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2008年04月16日 約一ヶ月弱のご無沙汰をいたしました。
今週の「あれこれ」は、月末ではありませんが、なんちゃってブログ「こんなもの食べてます飲んでます」3・4月をお届けします。 |
2008年3月某日 |
冬の間、ファーマーズ・マーケットには根菜が並ぶが、個人的にもっとも好きなのが、冬の 終わり〜春の始めに出てくる「ベビー・キャロット」だ。 中小サイズはまちまち、ごつごつした形も自然のままで、これをよく洗って生のままで齧る のも大変美味。 春先にはアスパラガスも出回るので、ベビー・キャロットとアスパラガスと、バターナッツ・ スクアッシュを、大雑把にトレイに乗せて、エキストラ・ヴァージン・オリーヴ・オイル、ブラウン・シュガー、塩・胡椒、セージの葉っぱをかけてオーブンで焼いて食すると、大地の恵を頂くようで、大変ナイス。 3月までは、カブも出回るので、これを加えても美味しい。 |
2008年3月某日 |
同じベビー・キャロットでも、小さくて形がきれいなものがレストランで使われるとどうなるか。 ナパの「Angele」レストランでのサラダは、こんな風だった。美しい。 ちゃんと葉っぱのついたままなのが可愛い。パキパキ新鮮なルッコラ、上手に茹でられた色鮮やかなビーツ、 大きめサイズでスライスされたラディッシュ、フェネルのスライス、そしてトップのセラノ・ハム・・・。 野菜好きにはたまらないサラダ・ディッシュである。 ドレッシングはペストが使われていたが、根菜にはバジルの量控えめに、パインナッツ(松の実)をいつもより 多めに使ったペストが合うようだ。家でもやってみよう。 |
2008年3月某日 |
オークランドはジャック・ロンドン・スクエアの日曜ファーマーズ・マーケットに、1ヶ月ほど前からシャーベットの 店が登場。 隣町Emeryvilleに工場(?)を持つ「Scream」という店で、季節の果物・野菜(オーガニック&カリフォルニア 産)を使ってのシャーベットを出している。 どれにしようか迷うのだが、珍しいもの=面白いと思い、ビーツ・レモンを買ってみた。大変ユニーク、かつ クセになりそう。 「季節の」素材を使っているので、月ごとに新しいフレーヴァーが出てくるようだ。 3月末から、「ホワイト・グアヴァ」フレーヴァーが新たに加わったようなので、次回はこれを試してみようと思う。 カリフォルニアでグアヴァが作られているとは知らなかった。 |
2008年3月某日 |
実家が関西なので、日本に行く時は大抵いつも関空直行。日本の「春分の日」飛び石連休 にぶつかっていたためなのかどうか、サンフランシスコ〜関空はかなり混んでいたようだ。 ゲートに向かったら、私の席がファースト・クラスにアップ・グレードされていた。全部で12席 ほどのファースト・クラスをザっと見渡したところ、もともとファースト・クラスのチケットを購入 している人は最前列のお二方だけ、あと残り全員は、ビジネス・クラスからのアップグレード であろうと思われた。 出発前の朝からバタバタして来て、睡眠不足気味、何も口にせずに乗り込んだので、このアップグレードは ラッキー。さあ、お腹いっぱい食べて飲んで寝るゾ、である。 ミールが出てくるまでに、シャンパンを2杯。 前菜は、ロースト・マッシュルーム・ダック・タルト、ホタテのグリル、いちじくのチャツネ添え。 トマト&レンズ豆のスープが出て、サラダは季節の野菜に、ドレンシング選択。各シートの横で、サラダを整えてくれるのが ファースト・クラスらしいと言えば、らしい。 