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オーガニック・ファームの大展示場 Long Meadow Ranch Winery
ナパ・ヴァレー内で開かれているファーマーズ・マーケットの中で、5月から再会される
セント・ヘレナのマーケットは、観光スポットとしての魅力が充分です。その一角に、出店して
いるのが、「ロング・メドー・ランチ」です。
ホーム・ワインメーキングの経験を長年積んできたテッド・ 画像をクリックして、ご覧下さい。
ホール氏が、セント・ヘレナの南西、Mayacamas Mountain
地区の土地を購入したのが、1989年。
現在、全600エーカー(約1980坪)の土地には、スコッチ・
ハイランド種の牛、アパルーサ馬が飼われている牧場、
1870年からあるというオリーブ畑、そしてワイン用のヴィン
ヤードが
あります。オーガニック・ファームの大展示場と
でも言いましょうか。
ハイウエイ29号線を左に折れ、ぐんぐんぐんぐん山の中へ
入っていった先に、ワイナリーはありました。途中からは
私道となり、本当に道幅狭く、対向車が来たらどうしよう、と
不安になるくらいです。
白いゲートまで辿り着くと、その向こうは一面の緑。
立派なナチュラル・ストーンの建物の前からは、ヴァレーが
一望に見渡せます。
ワイン自体、現在市場に出ているのは、カベルネ・
ソーヴィニョンのみ。メーリング・リストのメンバーのみに、
サンジョヴェーゼが売られており、また、来年には初の
ブレンド(赤)が、メンバーに公開されるとのこと。
600エーカーの敷地のうち、ヴィンヤードが占めるのは
たったの25エーカーだけ。3月末〜4月というのは、
霜対策に忙しい時期ですが、ここではテッド氏が発案
したという、プロパン・ガスの発煙機(?)が置かれて
いました。ナパ・ヴァレーでコレをしているのは、ここだけ
だそうですが、確かに、こんな風な置き方をしているのは
見たことありません。
ワインもさることながら、ロング・メドー・ランチの見所は、
やはり、元気いっぱいに育っているオリーヴ畑と、角が
凄いスコッチ・ハイランド種の牛が放牧されている牧場
だと思います。
牛が放牧されているあたりまでは、ハイキングになり
ますが、事前に手配すれば、スイス・アーミーから
引き取ったトラックで、敷地内ツアーを楽しむことが
できます。
Free-range(放し飼い)、grass-fed(草食)の牛は、
狂牛病など無縁の高品質ビーフを提供してくれます。
ウエブサイト経由で、取り寄せられますので、米国
在住の方、一度食されてみてはいかがでしょう。
敷地内で収穫されたオリーヴは、ワイナリー内の
フラントイオで、新鮮なオリーヴ・オイルにされます。
「Prato Lungo」と「Napa
Valley Select」とネーミング
されたエキストラ・ヴァージン・オリーヴ・オイルは、
少々値段は張りますが、品質は非常に優れた
間違いのないものです。
リリースと共に、ものすごい勢いで売れていきます
ので、要注意です。新リリースは、6月。
この600エーカーの敷地のほか、2002年には
ハイウエイ29号線沿いに、「ラザフォード・ガーデン」を
購入し、ここでオーガニックの野菜や果物を栽培して
います。
オーガニック・ファーミングの総合プロデューサーとも
言うべき、ロング・メドー・ランチは、ナパ・ヴァレーに
おいて、非常にユニークかつ、貴重な存在です。
セント・ヘレナのファーマーズ・マーケットは、5月から
毎週金曜日の朝、開かれますが、大抵、オーナーの
ラディー・ホールさん(テッドの奥様)がブースに立たれています。
ナパ・ヴァレーの自然の恵み、オーガニック・ファーミングの努力の結晶を、
是非、味わって頂きたいです。
Long Meadow Ranch Winery
ロング・メドー・ランチ・ワイナリー
住所:1775 Whitehall Lane, St.Helena
電話:(707)
963.4555
ウエブサイト: http://www.longmeadowranch.com
訪問:事前予約要。週末は困難。
オリーヴオイル中心のツアー:45分、
全プロダクトのツアー:2時間、など、
見たい内容によって、ツアーの内容・所要時間が変わります。
ランチまでの道が非常に狭いため、大型バスは入ってこられません。
ツアーも、最大10名までに限られます。
ツアー料金は、内容によって違いますが、50ドル〜。
(2004年3月現在)