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2006年10月25日

インディアン・サマーと呼んでもよいだろう快晴・高温の日々が続いています。10月の第一週に結構な量の
雨が降った日があり、まだ収穫を終えていなかったヴィンヤードの関係者は冷や!としましたが、
この好天でその不安もいくらかは解消されたことでしょう。
ワインカントリーは、秋まっさかり。
ぶどうの木の葉っぱが、黄金色、茶色、赤色に染まり、風景に秋らしい「しっとり感」が加わっています。

今週は月末ですので、なんちゃってブログ「こんなもの食べてます飲んでます」10月号をお届けします。
 

 2006年 10月某日

仕事先の人とのランチ・アポイントを、サンフランシスコの「A16」で。この店を有名にしたシェフ
Christophe Hille氏は
もうここにはいないのだが、相変わらずディナーは混んでいるようだ。
前回来た時に食べて感激したトリッパを注文したのだが、ちょっと違った感じ。ひつこいようだが、私はこのディッシュは
熱々を食べたい。
ズキーニ・サラダが良かった。乱切りにして炒めるか蒸すか煮込むかしかしてこなかったズキーニだが、
こういう方法があったのだなと納得。
 
 2006年 10月某日

9月最終週末に話は戻るが、土曜日の正午から「JCCNCワインクラブ」の集まりが、サンフランシスコの老舗
フレンチ「Rue Lepic」で行われ、参加。当サイト「人&ビジネス」で紹介した鈴木優子さんがスピーカーとなって、
彼女のクライエントであるカリフォルニア・ワインが並んだ。お食事は、当レストランのオーナ・シェフ、ボッカラ美智子
さんによるアペタイザーのビュッフェ・スタイル。
週末の昼間っからワインを飲むのは気持ちのよろしいもので、調子にのってまた飲みすぎた。
Derbés(ダービース)のシャルドネが素晴らしく美味しかった。ダービースのワインは、ピノ・ムニエとピノ・ノワールの
ブレンドを頂いたことがあって「良いなあ」と思っていたのだが、シャルドネはもっと素敵。
 
 2006年 10月某日

日本から来られていた友人と、オークランド・カレッジ・アヴェニューにある「A Cote」でディナー。
小皿料理にヨーロッパ中心のワイン・リスト、そして複数のバーテンダーが腕を振るう豊富な
カクテル・メニューで、いつも満員。
話も弾むし、食べ物も美味しいしで、またまた調子にのって飲み過ぎ。
カクテルとスパークリングで始まって、持込の赤ワイン(何だったか忘れた)を開けて、
更にドイツのピノ・ノワールを飲み干して、またまたカクテルに戻って・・・。
飲みすぎてヤバい、と思われたらしく、テーブル担当の男性が
私の車まで、友人の腕を取って連れて行ってくださった。この夜の酔いは、このあと3日ほど続いた。
 
 2006年 10月某日

ステーキは、いつも「リブアイ」肉を使うのだが、月に一度くらいは「ステーキ食べた〜い」気分になる。
そしてステーキを焼いていると、もう気分はカベルネ・ソーヴィニョン。
いつ買ったのか、何故買ったのか、もうまったく覚えていないカベルネがクロゼット・セラーにあったので
それを開ける。Blackford のカベルネ99年。ここはウエブサイトもないので、何に惹かれて
このワインを入手したのか、その手がかりすら見つけ出せない。美味しかったのは確かだが。
ステーキの付け合せに、マッシュルーム・パスタ、たっぷりのグリーン・サラダ。
きのこは、ドライ・ポルチーニを使用。このポルチーニ・マッシュルームと、ステーキと、カベルネの
組み合わせは、密かに気に入っている。
 
