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2005年8月10日
夏の午前中にサンフランシスコへ出ますと、朝のうちの霧で、空はどんより暗い感じが
します。が、その霧もお昼が近づくにつれ、す〜〜っと流れて消えていき、
ふと気づくと、真っ青な空が頭上に広がっています。
この空の色で、どれだけ写真の映りが変わることか・・・。
今週は、「20ドル以下のカリフォルニア・ワイン Vol.16」です。
Saison Des Vins,
L'automne,
ピノ・ノワール
Mendocino County 2003
$18.00
「ワインの季節」とくれば、フランス語が
わからなくても、「automne」が「秋」
だろうことは理解できます。
バラエタルによって、この季節の名を変えており、
シラーは「Hiver」(冬)です。
この「Saison Des Vins」は、ウエルズ・ガサリー(Wells
Guthrie)氏がオーナー兼
ワインメーカーを務める「Copain」のセコンド・ラベルです。
ピノ・ノワール愛好家なら、恐らく一度は味わったことがあるはずだろう「Copain」、
そして何度も耳にしたことがあるはずだろうウエルズの名前、これらが合わさっての
セコンド・ラベルなら、買ってみないわけにいかないってなものです。
「the wine for the value」、
値ごろ感のあるワイン、とでも訳したら良いの
でしょうか。
このフレーズに、このワインはぴったりです。
一発でコレ!とわかるような個性はありま
せんが、柔らかいイメージながら、土っぽさが
感じられる、とてもフード・フレンドリーなワイン
でした。
この日は、「チキン胸肉、いちじく&ゴート・
チーズ詰め」というものを作りました。
細かく切ったいちじく(fig),
バラバラにした
ゴート・チーズ、タイム、オリーヴ・オイル、
刻んだガーリック、塩・胡椒を混ぜて、開いたチキン胸肉に挟み、
パンチェッタ(その日はベーコンで代用)で、お肉を巻いて閉じ、フライパンでソテー。
フライパンに残った焦げを、白ワインを注いで沸騰させながらこそげ取り、ちょっとシロップ
みたいになったところで、それをソースとして、チキンにかけます。
いちじくが余ったので、それはプロシュートで巻いて、別のお皿に。
そして、夏本番、いろいろな種類のエアルーム・トマトが出てきていますので、
色合いをまぜて、バジルを散らせて。
大変おいしゅうございました。