ここまでで、Henri Bourgeois Grande Reserve 2005 サンセール、Fevre Vaillons 2005 シャブリを1杯ずつ頂く。 確実にデキあがっていくのが、自分でわかった。 メインは、仔牛肉メダリオンのソテーを選択。スイス・チャードのソテーが、ちゃんとアクセントになっていてナイス。 赤ワインは何を頂こうかと、ちょっと考えたのだが、「あるもの持ってきてください」状態となり、 Maison Champy Beaune Vielles Vignes 2005 ピノ・ノワールと、St.Halletts, Barossa Valley 2005 シラーズを 両方一度にサーヴして頂き、一人飲み比べ。夢見心地状態に足がかかる。 デザートには、チーズ・プレートを選択。そして、ポートをちびちび。 テーブルが片付けられる頃には、半分夢の中にいたので、即、シートを(ほぼ)180度フラットに倒して寝た。 寝た、寝た、寝た。映画も、DVDも、音楽も、何も聴かず、観ず。 この飲み食いだけで、2000カロリーにはなっているだろうなと思いつつ・・・。 |
2008年3月某日 |
実家に落ち着き、神戸大丸で買い物をし、カラーリング&ヘアカットをし、日本人らしく身だしなみを整えてから 旅に出る。今回は、東京3泊、下関1泊の日程。 東京では、サンフランシスコでの観光レップという、もうひとつの仕事柄、「アメリカ人訪日観光客」の目線で、 あちこちを見て回るようにしている。 夕方着の新幹線で上京し、ホテルにチェックインして、すぐに外出。麻布十番の実地検分。 この日の夜は、大学生時代、スタンフォード大学での夏季語学研修プログラムでご一緒した仲間のうち4人と、 そのプログラムの引率・監督をされた教授との再会ディナー。@麻布十番「伊勢貫」。 あの夏から、何と25年もたってしまっているわけで、でも、この日にお会いした4人皆さん、ちっとも変わって おらず、たったひと夏の出来事だったのに、こうして今でも再会して楽しく時を過ごすことができるのは、 本当に素敵なことだ。 |
2008年3月某日 |
翌日は、半袖でもOKなくらいの陽気となり、東京都内あちこちの桜が一斉に花開いた感じだった。 桜の時期に日本に来たのは、これが初めてだったので、とにかく嬉しく、淡い色の桜の美しさに見惚れる。 ランチの約束の時間まで、都立庭園美術館を見学するつもりだったのだが、第二・第四水曜日休館にドンピシャ 当たることがわかり、残念に思いながらも、その周辺をぶらつく。 ランチは、フォーシーズンズ・ホテルズにお勤めの友人と、白金台「ボスケッタ」。 昼から飲むぞ〜の体制。 イタリアン・レストランだったので、まず再会の乾杯にスプマンテをグラスで頂き、そのあとお薦めのブルネッロ・ ディ・モンタルチーノをボトルで。 このお店、とても良かったので、別途「フード&スポット」でちゃんと書こうと思う。 |
2008年3月某日 |
今回の日本行きの一番の目的は、我がオークランド・アスレティックスの対レッドソックス 開幕戦を観に行くことであった。などと書くと実にアホみたいなのだが、実際そうなのだから、 周りからの非難の声は無視。 上記のレストランには、珍しくワンピースなぞを着て出かけたので、食事のあと一旦ホテルに 戻り、野球観戦用ワードローブ(アスレティックスのロゴが入ったTシャツにジーンズ)に 着替えて、いざ出陣(!)。 開幕戦2日目の試合だったが、1日目の延長惜敗をバネに、アスレティックスが快勝してくれて大満足。 始球式には、最年少プロ・ゴルファーの石川遼くんが登場した。 東京ドームは初めて。甲子園球場もそうだが、東京ドームも、ホームベース後ろだけでなく、一塁・三塁方向にもず〜っと 金網が張り巡らされているので、フィールド内の選手達が遠く感じる。 そしてビックリしたのが、メトロポリタン東京にありながら、女子トイレの大半が「和式」であったことだ。左右10〜15室くらいの トイレがずら〜とある中、洋式は4つほどだけ。ひえ〜〜!である。 日本生まれ・日本育ちの私だが、股関節が固いのと膝がポキポキ鳴るのとで、和式トイレが大の苦手。 メジャー・リーグの開幕戦ということで、欧米人がたくさん来場されていたが、このトイレには驚いたことだろう。 |
