2004年7月21日

今週は、ワインを通じて知り合ったお友達の一人、渡辺ケイさんのことについて書いてみます。

                        カリフォルニア・ワインが大好きで、アンテナを張り巡らしておられる方なら、絶対に一度は
                        彼女の名前を目にしたことがあるかと思います。
                        カリフォルニア・ワインの素晴らしさを、日本のワイン愛好家の方々に伝える、いわゆる
                        「伝道師」のような役割をしてこられています。

                        彼女に初めて会ったのは、９７年か９８年か、そのあたりだったと思います。
                        仙台地区で放映される情報番組の中で、ナパ・ヴァレーを紹介することになり、
                        そのコーディネート・ビデオ撮りを行ったのですが、その打ち上げの席に、ゲストとして来られたのが
                        彼女、渡辺ケイさんでした。

可憐な容姿、エレガントなしぐさ、落ち着いた話し口、何を取っても「かなり完璧」な女性だなあ、と、
いたく感動したことを覚えています。

                        年齢がほぼ同じ（彼女の方が１歳若い）であることも手伝ってか、初対面後も、時々思い出した
                        ように会っては、良いレストランで美味しいワインを楽しむようになりました。
                        彼女お薦めのワインを頂くこともあれば、二人ともが聞いたことのないワインを
                        ソムリエに教えられて飲んで、その素晴らしさに二人して唸ったことも、懐かしく思い出されます。

                        現在は、優しいご主人と、相模湾を見下ろす素晴らしい
                        邸宅で暮らし、カリフォルニア・ワイン伝道の仕事を
                        続けておられますが、年に最低１回は、カリフォルニ
                        アに取材で「帰って」こられています。
                        今年も、毎年６月に行われるナパ・オークション参加
                        のために、こちらへ来られました。

                        取材も終わって、あとは帰るだけという前の日、
                        １年ぶりに会い、ランチを共にしました。
                        積もる話を滑らかにするのは、やっぱりワイン。
                        彼女とランチをレストランでする時は、ワインを１本持ち込むことにしているのですが、
                        なるべく、二人ともが飲んだことのないものを選ぶようにしています。

                        今回、選んだのは、

                        Pelerine Wines,
                        Pinot Noir 2002 Rosella's Vineyard, Santa Lucia Highlands

                        ロゼラズ・ヴィンヤードは、ご存知ゲアリー・フランシ
                        オーニ氏所有、ゲアリー氏の奥様の名前をつけた
                        ヴィンヤード。
                        この畑の名前をちゃんと出しているからには、恐らく
                        間違いはないだろうと思い購入したのですが、凝縮
                        されたフルーツのアロマと風味がエレガントな、
                        素敵なワインでした。

                        昼間っから、イタリアンを食べながら、二人でワインを開けて飲んでいるのですから、
                        おしゃべりも、どんどん弾みますが、時間は永遠ではありません。
                        お互いの仕事を励ましあって、名残惜しくもハグをして、お別れです。

                        １年に一回でも、彼女に会えるのがとても楽しみです。

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