したことは覚えているのだが、デザートの写真を見ると、どうもデザート・ワインもグラスで注文したかのようだ。飲みすぎだ。天然記念物という児島牛も注文しちゃったもんだから、びっくりするようなお会計だった。
 
 
 冷夏のあと、9・10月はインディア
 ン・サマーでやっと夏っぽい日が
 出てきた。でも、ファーマーズ・マー
 ケットには秋の味覚がちゃんと登場。
オレゴン産の松茸。これが市場に出ると、すぐに我が家は松茸ご飯。大ぶりのものを3〜4個で、15ドル程度。
鶏もも肉、油揚げと一緒に炊き上げ、おかずは大根の煮たものと、イカと紫蘇のソテー。
ここまで純和風だと、当然、日本酒が欲しくなる。「ワインカントリー日本語ガイド」のお客様から頂戴した「雪の芽舎」純米古酒・隠し酒。
大変滑らか、かつ、フルボディ。美味。
 
 2010年10月某日    2010年10月某日

 茄子の田舎煮を作ったら、また日本酒が飲みたく
  なって、これもまた「ワインカントリー日本語ガイド」の
 お客様から頂いた「東一(あずまいち)」。
 ワインかと見間違うようなボトルとラベル。
 何も知らない主人は、グラスに注いだ途端、「もの
 すごく色のないワインだねえ」と言っていた。
すっきり爽やか、飲みやすいお酒だった。
 
 
ビジネス・ランチを、ラークスパー「Jason'sで。
かなりのサイズの店で、地元の人達の様々なオケージョンに対応しているのだろう。
メインに、seared Cajun Ahi Tunaを注文したら、びっくり。
ものすごいサイズのものが出てきた。




 
 2010年10月某日  2010年11月某日

ビジネス・ランチを、サンフランシスコの「George's」で。この場所にこんなシーフード主体レストランができていたなんて知らなかった。
ロー・バーもあり、なかなか。
前菜メニューから注文したフライド・サーディンは、イワシが丸ごと3匹、いい感じに焼きあがってど〜んと出てきた。ハリバットのセヴィーチェも、ヴィネガーの効き方がナイス。
 
 
主人のバースデー・ディナーを、サンフランシスコの「Acquerello」で。イタリアンの老舗として君臨する店だが、今まで一度も訪れたことがなかった。カジュアルな店が主流になっている中、重厚なサービスを受けられる稀有な店となっている。前菜、パスタは注文したものどれも素晴らしく、大満足。私はメイン・ディッシュをパスして、チーズ盛り合わせを代わりに注文したのだが、それが正解だったような気もする。
ワインは、ソムリエのアドバイスを受けて、Silvio Nardiのブルネッロ・ディ・モンタルチーノ Vigneto Manachiara 2003。
 
 2010年11月某日    2010年11月某日

約6年ぶりの再会で、日本からの客人と、サンフランシスコ「Marlowe」。店名と内装を一新して再出発した途端、人気が出たレストラン。ひと皿のボリュームも適度で、ワインもバカ高いものは置いておらず、安心して飲み食いができる。サービスもフレンドリーかつ、目が行き届いている様子。
前菜から注文した芽キャベツのチップスに、大いにハマってしまった。
また来たいと思う。
 
 
仕事先の方のバースデー祝いを兼ねてのビジネス・ランチを、サンフランシスコの老舗「Zuni Cafe」で。ここは何時来ても「間違いない」。ランチだけれど、お祝いだったので、ロゼ・シャンパーニュをボトル注文。
Veuve Fourny & Fils, Brut Rose 1er Cru, Vertus
前菜の柿とフェネルのサラダは、真ん中に添えられたゴート・チーズがナイス。アントレに、ハンバーガーを頼んだのだが、これが2010年に食したハンバーガの中で一番の美味しさだった。バンをフォカシア・ブレッドにしているのもミソ。
 2010年12月某日    2010年12月某日

結婚20周年記念で、4泊のアリゾナ州。セドナ2泊、モニュメント・ヴァレー2泊。フェニックス空港からレンタカーでセドナまで北上する途中、「アリゾナ州に来てまでワインかい」と言われながら、Verde ValleyのPage Springs Cellarsへ。日曜日ということもあり、テイスティング・ルームにはたくさんの人。Verde Valley地区のワイナリーは、ローヌ系品種のワインを主に造っているようだが、ルーサンヌ&マルサンヌ等の白ブレンドはナイス。
セドナの街でも、ハイアットがあるモールの中にあったワイン・テイスティング・ルームで、Verde Valley産のワインをしこたま試飲した。(右に続く)
 
 
ローヌ系、いづれも悪くはないのだが、微妙に高い。セドナの街中、すべてにおいて、オーバー・プライス気味なので、仕方ないのかもしれない。ローヌ系よりも、意外にメルローがナイスだったように感じた。前回、セドナを訪れた時は、車椅子の祖母を連れての旅行で、車椅子で行ける場所しか行けなかったため、今回の主目的は「ハイキング」。ティーカップ・トレイルを朝一番にこなし、その後、キャセドラル・ロック。
セドナは「パワー・スポット」、「癒しの場所」として日本人訪問客にも人気なようだが、私にはそちら方面の感性がない。そんな私のような者にも、しかしながら、セドナは素晴らしい場所だと思う。
 
 2010年12月某日    2010年12月某日

モニュメント・ヴァレーには2泊して、Goulding's の1日ツアーに参加。午前中は、モニュメント・ヴァレーの南に位置する「ミステリー・ヴァレー」(ナバホ族の居留地)を巡る。これが予想以上に興味深く、見どころ満載で、午後のモニュメント・ヴァレー観光が霞んでしまったくらいだった。ナバホ族の昔々の生活の跡が、そこここに残されていて、そのあまりの「そのまま」具合に驚いた。
 
 
モニュメント・ヴァレーはユタ州側に位置し、ナバホ族の居留地でもあるので、レストランでは一切アルコールが出されない。事前にそれを読んでいたので、セドナでアリゾナ州ワインを赤・白1本ずつ買いこんでいたのだが、レストランへの持込もダメと、現地でわかった。仕方ないので、買ったワインは、夕食に出る前に部屋で1〜2杯飲み、ディナーから帰ってきたあと、また部屋飲みして消化。飲めないとなると余計に飲みたくなるものだ。「View Hotel」のダイニングでは、「ノン・アルコール・ワイン」というのを試しに注文してみたが、何とも表現しがたい代物で、主人も私も2口すすっただけで終わり。写真のように、見た目は美味しそうな色なのだが・・。
 
 2010年12月某日    

友人のお誘いを受け、Solano Cellarsでの「カレラ垂直テイスティング」に参加。15名限定のテイスティングで、当日は10名ほどが来ていた。「垂直」とは言っても、畑を統一しての純粋な垂直ではなく、畑もヴィンテージもバラバラ&飛び飛び。それでも、90年代のカレラを久しぶりに口にすることができるのは嬉しいことだ。(右に続く)
 
  サーヴされた順に、
カレラ・ミルズ 94、 カレラ・セレック 95、カレラ・ミルズ 97、
カレラ・リード 01、 カレラ・ミルズ 02、 カレラ・セレック 03
カレラ・ライアン 07、 Calera de Villiers 07。
来場者10名の間で、最も好きなワインがバラけていた。それだけ、人の嗜好というのは多様であるということだ。私個人は、一番価格が低く、一番最近のCalera de Villiersが最もしっくりきた。バランス良く、フレッシュなearthyさがナイスだった。これ以外だと、ミルズのものが好ましく、97,02共に、酸がきれいに立っていたように感じた。
 

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