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2006年08月30日

インディアン・サマーというものがあるから、暑さもまだしばらく残るということはわかっていながら、でも、8月が終わるというのは
「夏が終わる」という印象があって、なんだか少し寂しい気持ちです。

今週は月末なので、なんちゃってブログ「こんなもの食べてます飲んでます」8月号、です。

                      

 2006年 8月某日

夏だというのに、なんだかジンファンデルが飲みたくなり、ポーク・リブ。
韓国スーパー・マーケットに売ってある焼肉用タレ(ピリ辛味)でマリネして、オーブンにぶちこむ。
付け合せは、あっさりと生のラディッシュを。
ジンファンデルは、Downing Familyのもの、Oakville, 2001 ($30)
真っ黒のボトルにエッチングされているので、写真はただ真っ黒に写るだけだ。残念。
いつ買ってあったものかも記憶にないが、バランスの取れた、おいしいジンファンデルだった。
残りを冷蔵庫に入れて、翌日にまた飲んだが、冷えたワインもなかなかイケた。
 2006年 8月某日

牛肉ステーキは、我が家は決まって「Ribeye」(リブアイ。日本語ではリブロース?)部位を使う。
大抵、厚さ1.5センチくらいの迫力カットが売られているのだが、近所のスーパーで、8ミリくらいの
薄さにカットされたステーキ肉があったので購入。
このくらいの薄さだと、煙が出るくらいに熱したフライパンにジュ〜と乗せたら、ほんの20秒ほどで
裏返さなくてはならなくなる。じぃ〜〜っと、フライパンの前で様子を見ておかなければならないので
かえって面倒くさいことに気づく。
ワインは、DERBÈS, Les Pinots ($49)。スパークリング・ワインによく使われるピノ・ミュニエが53%、
ピノ・ノワール47%のブレンド。以前、ピノ・ミュニエ85%くらいの別のワイナリーのものを飲んだ時、
「よくわっかりましぇ〜ん」とお手上げだったのだが、これはするする飲めた。
色も透明感ある薄さで、色と味わいが同じ印象。
 
 2006年 8月某日


 もう15年来くらい毎週日曜日に通っている、オークランド・チャイナタウン内のベトナム・フォーの店については、
 以前ここで書いたが、通い始めて16年目にして、なんと、初めて主人が違うメニューに挑戦した。
 ビーフ・シチュー・ライスヌードル。
 メニュー名そのまんまだ。ビーフ・シチューに、ライス・ヌードルが入っている。
 お肉の塊はデカいけど柔らかく、でも熱々だから、なかなか食べ終わることができない。
 別の日に私一人で出かけることがあって、これを注文してみたが、スモール・サイズでも食べ切れなかった。
 個人的には、やっぱり普通のスープのものが好きだ。
 

 2006年 8月某日

  夏休みと言えど、遊び仲間がいつも家にいるとは限らず、時々誰も遊ぶ相手がいなくなって、一日中家で
 ゴロゴロしている下の息子。
 あまりにヒマだと妙なことを思いつくようで、「ブラウニーを作りたいから、ミックス買ってきて」と言う。
 自分で買って来いと言ってみたが、種類の多さに混乱しそうだったので、適当なものを2箱買ってきてあげた。
 箱に書いてある作り方を、穴があくゾと思うくらい見つめて、おもむろに作業に入った彼。
 箱に入っている粉と、玉子やらオリーヴ・オイルやらを加えて、かき混ぜて容器に流し込んで焼くだけなので、
 誰でもできるのだが、「自分で作った」というのは、それなりに満足度が高くなる。
 2日続けて翌日も、もう一箱のブラウニーを作っていたが、それっきりだ。
 
 2006年 8月某日

 時々ヒマそうにしていた下の息子と対照的に、上の息子は毎日欠かさず「スケボ・パーク」に行っていた。
 よくも飽きないなあと思うくらいの通い方で、そこで仲良くなった友達が、夏休みの間何回か我が家に
 やってきた。総勢8名ほどである。ある日「みんなで夕食を家で食べたいのだけど、ピッツア?」と電話あり。
 8人の食べ盛りにかかったら、ピッツアなんてラージ・サイズを何枚注文すれば良いのか、想像しただけで
 クラクラする。無駄なお金は使いたくないので、できあいのミートボールだけ買ってきて、スパゲッティにする。
 これの方が断然安上がりだ。
 こんなものでも、「わあ、すごい!サンキュー・ベリー・マッチ、ミセス・小林」と口々に言ってくれるから、可愛い連中である。
 ゴミを捨てに玄関を開けたら、そこには連中のスケート・ボードがズラ〜っと並んでいた。見分けがつかない。             

 
 2006年 8月某日

 仕事先の人と会う時、その相手が話しやすい人、会うのが楽しみな人なら、ランチを
 一緒にしながら仕事の話をするのが一番良い。サンフランシスコ市内や、ワインカン
 トリーなら行く所は決まっているのだが、ベイエリアの他の街となると、
 あまりよく知らないために、判断に困る。
 で、数店舗展開しているチェーン店であれば、多くは期待できないものの、大きな
 外れもなかろうと考え、普段滅多に行かないタイプの店だけに、かえって新鮮で
 楽しみになってくる。バーリンゲームの「Kincaid's」は、「Restaurant Unlimited」という会社が
 経営しているファミレスのアップグレード版。89年のサンフランシスコ地震で、ボトルが全部落っこちて
 きたという、背の高い威風堂々なバーは見応えあり。
 この日のランチ・メニューには、「ハリバット・チーク」(おひょうの頬肉)があり、珍しかったので注文。
 このサイズで「頬肉」なら、この魚のデカさは相当なものだろうと想像つきそうなものが出てきた。
 揚げ炒めされているようだが、ちょっと油っぽすぎた。もう少しあっさりしていたら、もっと美味しかったろうにと思う。
 
 2006年 8月某日

 ローストビーフ用の塊肉が安く売られていたので買っておいた。全体に塩・こしょう・ガーリックパウダーを
 念入りにハタキこみ、缶スープの「クリーム・オブ・マッシュルーム」を上から垂らして、カバーしてオーブンで
 焼く。簡単だけど、結構おいしくできてしまう。
 ワインは、Laetitia の、エステート・ピノ・ノワール、Arroyo Grande Valley 2005
 ワイナリー直のオンラインでの販売価格が25ドル、セーフウエイ(スーパーマケット)のワイン・コーナーで
 22ドル、そして、トレーダー・ジョーズでは17ドル強。
 トレーダー・ジョーズで買ってあったので、「20ドル以下のカリフォルニア・ワイン」用にと思い、開けたのだが
 特に何の印象も残らず、翌日にはすっかり記憶がすっ飛んでしまったため、断念。
 
 2006年 8月某日

 8月最初の金曜日に、マイワイン2本目のボトリング。これについては、「ワイナリー紹介」の「クラッシュパッド」に
 書いた。最終的に23.5ケースできあがった「モナミ」のうち6ケースだけ、その日家に持って帰ってきた。
 今回も、母の絵をラベルに使用。昨年の分と2本並べると、さながら「アーティスト・シリーズ」だ、と自己満足。
 香りは、ヴィオニエらしいトリピカルな、フローラルな、華やかなものなのだが、思っていた以上に酸味が
 効いており、ノド越しがドライである。
 どの食べ物に一番良く合うのか、これからじっくり時間をかけて探していくことにしよう。  
 
 

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