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2004年6月02日
6月です。
5月の最終月曜日が、アメリカでは「メモリアル・デー」という祝日になっていますが、
これが、夏の始まりを感じさせる連休、そして9月第一月曜日の「レーバー・デー」が夏の
終わりの連休という意識です。
今週は、
レアード・ファミリー・エステート・ワイナリーにお勤めのロバートによる
「ロバートからの絵葉書」
パート5です。
ロバートのプロフィールは、こちらから。
Post Card from
Napa Valley ,
May, 2004
ナパ・ヴァレーの春は、心根に響くものがあります。
画像をクリックして、ご覧下さい。
そこら中に花が咲き乱れ、葡萄の畝先に植えられた
薔薇は、葡萄の葉の鮮やかグリーンを背景に、
その色を輝かせます。
今日は、朝方、ほんの少し曇り気味で湿気もありま
したが、寒くはありません。
花々のほのかな香りが宙を舞い、さながら南国での
涼しい1日のようです。
いくつかの小規模ワイナリーがワイン造りの施設を
使っているレアード・ファミリー・エステート・ワイナリ
ーで働いていると、多くのワインメーカー達と知り
合う、貴重な機会に恵まれます。ここ数日の間にも、
ミア・クライン、ピーター・フラナス、そしてポール・
ホブスといった面々と話し、テイスティングをしました。
マイケル・キアレロ(Michael Chiarerllo)のことも
言わなければなりません。
あなたも彼のことを聞いたことがあるかもしれません。
セント・ヘレナにある「トラ・ヴィーニェ」レストランが
オープンした当初、彼がそこのシェフでした。
1990年代始めの頃、トラ・ヴィーニェは、「絶対立ち
寄るべき」レストランでした。今でも、ナイスでは
ありますが。
マイケルは、当時からテレビ番組での有名人シェフで、
彼自身のワインを出すにあたってレアードでワイン造り
を始めています。新リリースものをお披露目するべく、
マイケルは、レアードでパーティーを開きました。
その日は、実に素晴らしい天気の土曜日。
マイケルは、自ら料理をし、招待客にバレル・テイス
ティングをオファーし、自身のクックブックにサインを
し、自分でもワインの味見をし、そしてそれらの様子
を彼のテレビ番組用に撮影するべく、ディレクターも
していました。
料理は素晴らしい出来で、屋外での集まりにピッタ
リのもの。グリル・ソーセージ、彼ブランドのマスタ
ード、オイル、ソース、そして新鮮なサラダにアーティ
サン・ブレッド ・・・・・・。想像できるでしょう?
私の一番ワインは、「キアレロ Gianna 2002
Zinfandel Napa Valley」でした。
要注意!このワイン、アルコール度が15.5%もあり
ます。しかしながら、フルーツが際立って出ているの
で、非常にバランスの取れたものになっています。
ソーセージと合わせたら、もう極楽気分でした。
「Gianna」というのは、マイケルの娘さんの名前で、
彼のワインには同じく、チャーミングな奥さんの名前
を冠した「Eileen」というカベルネ・ソーヴィニョンも
あります。
パーティーの参加者は皆、マイケル・キアレロの大
ファンで、陽気でカラフルで、良い香りたっぷりの
素晴らしいパーティでした。
ナイスな野外での飲食と言えば、ワシントンから先週、
私の姉が訪ねてきていました。
彼女は美味しい食事とワインが大好きで、彼女と弟
を我が家に招待し、ランチを振舞いました。
ぶどう畑、古く大きな松の木、クルミの木、そして
いろいろな種類の花々、これらに囲まれて暮らせて
いることを、私はとてもラッキーだと思っています。
ランチは、プールサイド・デッキでサーヴしました。
大きなソフト・ロールに、デリで買ってきたハニー・
ハム、ロースト・ターキー、パストラミ、スイスチーズ、
チェダー・チーズでサンドイッチを作ります。
そのデリには、素晴らしく美味しいサラダもあるの
ですが、私がその日選んだのは、ベーコンとブルー
チーズが入ったポテト・サラダと、アーティチョーク
が入ったパスタ・サラダでした。
デザートには、ストロベリー・ショートケーキです。
新鮮なイチゴに甘いホイップ・クリームは、信じら
れないくらいナイスなコンビネーションです。
私の姉パトリシアは、もともと赤ワイン党ですが、
レアードの「Dyer Ranch Syrah 2001」には
完璧にハマったようです。ワイン・スペクテターで91ポントを取ったことを教えると、
「もっと高いポイントがつくべきよ」と言っていました。
彼女がそれを何本か持って帰ったことは言うまでもありません。
このように、ここ2週間ほどは楽しい日々が過ぎていきました。
Come visit soon.
★原文をお読みになりたい方は、こちらへ。以上の翻訳は私が行いました。★