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                ベイエリア、新レストランTOP10 
                              
by Michael Bauer @ San Francisco Chronicle

                「レストランは、ベイエリアのウオール・ストリートだ。」と言っておられるのは、お馴染み、サンフラン
                シスコ・クロニクル紙のフード批評家、マイケル・バウアー氏です。世の中の景気と肩を並べるように、
                ベイエリアのレストランは浮き沈みを繰り返しています。
                2004年には、過去2年間分を足したものより多くの数の新規レストランが開業しました。
                「もし2004年がある種の予言を示すなら、我々は新たなブームの中にいる。」と彼は言っています。

                そのマイケル・バウアー氏が絞りに絞って決めた、「2004年・新規レストランTOP10」を
                ご紹介しておきます。           

Town Hall
タウン・ホール
 
 長年、人気レストラン「ポストリオ」のシェフ
 をしていた、マイケル&スティーヴン・ロー
 ゼンタール兄弟が開いた店。
 古くからある建物を、外観はそのままに、
 内装をブラウン主体の、温かみのある
 カジュアルなものにして、連日大盛況。
 ランチに2回ほど行きましたが、ちゃんと
 毎日料理をしていた頃のお母さんの料理、といった趣きで、
 派手さはありませんが、心温まるものです。
 週末の夕方など、入る隙間がないくらい混んでます。
 
Poggio
ポッジオ
 
 ユニオン・ストリートの「Prego」、そして
 チェーン店「イル・フォルナイオ」を成功させた
 ラリー・ミンデル氏が開けた、サウサリートの
 イタリアン。
 サウサリートの中心に、テラス席も設けての
 洒落た雰囲気を持ってきたのですが、
 あまりにソレっぽすぎて(?)、個人的には
 まだ食事をしたことがありません。
 エスプレッソ1杯頂いただけです。 
 
Quince
クインス
 
 個人的にも、2004年の新レストランNo.1だと
 勝手に決めてしまったほど好きになった店です。
 開店直後は、予約が取れにくいと評判になりま
 したが、ようやく落ち着いてきました。
 ほぼ日替わりでメニューが変わるので、頻繁に
 訪れたくなります。当サイト上での記事も、
 お読み下さい。
 
A16  
 行きたい、行きたいと思いつつ、まだ訪れることができずにいる
 店 です。イタリアンですが、一瞥せずとも注文してしまえるよう
 なメニューばかりの標準的イタリアンではなく、ここはカンパニア
 の料理が中心で、シェフのChristophe Hille氏は、米国内でも
 数少ない「certified pizzaiolos」だそです。
 女性ソムリエの評判もよろしく、面白い伊ワインが楽しめそう
 なので、近いうちに是非行きたいと思っています。
 
Va de Vi
ヴァー・ディ・ヴィー
 
 小皿料理とワインの店。サンフランシスコ
 から東へ45分ほどのウオルナッツ・クリーク
 という街にあり、開店直後から地元の人達に
 人気のレストランとなっています。
 注目すべきは、3種1セットになった、ワインの
 テイスティング・フライトが、赤・白合わせて
 16セットもあることです。グラス売りのものも
 数多く、仕事の帰り、食事の前に軽くひっかけ
 にいくのに最適。
 
Pearl
パール
 
 バークレーとオークランドの境界線近く、裕福な客層が控える
 ロックリッジ地区にオープン。
 ありそうでなかったオイスター・バーが売りで、他のディッシュも、
 アジアン・テイストが少し入った、なかなかリーズナブルな内容。
 レストラン激戦地区にありながら、健闘しておられるようです。
 ここも、まだ行ったことがないので、オイスターが美味しい季節の
 うちに訪れたいです。
 
Michael Mina
マイケル・ミナ
 
 恐らく、04年に開業したレストランの中で、最も話題を呼び、最も
 人の入りが良く、最も高い店ではないかと思われます。
 伝説のシーフード・レストラン「アクア」の初代シェフで、今では
 ラスベガスにも2軒、店を構える有名シェフ、マイケル・ミナ氏が、
 ユニオン・スクエア前にそびえるウエスティン・セント・フランシスの
 1階に、自分の名前を冠したレストランを開けました。
 開けた途端、ホテル・ユニオンのストライキが勃発し、9週間ほど
 店を閉めていなければなりませんでしたが、それも話題の一つに
 なっただけのようです。
 3コースで78ドルですが、各コースにつき、ひとつの食材が
 複数の異なる調理法で出てくる、という、ものすごく「レーバー・
 インテンシヴ」な内容。
 私の今年の誕生日は、ここのディナーでよろしく!と、主人に
 週一回、念押ししております。
 
Frisson
フリッソン
 
 「エリザベス・ダニエル」という出だし快調、
 知らないうちにズルズル人気低下、で閉店
 した店がありましたが、そこのオーナー・シェ
 フをやっておられたダニエル・パターソン氏が
 開いた店。
 デザイン事務所や、アンティーク・ギャラリーが
 ひしめくジャクソン・スクエアにあるのですが、
 夜行くと、どこに入口があるのか、かなり目を
 こらして歩かないと見つかりません。
 一歩中に入ると、そこは別世界。
 そこだけ宙に浮く宇宙船のような感じです。
 まだ食事はしたことありませんが、ゆったり広々としたバー・
 ラウンジが素敵で、ホロ酔いが本格酔いになります。
 

Bocadillos

ボカディーヨス

 
 
 ここも個人的にトップ5に入れているお店
 です。予約を取らないので、ピーク時に
 行くと待たされるのを覚悟しなければ
 なりませんが、明るく丁寧なサーバーの
 人達、流れる今風の音楽、出てくるまで
 わからないユニークなメニュー、
 興味深いワイン・リスト、どれもまさに「今」
 必要とされている要素を持つレストランだと思いました。
 当サイトの記事もご覧下さい。
 
La Suite  
 「スランティド・ドアー」がフェリー・プラザ内に移転したあと、入った
 レストラン。プロバンス地方の料理を中心にしたフレンチです。
 今や珍しくなった「テーブル・サイド・サービス」(サラダのドレッシ
 ングや、メインディッシュのソースを、各テーブルでサーヴする)を
 復活させたことでも話題になっています。
 少々「いいお値段」なのですが、ランチ時に一度訪れてみたいと
 思っています。
 

                という10軒でしたが、写真は全て自分で写したものです。ということは、10軒中6軒に行っている
       わけで、まあよく遊びまわっていますこと。
                (註:上記リスト内コメントは、小林のものです。マイケル・バウアー氏のコメントをご覧になりたい
                方は、こちらへどうぞ。英語です。)

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