スープやら鍋やらが頻繁に登場してくる季節となった。
この日はキムチ鍋。豚の薄切り、ネギ、韓国のお豆腐、そしてシイタケまで入れる。
本当なら、こういうメニューには焼酎、ちょっとクセのあるイモ焼酎などキュっと頂きたいのだが、そういうものが在庫に
なかったので、とんでもない組み合わせではあるが、カベルネを出してきた。
Mount St. Helenaのカベルネ、ナパ・ヴァレー03。
キムチの辛さで舌が麻痺するので、ワインの味はわからなくなる。申し訳ないことをした。
サンクスギビング・デーは静かに終わったが、その連休の間に、いつもの仲間とワインの集い。
久しぶりにブラインドをしようとしたが、何のブラインドにしたら良いのかハタと悩む。ワイン屋さんにでかけて、
じっくり選ぶという時間も余裕もなかったので、我がクロゼット・セラーから、2003年ヴィンテージのピノ・ノワールを
4本出してきて、AVAを当てるブラインドをやってみた。
まったく異なる4地区からのピノを選んだつもりが、タグ記入に間違いがあり、結局3地区4本になった。
誰ひとり、全問正解はできなかったし、好みもバラけた。
好きな順1〜4位を、それぞれ4〜1ポイントで加算してみると、3本までは11〜12ポイントで横並び。
ある1本だけ、たった5ポイントで断トツ不人気。 どれが不人気だったかは書きません。 出したのは、
TR Elliott, Russian River Valley
MacPahil, Russian River Valley
Paul Lato, Santa Maria Valley
Testarossa, Santa Rita Hills
私個人の好き度では、3番目の「Paul
Lato」が抜きん出てトップだった。
食べ物は、各自1品ずつ持ち寄りをした。和食レストランに勤めるご主人を持つSは、カンパチの刺身を持ってきてくれたのだが
カンパチ一匹丸ごと分の刺身なんて滅多に体験できないので、なりふり構わず黙々と食べた。
シャトー・モンテレーナのリースリングが素敵に良く合った。パリス・テイスティングXX周年の影響か、シャトー・モンテレーナに
行く機会が結構あったものの、何回行っても正直、あまりピンと来ない。が、このリースリングは唯一、「また飲みたい」と思う
ワインで、訪れるたびに買っている。程よい甘みが、脂ののったカンパチとナイス・マッチング。