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2007年08月08日

とても夏らしい毎日が続いていたベイエリアですが、日曜日から急に気温が落ち、どんより曇り空。
長袖のフリース着て、靴下を履くという涼しさです。

今週は、 レアード・ファミリー・エステート・ワイナリーにお勤めのロバートによる「ロバートからの絵葉書」 パート17です。
ワイナリーで定期的に行われるワイン・クラブ・メンバー用のパーティーのお話です。
                   
ロバートのプロフィールは、こちらから。

Post Card from Napa Valley
Club Laird Party 2007

ナパ・ヴァレーにある「レアード・ファミリー・ワイナリー」にも、ワイン・クラブのメンバーになっておられる方が
たくさんいらっしゃいます。
メンバーになれば、年間を通して定期的にワインが配達され、時折出される特別オファーも受けられます。
ワイナリーを訪問すれば、ワイン購入時に割引がもらえるし、テイスティングも無料。

我々にとって、こういう忠実なサポーターはとても大切な存在で、日頃の感謝を込めて、毎年夏にクラブ・メンバー
用のパーティーを開きます。今年は7月14日、夏らしい素晴らしいお天気のもと、そのパーティーが開かれました。
そのパーティーについて、どのようにプランニングされ、どのようにまとめていったかを、今回お話したいと思います。

まず日にちを決める前に、私は昔からの友達であり「Bella Cucina」というケータリング会社のオーナーでも
ある
Wendy Suvinoに電話を入れました。以前、ウエンディが仕切ったパーティーに参加した時、彼女の手に
よる食べ物の数々とそのプレゼンテーションにいたく印象付けられたものです。
私達は、可能性のある日にちと彼女の空き状況を話し合い、お互いのスケジュールが合う7月14日を
パーティーの日と決めました。
ウエンディ側は、パーティーの2日前には正確な参加者数が必要とのことで、私はクラブ・メンバーからのRSVPを
パーティーの一週間前に設定。

パーティーのおよそ6週間前、私は招待状をデザインし、地元の印刷会社にコンタクト。州外のメンバーを含め、
500通の招待状が必要でした。ワイン・クラブのデータベースを利用して、宛名ラベルをプリントアウト。

招待状を郵送し終えた2日後には、カリフォルニア州内のメンバーからの電話やEメールが入り始めました。
レスポンスが入り始めるのを見るのは、とてもエキサイティングなもので、最終締め切り日までRSVPは
入り続けました。

ウエンディ・スヴィーノさんとは、プランニングの段階を通して頻繁にコンタクトを取り続けました。メニューは、ワインカントリーの
暑い夏にふさわしいもの、そして、レアード・ファミリー・エステートのワインにマッチするものを、二人で話し合って決めていきました。

まず午前11時のパーティー開始直後は、2006年ピノ・グリジオを提供。
ディスプレイしたチーズとフルーツに合う、パーフェクトな
「最初」のワインです。ピノ・グリジオと平行して、2004
Red Hen シャルドネをマグナムからサーヴすることに
しました。
メンバーの到着とチェック・インが行われている間、ウエンディはグリルに火を入れ始め、ソーセージ、
チキン・ブレスト、そしてトライ・ティップを焼き上げていきます。これらには、レアードの
Suscolメルロー、
Napaカベルネが、ことのほかうまくマッチするはず。
ウエンディが提案したサイド・ディッシュは、私も以前トライして気に入ったものですが、スイート&スモーキー・
ビーンズ、カプリース・サラダ、シーザー・サラダ、地中海風パスタ・サラダ、そしてグリル・アスパラガスでした。
デザートには、チョコレートでカバーされたビスコッティ。プランとしては最高のものと自負。

RSVPの締め切り日には、合計125名の参加者がリストアップされました。ウエンディにその数を伝え、
いよいよ最終調整の段階です。パーティ用品レンタル会社と、必要なテーブル&椅子の数をダブル・チェック。
BBQのためのガス・グリルも必要なので、それもレンタル。
数に合わせて、ウエンディは2日前に、肉類を調達、サラダやサイド・ディッシュの下準備を終了させ、
私はフルーツとチーズ、そして生花の調達。

「トレーダー・ジョーズ」で、25パウンドものチーズを買うのは、結構楽しい作業でした。私が選んだのは、国産と輸入もののブリー、
ゴルオンゾーラ、スティルトン、ペッパー・ジャック、ペスト・チーズ、そしてマリネされたモッツエレッラです。
ゴルゴンゾーラとチェダーが幾層にも重なった、デカい固まりには驚かされたし、アルプス産というスイス・チーズにも手が出ました。

フルーツには、輸入ものの種無しトンプソン・グレープ(赤と白)、ブルーベリー、イチゴ、ドライ・アプリコット、
ドライ・フィグ(いちじく)を購入。買出しリストに沿って、クラッカー、ディスポーザルのお皿とナイフ、フォーク、
パーティーのテーマ・カラーに合わせた色の紙ナプキンも合わせて購入。
パーティー当日の朝には、ファーマーズ・マーケットで、ひまわりを買いこんできました。

すべては計画通りに事が運んでいたのですが、ミュージシャンを手配していませんでした。
慌ててパーティー24時間前に旧知の友達に電話したところ、幸いにもOKとのこと。
この友人、
Leigh Wyckoff は、ギターによる弾き語りで、BGMとしては最高のピースフルなイージー・リスニング・
ミュージックを奏でてくれます。彼を手配できて、非常にラッキーでした。
時として、「運」というのは必要です。彼は、我々のパーティーのあと、夜にはファー・ニエンテでの演奏が入って
いたとのこと。

この日のために、私はレアードのセラー・ワーカーを8人抑えていました。テーブル、椅子をセットアップしたり、
パーティーの最中、ワインをサーヴしてもらうためです。当日の朝、彼らはとてもよく働いてくれ、
すべて計画した通りに事が運びました。

レアードのジェネラル・マネージャーであるRebecca Laird も参加、パーティーの間を縫って、
ワイナリーとボトリング・ラインを見せて回るツアーを2回行い、ワインクラブ・メンバーにはその場で、
ボトリング仕立ての赤ワインがプレゼントとして振舞われました。

フードとワインのマッチングも素晴らしく、ゲストは大いにエンジョイした様子。パーティーが終了すると、私もホっと一安心です。
滞りなく済ませた後は、フードの余りが! パーティー翌日の地中海風パスタ・サラダは、これまた当日より美味しかったり。

★原文をお読みになりたい方は、こちらへ。以上の翻訳は 小林が行いました。★

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