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2008年08月27日
今年は何やら、やたらと忙しく、パソコンの前に座って、じっくり書き物をする時間を作り出すのに苦労しております。
今週は、なんちゃってブログ「こんなもの食べてます飲んでます」8月分をお届けします。(これも、9月に入ってからの作業) |
2008年 7 月某日 |
話は7月末に戻る。9月始まりでシニア(高校最終学年=4年生)になる子供がいる家庭は、この夏休みの間に、 子供らが入学に興味を示している大学を見学しに行くことが多い。ガソリン代は高騰しているし、航空運賃も安くない しで、本来なら遠出はできませんと言うところなのであるが、今年はブッシュ大統領の「Economic Stimulus Package」が、納税している各世帯に配布されたので、それを使うことにした。子供が二人いる我が家は、1700ドル 頂戴しており、このパッケージが発表された当時は、液晶かプラズマTVを買おうと目論んでいた。 が、スポーツ観戦のために、我が家のテレビは、ほぼ私一人で独占している状態であることを思うと、それのために 貴重なお金を使うのは、家族の者にとって不公平だろうと考え直し、夏のカレッジ見学家族旅行に、費やす先を変更。 で、行き先はオレゴン州ポートランド。 主人はいつものごとく仕事を休めない(休まない)ので、息子二人と私の3人で2泊3日。 3人分の航空券、ポートランド郊外の安いホテル2泊、レンタカー2日間、夕食2回、昼食3回で、 見事きれいに1700ドルが消えた。げっそりする。 |
2008年 7 月某日 |
初日、午後2時くらいにポートランド空港に着いた私達は、レンタカーを確保し、ポートランド市内「パール ・ディストリクト」へ。ここは、メジャー・ブランドの店、セレクト・ショップ、カフェ、レストランが固まっている 地域で、ブラブラ散策するのに格好。アメリカ国内最大のインディペンデント・書籍店 「Powell's Books」も、この地区にあり、新刊はもちろんのことUsed booksも豊富で、本好きには たまらないスポットだ。 ここで1時間以上費やし、早めの夕食を「Andina」で。ペルー料理。ダイニング・ルームが開くまで、 バー・ラウンジでタパスとカクテル。(もちろん、息子どもはソフトドリンク) ウエイターさんお薦めの「SACSAYHUAMÁN」というカクテルを注文。パッション・フルーツのピューレと、ハバネロ・ペッパー風味のウオッカがシェイクされたもので、ハバネロのピリ感が刺激的で、ちょっと蒸し暑いポートランドの夕方にぴったり。タコのグリル串刺しを頼んだら、タコのソーセージみたいな形で出てきた。面白い。 |
2008年 7 月某日 |
ポートランド2日目の夜は、泊まったホテルの近くにあるLake Oswegoという、ちょっとした高級 住宅地の中心まで出て、「Five Spice Bistro」で夕食。テラス席が大きく取られていて、 小さなレイク越しのサンセットを楽しむのにはナイスなお店。 グラス・ワインのメニュー(赤)を拝見すると、地元オレゴン州のものはピノ・ノワール2種のみで、 あとは、お隣ワシントン州のものとフランス産。 オレゴン州ウイラメッテ・ヴァレーのピノ2種は、以前に飲んだことがあり、せっかくここに来たのだから、地元でしか飲めないような少量生産のピノ・ノワールを飲みたいと思っていた私は、ちょっとがっかり。 でも、メインにラムを頼んだので、お隣ワシントン州のガッシリ赤でも良いなと思いなおし、単独バラエタルとしては珍しい プティ・ヴェルドーを注文。Vitis Ridge 04。グラスで15ドルは高いだろうと思うが、まあ、仕方ない。 いい感じに個性的なワインだった。当店のホームメイドというアイスクリームが、大変美味しかった。 |
2008年 7 月某日 |
セント・ヘレナ「Terra」のオーナー・シェフ、Hiro Sone氏のサンフランシスコの店「Ame」で、 「Umami(旨味)」テイスティング・メニューを期間限定で出しているというので、予約して友人と 出向いた。 7月21日、サンフランシスコのハイアット・リージェンシー・ホテルで、旨味発見100周年記念行事・ 旨味シンポジウム「New Frontiers of Taste」が開かれ、「フレンチ・ランドリー」のトーマス・ケラー氏 「テラ」の曽根氏、京都・吉兆の徳岡氏が腕を振るわれたそうだ。 今回の「旨味テイスティング・メニュー」は、そのイベントにひっかけての提供だったとのこと。 久しぶりに一緒に食事をする友人との会話に夢中で、肝心の食べ物に対して、あまり印象が残らな かったのだが、コースの最後、デザートが面白かった。 「caramel ice cream with shoyu powder」なるもので、アイスクリームの上に乗っかったパウダーが、まさに醤油そのもので、 醤油のこういう使い方もあるのだなあと。 以前来た時は気づかなかったのだが、当レストラン、グラス・ワインを注文すると、そのボトルごと持ってきてサーヴしてくださる。ナイス。 |
2008年 8 月某日 |
