2006年07月19日
夏〜!です。雨ばっかりだった春先のことが、もう遠い昔のように、高温の日々が続いております。
比較的涼しい(時には寒い)サンフランシスコでも、摂氏22〜24度、私が住んでいるイーストベイで、30度前後。
そうすると、ワインカントリーなどは35度前後にまでなります。
こちらはでも、湿気があまりありませんから、日差しはきついけれど、木陰などに入るとス〜っとします。
約1ヶ月のご無沙汰でございました。
今週は、「20ドル以下のカリフォルニア・ワイン」Vol.23を、お届けします。
Joseph Daniel
Cabernet Sauvignon
Napa Valley, 2002
$12.99
気温の高い日が続くと、どうしてもスッキリ爽やかな白ワインとか、スパークリング・ワインに
手が伸びてしまいがちです。
これはもうしょうがないのですが、それでも日本の夏と違って、こちらベイエリアは
「蒸し暑い」という状態にはあまりならないので、夕方になって涼しい風が吹いてきて、
ひゅ〜っと気温が下がってきますと、赤ワインの出番も「あり」となります。
ぐっと冷えたビールを1杯、ぐびぃっと飲み干し、「ぷは〜」などとオヤジ反応をこなして、
さあ、ワインってな調子。
今回ご紹介するのは、このワインがデビュー作となる、「ジョセフ・ダニエル・ヴィンヤーズ」のカベルネ・ソーヴィニョン2002です。
非常に数少ない情報の中からわかったのは、このワインは、Joseph
Carr氏と、フリーマーク・アビーのワインメーカー、
Ted Edwards氏とが一緒になって造ったものだということです。
このお二方のコラボということは、「Carr」というブランド名のワインと、ほぼ同じチームということであり、とういことは
この「ジョセフ・ダニエル」は、「Carr」のセカンド・ラベルと考えることもできるということですが、
まあ、そういうことは深く考えないようにします。
ややこしいのは、サンタ・バーバラに「Carr Vineyards &
Winery」というワイナリーがあることで、ここのオーナー兼
ワインメーカーが、Ryan Carrという方。 そんなにありふれたラストネームではないので、ジョセフさんとライアンさんに
何らかの血縁関係があるのかないのか・・・。 まあ、これも深く考えないことにします。
で、Suggested Retail
価格が18.99ドルの、このワインが、トレーダー・ジョーズにて上記価格で売られていました。
2001年に続いて、2002年ヴィンテージも、カベルネ・ソーヴィニョンは大変素晴らしいと、個人的に感じてきたのですが、
もうそろそろ03年ものが出回り始めたこともあり、「今のうち」と購入してみました。
ワイナリー名の右上にちょこっと乗っかっているような絵は、野生のBoar(ブタとも、イノシシとも訳されます)。
イタリアはトスカーナ地方に行くと、これが名物料理で出てくるのですが、ぶどう畑荒らしとして悪名高い
動物でもあります。
何故に、この動物をラベルに乗っけたのか、わかりません。
ボアーにやられた木の残りのフルーツで造られたのか・・って、これは悪い冗談です。
特別ものすご〜く美味しいとか、え、こんなによくできたワインでこの値段!?という驚きとか、そういうものは
感じませんでしたが、15ドルしないカベルネとしては、まずまず満足のいくものでした。
ボアーに敬意を表して(?)、豚の肩肉を紅茶煮したものに、ウスター・ソース、粒マスタード、ホットソースを混ぜた
ソースをかけて頂きました。
これはこれで、なかなかうまい具合に合いました。
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