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2008年11月12日
大統領選挙も終わり、ハロウイーンも終わり、ガソリン価格はひゅるひゅる下がり、でも失業率は上がり、円はドルに対して高くなり、
今週の「あれこれ」は、10月末に開催された「Pinot
on the River」テイスティング・イベントについて書きます。
会場は、Russian
River Vineyards (元、Topolos)。ほんの10数年前、このあたりはまだ、かなりの田舎で、いったん当地域に
野外にテントが設置され、約105軒ほどのワイナリーが勢揃い。 |
Berridge Wines 07 Manchester Ridge
Vineyard |
来年09年春に初リリースで、エチケットもまだ完成していない状態。真っ黒なボトルからのサーヴィングに、まず気を取られました。よくよく話をお聞きしてみると、ワインメーカーは、Tandem等でお馴染み、Greg La Follette氏。 2つの単一畑ものピノ・ノワールでデビューですが、その一つが、個人的に思い入れの強い「マンチェスター・リッジ」と知り、小声で「やった!」。 エレガントな香り、エキゾチックなスパイス風味。あと数ヶ月、ボトルの中で静かに眠らせておいたら、リリースされる春には、素敵なワインになるのではと期待が高まります。 たった46ケースの生産量。要・注目。 写真は、オーナーのRichard Berridge氏。彼の横に、グレッグと一緒にワインメーカーをしておられるGinny Lambrixさんがおられたのですが(キュートな女性)、写しきれず。 |
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Chronicle Wines 06 Cerise Vineyard |
当イベントのウエブサイト上「参加ワイナリー」リストにも載っていなかった新進ワイナリー。Cerise Vineyard の単一畑ものピノ・ノワールを出しているという点に興味深々。 やはりというか、なるほどというか、ワインメーカーは、リトライのテッド・レモン氏。森林っぽい、酸がしっかりした、大人っぽいワインで、かなり気に入ってしまいました。 写真は、オーナーのMike Hengehold氏。恐らくですが、 ナパのHengehold ファミリーの息子さんだと思います。 |
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Hop Kiln
Winery HK Generation, |
Hop Kilnと言えば、ロキオリのすぐ隣にある古いワイナリーで、何とも形容しがたいユニークな、でもとてもお安いワインを造っている所と認識していました。が、06ヴィンテージから登場の「HK Generation」は、なかなかなものです。ワインメーカーが写真のCharles Mansfieldさんで、なんとまだ24歳!この写真ではよくわからないのですが、笑顔が素敵な、実にキュートな青年。このお顔で私はやられてしまったのであります(笑)。ワインも、新世代を誇示するかのようにフレッシュ、かつスモーキーな風味もありで、ナイス。 これからがますます楽しみです。 |
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Jim
Ball Vineyards 06 Anderson Valley |
今、自分の中で「旬な」ピノ・ノワールは、アンダーソン・ヴァレー、ソノマ・コースト(本当にコーストな所の)のフルーツで造られているものなのですが、今回もまた見つけました、アンダーソン・ヴァレー独特のピノ・ノワールを。 06ヴィンテージがデビュー・ワイン。アンダーソン・ヴァレーのPhiloという街の近くにワイナリーを建設中。もうすぐ完成する予定。2種のピノ・ノワールは、いづれもエステート・フルーツで造られており、存在感あり。まだリリース前の「07 Boonville」は、コーヒー・フレーバーが顕著なシリアス・ピノ。(柔らか〜でフルーティなタイプがお好きな方には不向き。)ここも、ウオッチしていきたい、けど、60,70ドルというのは、ちょっとお高い。 |
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Orsi Papale
Estate Wines 06 Russian River Valley |
エステート・フルーツで、カベルネ・ソーヴィニョン(ドライ・クリーク・ヴァレー)とピノ・ノワール(ロシアン・リヴァー・ヴァレー)を造っておられるワイナリー。 06のピノ・ノワールは、コーヒーと、揚げたてのベニエの風味、そしてきれいな酸。すぐに食卓に持っていきたくなる、素敵なワインでした。たった250ケースの生産量で、35ドルというお値段は素晴らしいと思いました。 写真は、パートナーのお一人でワインメーカーをしておられるLawrence Papale氏。穏やかで腰の低いジェントルマンであられます。 |
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Orson Ogden
Wines 06 Russian River Valley |
ピノ・ノワールのイベントなので、とりあえずピノ・ノワールが出されていましたが、この「オルセン・オグデン」は、どちらかというとシラーにより力を入れているのではないかと思います。ピノ・ノワールは、きちんとバランスの取れた、「ちゃんとした」ワインでしたが、個人的には、20ドル代で飲める、ここのシラー、それも、「ナパ&ソノマ・カウンティ」フルーツのブレンドという1本が好きです。 | |
J.Wilkes
06 Pinot Blanc |
腰をかがめてラベルに見入っていたら、隣に、私と同じようにかがんできた人がいて、顔を見合わせて「ラベル・デザイン変わったよね」と同意。ワイナリーの人も「わははは、みんなラベルのことしか言わないんだよ〜。ワインのことはどうなんだって。わははははは」と、あくまで明るい。 Bien Nacido Vineyardのピノ・ノワールは、いろんなワイナリーのものを頂いてきましたが、ピノ・ブランは初めてでした。クーラーに入っていて開けたばかりのピノ・ブランを試飲しましたが、口当たりの爽やかなキュートなワインでした。 これで19ドルというのは、お買い得。 |
このほか、以下のお馴染みのワイナリーのワインを試飲しましたが、いづれもナイスでした。(アルファベット順)
Ancien Wines, Arista Winery, Aubin
Cellars, Bjornstad Cellars, Black Kite Cellars, David Noyes, De Loach, DuNah,
Failla, Fort Ross,
Freeman, Halleck, Hirsch, Hook & Ladder, Inman, Joelle Wine, Kanzler, Kastania,
Kasuari, Keefer Ranch, Keller Estate,
Ken Brown, Kosta Browne, Littorai, Longfellow, MacPahil Family, Olson Ogden,
Patz & Hall, Pellegrini Family, Roar, Roessler,
Russian River Vineyards, Siduri, Skewis, Small Vines, Sojourn Cellars, Soter,
Tandem, TR Elliott, Vergari