ワインカントリーご案内のお客様と、オーベルジュ・ドゥ・ソレイユでランチ。 暑すぎない日で、テラスで 食事をするのに最高のコンディション。 日本から来られる日本人の方は、アメリカの一皿のボリュームに圧倒されて、食べきれない場合が 多々ある。メニューにアペタイザー(前菜)、サラダ、ファースト・コース、メイン・コースとあった場合、 私は、よほど興味を惹くものがない限り、メイン・コースはパスして、アペタイザーかファースト・ コース から2品選ぶ。そのくらいの量で充分だし、前菜の方が個性的なディッシュが揃っている 場合が多い。 この日は、季節のフルーツ、スイカを使ったシュリンプの前菜があったので、これを注文して、お客様とシェア。 見た目も涼やかで、キリっと冷えたヴィオニエと大変良くマッチしていた。お客様が注文されたロブスター・リゾットも、 ゆず風味がエッセンスに使われていて美味だった。 |
2008年 8 月某日 |
9月上旬からJAL成田〜サンフランシスコ便に導入される、ボーイング777-300ERの新座席お披露目 会が、SFO国際空港内であった。 ファースト・クラス、ビジネス・クラス、そしてプレミアム・エコノミー席が、会場内にセッティングされて いて、自由に座って座り心地を体験、というわけだ。プレミアム・エコノミー席も、今ではデフォルト 機能とも言えるシェル型シートになっていて、これはナイス。 会場内には、ファースト・クラスで出される機内食、ブランケット、アメニティが展示されていて、 そちらの方に気を惹かれる。調理したものを一旦冷やして、温度調節も完璧には行かない機内で温めなおして出される 食事というのは、メニューを考える立場、実際に調理する立場の方にとっては、実に厄介なものだろうと想像する。 大変な仕事である。 |
2008年 8 月某日 |
気温が高い夏の日の夕食は、フルーツを使ったサラダを作りたくなる。 「Cooking Light」誌に載っていたレセピを試してみた。スイカ、梨、きゅうり(皮を剥く)を、それぞれ同じくらいの 大きさに切って、サワー・クリーム、ハチイツ、ライムの皮をおろしたもの、ライム汁、赤唐辛子のフレークを混ぜたものに 投入。最後に、リコッタ・サラタ・チーズのくずしたものをパラパラと振りかける。 梨は、洋ナシではなく、豊水、幸水、二十世紀、新高などの和梨が良い。 きゅうりも、ちょっと水っぽすぎる?と思うくらいのものがベター。 レセピには赤ブドウも入っていたが、買ってなかったのでこれはパス。色合い的には、ここの赤ブドウが加わったら アクセントになってきれいだったろうと思う。 |
2008年 8 月某日 |
いつも行く近所のスーパーマーケットの駐車場で、スマートを見かけた。アメリカでの販売開始後、初めて目にした ことになる。注意していなくても、パっと目が行ってしまうくらい、やはりとても「小さい」。 住宅地の通りならOKだが、これがフリーウエイを走るとどうなるかを想像すると、う〜むむむ。 独身、または夫婦だけの生活なら、このサイズでも良いのだろうが、子供のいる家庭だと、週末の食糧買出し分、 この車に載せきれない。そう考えると、とっても贅沢な車だ。 |
2008年 8 月某日 |
仕事先とのランチ・アポで、サンフランシスコはチェストナッツ・ストリートの「Emporio Rulli Gran Caffe」。 とてもヨーロピアン〜ンなカフェである。テーブル担当だったウエイターの男性も、フランス語訛りの英語を話すキュート な人で、「ウィ、マダーム」なんて言われると、ここはドコですか状態だ。 どうもあまりお腹が空いていなかったので、(その割りに、天気が良いことを理由に、昼からワインだけは飲む)、 チーズ・プレートだけ注文。ナッツ類と、ドライ・フルーツが効果的に使われていて、なかなか洒落た一皿。 これでも、全部は食べきることができず、お持ち帰りした。 |
2008年 8 月某日 |
お客様のご指定で、Gloria Ferrer Wineryへ。週末ともなると、ここのテラスは人・人・人・・で埋まるのだが、 平日の朝は、全テラス席の半分が埋まる程度で丁度良い。 テーブルから見渡すヴィンヤードの風景が、それは素晴らしい。 当ワイナリーも、他スパークリング生産ワイナリー同様、スティル・ワインを生産し始めてきている。 プライベート・テイスティングで、ラインアップすべてを試飲させてくださったが、スティル・ワイン用のグラスが、 コストのかかっていない小さなサイズのもので、それが残念だった。 カーネロスのフルーツで造られているスティル・ワインの中では、メルローに興味を覚えた。 |
2008年 8 月某日 |
上の息子がコーヒーを飲むようになったのは、いつだっただろう。夕食後、いつも主人がコーヒーを入れてくれるのだが、 それを一緒に飲むようになって、もう1年以上か。 今年の冬、彼に新しいガールフレンドができたのだが、彼女の家では、フレンチ・プレスでコーヒーを入れているようで、 これにハマった息子は、我が家用にもこれを買ってきて、せっせと「しっかりした」コーヒーを入れてくれるようになった。 そうなると、豆にも注意を注ぐようになるわけで、ここ数ヶ月間、マイ・ファミリー・ブームになっているのが、オークランド 発「Blue Bottle Coffee」。 バークレーのファーマーズ・マーケットでブースが出ているので、そこに行くたびに、あれこれと種類を試している。 今のところ、「3 African」という豆が、皆のお気に入りだ。 |