 2006年 10月某日

これも9月末のことだが、主人に誘われて「ジャニス・ジョップリン」の生涯がベースになったミュージカルを観に行った。
午後8時からの公演だったので、その前にディナーでも一緒にできるのかと思っていたら、「仕事抜けられない」とかで
仕方なく、一人でお腹を満たすことになった。ヒルトン・ホテル前にちょっと前にオープンした「ナン&カレー」の店。
一人でブラっと入りやすそうだったのでトライ。大方の店は、「Hot」(辛い)と書かれていても、私にはちっとも辛くなく、
知っていたら「エクストラ・ホットにしてください」と注文することにしている。
で、ここのチキン・なんとかカレー。初めての店なので、何も言わずに注文。
か、か、辛い。素晴らしく、きっちり辛い。ちょっと風が強くて寒い夜だったが、汗がどっと吹き出た。
しかし量が多い。とても一人では食べきれず。
 
 2006年 10月某日

我がオークランド・アスレチックスが地区優勝を果たし、プレイオフも3連勝して、リーグ・チャン
ピオンシップまで残った。オンラインで、このリーグ・チャンピオンシップのチケットを2日続けて
購入したので、2日続けてコロシアム通い。
一日は、日本から来ていた友人を連れて。プラザ・クラブの席だったので、試合開始2時間前に
入って、そこでゆっくり観戦前の食事をした。午後3時すぎ、青い空と緑のフィールドを眺め
ながらの食事は最高だ。
ガーリック・フライ、チーズ・カサディアをくればビール!となるところだが、またワインを飲む。
オークランド・コロシアムのハウス・ワインは、マーカムのものなのだが、メニューに「カレラ」のセントラル・
コースト・ピノ・ノワールがあったので、これを注文。1杯でやめときゃいいのに、2杯も飲む。
 
 2006年 10月某日

いつも行く韓国スーパーマーケットで、冷凍のホタテ・フライが1パッケージに20個くらい入って、3ドル程という
安さのものを見つけ、試しに買ってみた。
それだけ食べるのも何なので、揚げたものをサラダの具にして、粒マスタード入りのタルタルソースを作って
かけてみた。結構イケた。
家族は「へえ」と言いながらムシャムシャ食べていたが、下の息子だけ進まない。
この日初めて、下の息子は、ホタテそのものがあまり好きでないらしいことを知った。
知ったからといって、ホタテが食卓から消え去ることはないのだが。
 
 2006年 10月某日

シリコン・ヴァレー地区のお宅でのワイン会に声をかけて頂き、参加。国別ブラインドが、その日のテーマだった。
6本の赤ワインが注がれ、わかるところまで国・地域と品種を当てるというもの。
3番目のワインが、カリフォルニアのカベルネだと全員一致したのが愉快だった。

国は4カ国というヒントが出される前の私の回答は、
1番:カリフォルニアのピノ・ノワール
2番:フランス・ボジョレー
3番:カリフォルニアのカベルネか、スーパータスカン
4番:スペイン、テンプラニーニョ主体
5番:フランス、シャトー・ヌフ・デュ・パープ
6番:オーストラリアのシラーズ

国は4カ国、さらにアメリカ1本、スペイン1本、フランス2本、イタリア2本という大ヒントが出された後の私の回答は

1番:イタリア、バローロ。
2番:フランス・ボジョレー
3番:カリフォルニアのカベルネ
4番:スペイン、テンプラニーニョ主体
5番:フランス、シャトー・ヌフ・デュ・パープ
6番:イタリア、ピエモンテのどこか。

つまり、2番と5番がフランスで、4番がスペインという回答は絶対に譲れない、変えられないという思いがあったわけだ。
3月に南仏とスペインを旅行して、当地のワインを飲みまくったおかげで、その時の味わいが蘇ったかのようだった。

で、正解は
1番:イタリア、Vietti、バローロ・カスティグィオーネ 2000年
2番:フランス、Leroy 、ブルゴーニュ 99年
3番:アメリカ、ロバート・モンダヴィ、カベルネ03年
4番:スペイン、Flor de Pingus, Ribera del Duero 03年
5番:フランス、
Domaine de la Mordrei , Lirac
6番:イタリア、Casa VinicolaBarbera d'Alba 03年

