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フランシスカン・オークヴィル・エステート Franciscan Oakville Estate
【立派なビジター・センター】
ハイウエイ29号線を北上していくと、セント・ヘレナの街に入る手前、
画像をクリックして、ご覧下さい。
右手に立派な建物が見えてきます。
それが、フランシスカン・オークヴィル・エステートです。
エントランス脇のガーデンも丹精込めて手入れされており、
作業中の庭師さんたちが愛想良く挨拶してくれます。
フランシスカンと言えば、1970年代後半に設立されて、
80年代半ばから最近まで、 オーガスティン・ヒューネイオス氏が
社長だったワイナリー、として認知されています。
(現在彼は会長)
「Estancia」というアレキサンダー・ヴァレーのワインがありますが、これも、フランシスカンの別ブランドです。
数年前に、敷地内建物を大改装し、美しいビジター・センター
が完成しました。現在、ここでテイスティングを楽しめるので
すが、普通のテイスティングだけでなく、テーマに沿った
テイスティングが用意されています。
現在のところ、4種類あります。
@ The Art of the
Blend
毎日午前11時と午後2時 ひとり20ドル
「マグニフィカート」という当ワイナリーの高級ブレンド・ワインの
テイスティングを兼ねたブレンディング・セミナー
A The Dynamic Duo: Wine
and Cheese
毎日午後1時 ひとり25ドル
フランシスカンの4種のワインと、カリフォルニアの
4種のチーズのテイスティング。
組み合わせ方によって、どれだけ味わいに違いが
出てくるか、どういう組み合わせが楽しいかをセミナー。
B Sensory Evaluation
毎日午後12時 ひとり25ドル
フランシスカンの様々なワインを、嗅覚と味覚でテイス
ティング。どのワインにどういう特定のアロマがあるか、
どの程度の嗅覚を各自が持っているかをセミナー。
C Personalized Private
Tasting
アポイントメント制 ひとり30ドル
フランシスカン・エステートが携わっているワイ
ン(Quintessaを除く)から4種自由に選び、
プライヴェート・ルームでテイスティング。
今回は、@のブレンド・セミナーを取ってみました。
ビジターセンターの右奥にある個室に入ります。
テーブルには、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、
カベルネ・フラン、マルベック、プティ・ヴェルドー5種が、
順番に置かれています。
これらは、ついこの前2003年秋に収穫されたもの。
通常なら、まだまだ樽の中で寝かせられているはずの
ものです。
座って、フランシスカンでのワイン造り行程や、テイス
ティングの仕方の説明を聞いたあと、目の前の5品種の
テイスティングです。テイスティングの半分以上は、
嗅覚に頼るところ大との説明を受けつつ、それぞれの
品種がもつ特徴を自分の頭にインプットしていきます。
そして、いざブレンド! 細長いピペットでズズズっと
吸い込みます。「ゼロ」の目盛りまで吸い込むと、
それがおそよ20%。
カベルネ・ソーヴィニョンが突出して素晴らしかったので、
私はコレを中心にブレンドすることにしました。
理科系が大の大の大の苦手であるところの私は、
ピペットを扱うというだけでボ〜っとなり、ゼロ目盛りまで
吸い込んだカベルネを、7回も空グラスに注ぎ込み
ました。 さすがにこの時点で、足し算くらいはできるので、「おかしいだろう」と気づき、やり直し。
結局、私はカベルネ・ソーヴィニョン80%、メルロー10%、カベルネ・フラン5%、
プティ・ヴェルドー5%のブレンドを完成させました。マルベックは何となく、ハムっぽい
香りがよくわからなかったので、まったく使わずじまい。
自分のブレンドを完成させたあと、フランシスカンのブレンド
・ワイン「マグニフィカート」を試飲します。 そりゃあ、全然
比較にならないでしょう。ド素人のおっつけブレンドと、
プロのブレンドが近いわけがない。
でも、大きく違うのは、出されたマグニフィカートが、
2000年ヴィンテージであり、ブレンド用の5品種は、2003年のものだということです。
18ヶ月の熟成期間もなし、ですから、もともと比較の対象になりえないわけです。
それでも、「こういうワインを」とイメージしても、ブレンドしていくたびごとに、どんどん、そのイメージ
から離れていく悲しさ・・・。そして出来上がったブレンドの何とも言えぬ、魑魅魍魎的味わい。
笑えてしまいました。
2000年マグニフィカートは、ハーブ系の香りが深い、ソフトなワインでした。
内容は、73%メルロー、22%カベルネ・ソーヴィニョン、2%カベルネ・フラン、2%プティ・ヴェルドー、
1%マルベック。
カベルネ・ソーヴィニョンが今ひとつだった2000年というヴィンテージらしい比率だと言えるでしょう。
私達がブレンドした2003年のジュースを使ったマグニフィカートは、2006年〜07年にリリースされる
ので、覚えていたなら、その時、本物マグニフィカートのブレンド比率を確かめてみたいと思います。
絶対、カベルネ・ソーヴィニョン主体になっているはず・・・・・・・のはず・・・・だと思います。
FRANCISCAN
OAKVILLE ESTATE |
|
住所 |
1178 Galleron Rd, St.Helena |
電話 | (707) 963-7111 |
ウエブサイト | http://www.franciscan.com |
訪問 |
ビジター・センターは、毎日午前10時〜午後5時オープン。予約不要。 上記の特別クラスは、前もっての予約要。 ビジター・センターでのテイスティングは2種類。 ★クラシック・オークヴィル・テイスティング 5ドル
★リザーヴ・テイスティング 10ドル
ワインを購入すれば、上記のテイスティング代は相殺されます。 |
(2004年5月現在)
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