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2004年6月09日
日本は既に梅雨に入ったとのこと、蒸し暑い日が続いているのでしょうか。
こちらベイエリアは、清々しい青空が広がり、暑すぎることもなく、とても快適です。
さて今週は、「20ドル以下のカリフォルニア・ワイン」Vol.7をお届けします。
夏に向け、キリっと冷えたノド越し爽やかな白ワインを飲みたくなる日が多くなってきて
いますが、すみません、また赤です。
Dashe Cellars, Zinfandel 2001, Dry Creek Valley 19.95ドル
Dashe Cellarsは、マイケル&アン・ダーシェ夫妻が
1996年に立ち上げたワイナリーで、
施設は、私が住むアラメダという街にあります。
以前、ローゼンブラム・セラーズをご紹介しましたが
そのローゼンブラムのお隣です。
マイケルさんは、90年代の8年間、リッジ・ヴィンヤ
ーズでアシスタント・ワインメーカーをされていて、
それ以外にも、仏のシャトー・ラフィット・ロッチルド、
ニュージーランドのクラウディ・ベイ、ナパのファー・
ニエンテ、シュラムズバーグなどのビッグ・ネーム・
プロデューサーでワイン作りに携わっておられました。
アンさんは、ボルドー大学でぶどう醸造学の単位を取られ、サンテミリオン、メドックの
ワイナリーで経験を積まれました。カリフォルニアでは、シャペレーやSeaveyで勤務
経験あり。
彼らが作っているのは、ジンファンデルが中心。現在、今回ご紹介のドライ・クリーク・
ヴァレーのものと、トッド・ブラザー・ランチのもの、ビッグ・リヴァー・ランチのもの
3種類リリースしていますが、いづれも、ソノマ・カウンティにあるヴィンヤードです。
ドライ・クリーク・ヴァレー産のジンファンデル2001は、3つの畑からの葡萄が
ブレンドされていて、ラインアップの中で一番安いものです。
とても濃い色、香りも充分に立ち上がり、頂く前から「コレ、いけるかも」と期待
させられるものでした。
フルーツがぎゅっと凝縮された、ドッシリ型ジンファンデルですが、甘みが軽やかで
「バランス」の取れた味わい。甘すぎないチョコレートを頂いているような感じです。
イタリアン・ソーセージ用の挽肉を使ったラザーニャを作って、これを頂きましたが、
辛めの肉とチーズに、このジンファンデルが、素晴らしくマッチしました。
猿がくじら(?)に乗ってるラベルの絵もユニーク、贔屓にしたい地元のワインです。