他のどなたからも「一番好きなワイン」として投票を得なかったが、私は4番スペインが断トツ、好みだった。
ちょっと残っていたのを持ち帰らせていただいたほど。
翌日も、おいしく頂いた。しかし、またもや飲みすぎで、風邪がぶり返した。

 

 2006年 10月某日

ワインカントリー日本語ガイドのリピーターである朋子さんと恵子さんが、ワインカントリー入り。
恵子さんは、お菓子作りに長けておられ、去年はお菓子作りの先生が作られたスイーツを持ってきてくださったのだが、今回は恵子さんの作品をどっさりお土産に持ってきてくださった。
チョコレート、クッキー、ブルーベリー・マフィン・・・。どれも素敵に美味しかった。
まあ、すぐになくなるだろうとは思っていたが、これだけのものが家族の男ども3人によって、本当に1晩経て2日で、
全部なくなった。
まるで普段、何も食べ物を与えてないかのようなスピードだ。
 2006年 10月某日

なんだか飲みすぎの日が今月は多く、二日酔いがスッキリ治らないうちに、また飲みすぎが重なって情けない。
さすがに、アルコール抜きの夕食が2日ほどあった。
ただ、ワインによる飲みすぎなだけで、別のアルコールだと何となく手が伸びてしまうから困ったものだ。
マリネ・チキンを焼いたので、ビールにしようかと思ったのだが、お腹がタポンタポンになりそうだったので
日本酒に。頂き物の、山廃純米「魂の酒」。すっきりしてて、口あたり滑らかで美味しい。
ボトルの裏側に、「山廃仕込み」とは何ぞやという説明が書かれているのだが、日本酒造りに詳しくないので、
日本語なのに半分理解できない。飲みすぎて頭がやられたようだ。
 
 2006年 10月某日

油で揚げずに、オーヴンを使って揚げたかのようなチキンにするというレシピを、フード・マガジンで見つけたので、
やってみる。バターミルクにチキンを漬けて、コーンミールをはたいて、フライパンで両面4分ずつくらい焼いて、
表面をオイルスプレーで湿らせて、オーヴンへ。ぼ〜っとしていて、焦がした。
まあ、でもパリパリのチキンにはなった。
Papapietro Perryのピノ・ノワール、ハーフボトルを買ってあったので、それと。
ハーフ・ボトルは、2人で軽く飲むのに丁度良い量だ。
一人で飲むのにもナイス。
 2006年 10月某日

仕事先の人と、ナパ「Brix」でランチ。ずいぶんと長い間訪れていなかった店だ。
天気の良い日はテラスでの食事が気持ち良い。
飲みすぎだっていうのに、また昼間っからワインを飲む。
ひと皿の量が多そうだったので、魚を選ぶ。
ハリバット(おひょう)は、どちらかというと淡白な白身魚なのだが、こういうふうに皮を香ばしく焼いて、
トマト・リゾットを下に敷くと、丁度良い感じの深みが出るなあと、嬉しくなった。
上にクレソンを乗っけるのもミソだ。クレソンの苦味が、良いアクセントになる。

 
 2006年 10月某日

そのクレソンに触発されたわけではないのだが、秋の訪れとともに、マーケットに柿が出回り始めたので、アボカドの
スライスと一緒に、味噌・レモンソースで軽くあえて、クレソンを乗っけてみた。
パスタは、ちょっとピリ辛のトマト煮込みとあわせて。
メインは、ポーク・リブを焼き、オーブンから漂ってくるお肉の香りにつられて、ワインはシラーを出してきた。
Peay」のシラー、ソノマ・コースト02年。Peayは、ピノ・ノワールで一部コア・ファンがいるワイナリーだが、
このシラーは期待以上に、素晴らしく美味しい。
フローラルな香りも素敵だが、シラー独特の黒こしょうの風味がしっかりあって、タンニン控えめ、酸味もほどよくあって、
とてもバランスの良いシラーだった。
 

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