2008年3月某日 |
東京最終日は、浅草&合羽橋見学。浅草は、外国人観光客には既に人気・有名だが、 大抵の場合、仲見世を通り抜け、浅草寺をちらっと見るだけで終わっている。 はとバスで回ると、ここでの時間は1時間弱で、すぐに隅田川クルーズに移動するのである。 でも、浅草の良さは周辺の路地を散策することによって、より味わえるのではないかと考え ての実地検分であった。 結果、谷中の「いせ辰」さん然り、伝統工芸品を売っているお店が良いとわかった。 資料館・博物館は、充分な英語の説明文が掲示されていないと、外国人観光客にはチンプンカンプンだが、 「モノ」には言葉が不要なので、わかりやすい。 浅草ひさご通りにあった祭用品専門店「あだちや」。 オリジナル商品が多いのが何より素晴らしい。 日本手ぬぐいは、柄・色・サイズが豊富で、用途もいろいろだろう。ランチョン・マットにしようと、6枚ほど購入。
合羽橋道具街も、「モノ」を見て回ることができるので楽しめた。欧米人にとっては、 |
2008年3月某日 |
浅草周辺散策の日のランチは、どうしても江戸前鮨が食べたくて、「鮨 久いち」に予約を入れておいて いただいた。浅草も、浅草寺一帯の賑わいを抜けて言問通りを渡ると、そこは民家と小さな飲食店がひしめく、 しっとり静かな一画。住所を頼りに、このあたりかな〜なんて言いながら歩くのが、何とも楽しい。 お天気が良かったのと、朝食も食べずにテクテク歩き回ったおかげで、のどカラカラ。 美しいグラスに、適度に冷やされた生ビールの美味しかったこと! カウンターは8席だけで、8席それぞれに異なったデザイン・色の焼物が置かれていて、「あれが好み、 この色が素敵」と、お皿談義だけで、かなり盛り上がることができる。同じ職人さんの手に よるお皿だそうだが、備前風あり信楽風ありで楽しい。 握り鮨は、上品なサイズ。「上質のお鮨を頂いているのだなあ」と実感できる、素敵なもの ばかりだった。 アメリカで、ごくごく一般的に人気の「Sushi」は、ごちゃごちゃ色々な具材が詰まった「ロール」(巻物)が主体で、 そのバカでかいサイズといい、巻かれている具と言い、一見しただけでお腹いっぱいになりそうなものばかり。 で、日本に来ると、お鮨屋さんでは白身と光りモノを重点的に頂くことになり、そして、おまかせコースなら 最後に出される巻物に、いたく感動してしまうのである。 日本に住んでいたら当たり前のものであろうが、この鉄火巻、干瓢巻、かっぱ巻。 見た目も美しく、頂いても優しく、大袈裟なようだが、真っ当な巻物の美味しさ加減が「心に沁みる」のである。 |
2008年3月某日 |
東京最後の夜は、土地の味求めて「もんじゃ焼き」。月島のあたりを見たくて、当地区に 住んでおられた友人に案内をお願いし、テーブル座りで食べられる店を予約しておいて 頂いた。 月島周辺は、昔ながらの路地から、どんどん人が出て行き始めている一方、近くには 高層マンションがどんどん建ち・・で、外様には、なかなかユニークに映る。 このあと4月になって始まったNHK朝の連続ドラマ「瞳」で、月島が舞台になっている のを知り、そのタイミングに驚いた。 で、もんじゃ@「いろは駅前店」。もんじゃ初体験である。 関西出身だから、お好み焼きはしょっちゅう食べていたが、そして大抵のもんじゃ焼きの店で、 お好み焼きもメニューにあるのだが、この2つは「焼き」という名前がついている点以外、 まったく共通点のない、趣を異にする食べ物なのだということがわかった。あ、もう一つ共通点があった。 いろんな種類のものを楽しむために、3人以上で囲んだ方が良いという点。 |
