2005年7月13日

2005年7月13日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　画像をクリックして、ご覧下さい。

                    このサイトでは書いていないのですが、
                    夏になると、ヨセミテ国立公園及び、
                    セコイア＆キングス・キャニオン国立公園
                    絡みのコーディネータの仕事を、細々と
                    やっています。
                    国立公園内のハイキング・ガイドであった
                    り、取材旅行のコーディネート＆案内で
                    あったり、です。

先週も、日本から雑誌の取材で来られた編集＆ライターさんとカメラマンさんを、
ヨセミテまでお連れしました。取材コーディネート兼、ガイド兼、ドライバー兼、通訳というわけです。

                    さぼりっぱなしですが、一応「執筆者」として
                    参加している日本語サイト
                    「ヨセミテ国立公園大好き！」の管理者・
                    西村さんから、ご紹介を受けたお仕事
                    でした。

                    たった２泊３日という短い期間でしたが
                    ヨセミテの素晴らしさを目一杯味わって
                    いただこう、と、車と徒歩、シャトル乗車を駆使して、
                    あちこちを周りました。

                    今回は、「キャンプ」がキーワードの取材
                    でしたので、公園内の主要キャンプグラウン
                    ドを取材したり、バックパッカーをつかまえて
                    インタビューしたり、と、単なる観光要素
                    だけでない部分を垣間見ることができ、
                    なかなか面白かったです。

                    毎年、６月・７月に、個人的にヨセミテへ
                    ハイキング三昧をしに行くのですが、
                    今年は冬期の積雪がすごく、雪解けも遅くなり、その影響で、いつも泊まっている
                    ハイ・カントリーのテント・キャビンの営業開始がズレ込み、予約をキャンセルされてしまいました。

                    で、先週のヨセミテは、７月になるというのに、
                    各所、水の量がやはり例年より多かった
                    のが印象的でした。
                    昨年の６月下旬頃、ヨセミテ・ヴァレー内の
                    マーセッド川では、ラフティングするゴム・
                    ボートの底が、川底にあたってラフティングに
                    ならなかったというのに、
                    今年はこの時期になっていても水量充分。

                    夏休みに入っているせいもあり、スウィンギ
                    ング・ブリッジやミラー・メドーでは、水遊びを
                    するファミリー、若者たちでいっぱい。
                    みんな、とても楽しそうでした。

夏になると、「ヨセミテ・フォール（滝）」ではなく、「ヨセミテ・ウオール（壁）」になるヨセミテ滝も、
まだまだ充分な水量で、勢い良く滝つぼに流れ込んでおりました。

                    今回のカメラマンさんは、クラシックなカメラを
                    使われていました。（何という機種なのか、
                    私にはわかりませんが）　
                    昔、小さい頃、近所の写真館（そういうものが
                    まだあった頃です）で使われていたような
                    カメラです。
                    三脚と一緒に、これをかついで歩いていると、
                    通り過ぎる人ほぼ全員が、興味深げに
                    眺めていきます。
                    自身も写真撮影が好きな感じの人は、必ず
                    声をかけてきておりました。

                    カメラをもとに話しが弾むというのは、取材旅行
                    にはうってつけであります。
                    「あのカメラマンとライターが日本から来ている
                    のだけれど、ちょっとお話し伺えますか？」
                    という話しかけも、すんなり簡単にすることが
                    できます。

                    クラシカルなカメラと、大自然。
                    このマッチングがまた素晴らしく、撮影の様子
                    を飽きることなく、そばで眺めておりました。

                    「ああいう頂きを見ると、あそこからの風景は
                    どんなのだろうと、登っていってしまいたく
                    なる」とか、
                    「いつでもまたすぐに来られるのに、ヨセミテを出る時になると、寂しくなってしまう」
                    とか言っていましたら、ライターさんに「本当にヨセミテが好きなんですねえ」と言われました。
                    はい、好きなんです。
                    ワインと同じくらい好きです。

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