2008年3月某日 |
東京3泊のあとは、下関へ。品川から「のぞみ」新幹線に乗って、途中、新大阪で幼馴染の友人が乗りこんで きて合流、小倉まで乗って、ローカル線で山口県に戻る。彼女と一緒にどこかへ旅行に出るのは、実に27年 ぶりである。 泊まりは、川棚温泉の「川棚グランド・ホテル」。地方の町で「グランド」と名前の付く宿には泊まるべからず、 という暗黙のルールがあるのだが、最近大改装して良くなったとの話を耳にして、内湯温泉付き離れの間を 予約してみた。Very Nice。 夕食は、敷地内の「カウンター・イタリアン組曲」なる店。 おまかせコースを予約しており、地元の産物を使ったイタリアンを予想していたら、「ふく」尽くしのコースだった。 アミューズ:下関南風泊(はえどまり)市場直送、ふくを使ったアミューズ組曲 前菜: 本場下関のふくさし 前菜: 焼きふくと和牛ステーキのサラダ仕立て パスタ:組曲オリジナルふくさしのカッペリーニ メイン: ふくの唐揚とトマトで煮込んだふくのリボルネーゼ リゾット:ふくのスープピラフ ドルチェ: シェフの気まぐれデザート
二人で、まずスパークリングで乾杯して、シャブリをボトルで。どこのものだったがまったく覚えていないが、 |
2008年3月某日 |
朝風呂を頂いて、朝食は、ご飯には一切手をつけず、一部のおかずだけ口にしてチェック アウト。ホテルが出すシャトルに乗って、唐戸エリアへ。 お目当ての「唐戸市場」に一目散。 下関に来た最大の理由が、この唐戸市場の「活きいき馬関街」イベントだ。 普段は、海産物・農産物の卸売市場なのだが、週末と祝祭日に限り、市場内に海鮮屋台が 出て、一般の人が食べに来ることができるのである。 この日は風が強くて、その風がまた冷たく、かなり寒かったのだが、市場内はたくさんの人。 ふく関連の握り寿司、唐揚、味噌汁はもちろんのこと、下関は「近代捕鯨発祥の地」という 歴史があることから、くじら料理もたくさんあって、興奮してしまう。 朝食のご飯に一切手をつけなかったのは、ここで思いっきり食べるためである。 市場内屋台をまず、一通りグルっと見て周り、ここ!と思った店で、あれこれ握りを舟に盛る。 白子の軍艦巻、くじらベーコン、ホタテ、アナゴ、アジ、ウニ、甘エビ、イカ、ハマチ、タイ、和牛スライス・・・・・。 いやあ、ものすごい勢いで、ものすごく食べた。こういう雰囲気、大好きだ。 |
2008年4月某日 |
アメリカからの訪日客には有名でありながら、日本在住の日本人にはあまり知られていない、知る人ぞ知る所 というのがある。直島だったり、唐津であったり・・。 そして、滋賀県にあるMiho Museumもそのひとつ。当美術館のバックボーンが、某宗教団体であることが 災いして、日本のメディアには大きく取り上げられないという事情があるようだ。 が、ミホ・ミュージアムは、ルーブルのピラミッドを手がけた建築家 I.M.Pei氏によってデザイン されたもので、 建物そのものを見るだけでも行く価値あり。 こんな所に美術館などあるのだろうかと思う山の中に、突如現れるモダンな建物である。 入館料を払う場所から美術館そのものまで、約500メートルほどのアプローチがある点、 個性的。山の中なので、桜開花も他より遅いようだが、4月中旬〜下旬には、しだれ桜が アプローチの両側に続く様子、さぞや美しかろうと思われる。 入館受付の建物内に、レストラン「ピーチ・ヴァレー」があり、オーガニック農法で栽培された食材のみを使っての メニュー。これが、なかなかなもので、私は菜の花を使ったパスタを頂いたが、アルデンテ具合もパーフェクト、 しっかり温かいままでサーヴされて、大満足。同行の母は、「おむすび膳」を頼んでいたが、お米も具も、 しっかりかつ優しい味。嬉しい驚きであった。 近所には信楽の里があり、お馴染みの狸たちを愛でながらのドライブも、また楽し。 最近は、狸だけでなくフクロウも名物のよう。 |
2008年4月某日 |
大学時代の友人と久しぶりの再会を神戸で。10年ぶりくらいだろうか。 JR三宮駅前の「にしむら珈琲店」でお茶をして、夕食は、そこから程近い「オッターヴァ」。 イタリアンである。カウンターに陣取って、季節のメニューから前菜2品、パスタ2品、 メイン2品を注文。それぞれの品を、2人分にわけてサーヴしてくださる。 前菜では、サヨリ、菜の花、フルーツ・トマトの一品が、見た目も風味もキュートで良かった。 光りモノ大好きの私は、サヨリを口にできるだけでも大喜びである。 メイン・ディッシュの付け合せに出された野菜のグリルは、大変香ばしく、特に筍のグリルが素晴らしかった。 この筍のグリルだけ、エキストラで注文しようかと思ったほど。 そして一番楽しかったのは、めばるのフリット。家で魚一匹揚げると、火加減が素人操作のため、ぐたぐたに なってしまう。だから、魚丸ごと一匹のフライはレストランで頂くに限る。 皮は程よくカラっと仕上がり、身はあくまで優しい味。 ちょっと冷たい春の夜、お腹の底から、フワフワと温かくなっていくような、そんなフリットだった。 |
2008年4月某日 |
上記同行の友人は、「あまり量は飲めない」とのことだったので、「オッターヴァ」ではグラス・ワインに終始。 スプマンテから始まって、白・赤と、それでも彼女は3杯飲んでいた。ナイス。私は4杯。 ちょっと飲み足りないなと思ったので(ここで止めときゃ良いのに)、来る途中で見かけた「ビオ・ワイン・ バーArgot」に寄ってみた。カウンターに4〜5席、テーブル席が3卓ほどの小さなお店だ。 日本では「自然派ワイン」の通称が「ビオ・ワイン」ということになっているらしいが、「自然派ワイン」とは何ぞや。 「ビオ・ワイン(オーガニック・ワイン)は、有機農法のぶどうから造られた自然いっぱいのワインです」と、 ウエブサイトに書かれてあるが、ビオ(Biodynamicのことだろう。アメリカでは「バイオダイナミック」と発音する) =オーガニックという括りにも、若干の居心地悪さを覚える。 まあ、そんなことはどうでも良いのだ。美味しいワインを頂くことができるのなら、講釈は不要。 カウンターに座る常連客らしき方々は、みなさんワインがとってもお好きな様子。難しいことを語っておられた。 |
2008年4月某日 |
実家では、食材の買出しは、阪急宝塚駅隣接・宝塚阪急の地下食料品売り場でするのだが、 ある日、マグロの解体ショー(?)と即売会が開かれていた。 解体するおじさん、笑顔がキュートで、口上もベテランの粋。 マグロがものすごく好きというわけでもないのだが、おじさんが良かったので中トロの切り身を買ってもらう。 美味しかった。 マグロとは関係ないのだが、それにしても日本は食材が高いなあと思う。 いつも野菜たっぷりの品が食卓にないと食事をした気にならない私が、何かサラダを作ろうと見て回ると、 そのあまりの高さ、1パッケージの量の少なさにびっくりしてしまう。 アスパラガスが、3本だけ束になって売られているのを見た時には、う〜んと唸ってしまった。 |
2008年4月某日 |
友人と伊勢神宮へ。近鉄特急に乗れば、難波駅から約1時間50分ほどで伊勢市に着く。 多分、子供の頃、伊勢神宮には連れられて来ていたのだろうが、まったく記憶になく、修学旅行でも伊勢神宮は 入っていなかったので、ようやく訪れたという感あり。 シニアの方々ばかりだろうと思っていたら、若い家族連れ、カップルなどで賑わっていた。 内宮前に、飲食店、お土産屋がぎっしり並ぶ「おかげ横丁」という一角があり、ここも大変賑わっていた。 五十鈴川沿いにも屋台が出ていて、タクシーの運転手さんいわく「ワンカップ大関片手に、半日ぶらつける」。 東京の明治神宮でもそうだが、やはり、こういう所はできるなら朝早く、人がまだまばらな頃に訪れるのが ベストではないかと思う。 |
2008年4月某日 |
伊勢神宮から大阪に戻り、夕食は「北新地すがはら」。九州産黒毛和牛の焼肉と、旬の 素材を使った和食との融合、というのがセールスポイントだと言う。 北カリフォルニアでは、なかなか特上の生肉を食べさせてくれる所がないし、日本の焼肉 というのは、こちらでの韓国料理店・焼肉とは一線を引く素晴らしいものだとの思いがある ので、この店を選択。 何と言っても、まず、お目当ての牛刺身盛り合わせだ。 新鮮なレバーは、まったく臭みがなくスルスルっとノドを通っていく。ユッケは、大変上品な味付けで、ごま油が ひつこくない。バラ肉は、風味豊かだったし、タンはもう、これだけであと数切れくださいと言いたくなるほど。 焼肉は、ハネシタ、クラシタ、ミスジ、ハラミを頂く。どれも、一口一口「ああ、美味しい」とタメ息つきながら食べた。 また、野菜の網焼きが素晴らしかった。筍、蓮根、シイタケ。これらを適度に焼いて、塩で頂く。ああああああ。 器は全て、信楽焼きとのこと。つい3日前に信楽の里へ行ったことを思うと、その繋がりに嬉しくなってしまった。 カウンター好きの私のために、友人がカウンター席を予約してくれていたのだが、当店の売りは全9室からなる個室なのだろう。 トイレ利用の折、ちらっと個室を見たが、その微妙な狭さ加減といい、密室具合といい、いかにも北新地らしいというか、 「同伴」食事や、芸能人の飲食に人気というのが大いにうなずける。 |
2008年4月某日 |
弟家族と夕食@「よう山」。阪急苦楽園駅周辺は、東京で言えば白金台あたりの雰囲気だろうか。 フランチ、イタリアン、和食など上質の店が点在している地域である。阪急夙川駅からひと駅で歩いても すぐだし、桜の時期だからと、夙川駅から川沿いをぷらぷら歩いていく。 土曜日だったので、川沿いは花見客であふれかえっていた。時期柄、新入生歓迎コンパも兼ねているのだろう、 若い人たちがいっぱい。2割ほどの若者は、アルコール摂取が許されていない年齢のように見えた。 夙川の桜並木は大変きれいなので、平日の午前中とかに来たかった。
で、「よう山」。カウンターだけの小さなお店で、予約なしでは(特に週末は)無理。店構え、店内の様子を |
2008年4月某日 |
関空からのサンフランシスコ直行便は、出発が夕方なので、空港で食事を取ることはない のだが、頻繁に拝見しているブログで、関空の新しい食空間が紹介されていたのを受けて、 ちょっと見に行ってみた。 一階にある「関空味小路」という一角がソレ。お惣菜を自分で選んで食べる食堂スタイル から、お寿司から、おうどんから、ソフトクリームまで、いろいろあって、食事時に来られたら 良いのになあと思った。 これなら、二人で分けたら食べられるだろうと、老舗「自由軒」のハヤシ・オムライス。 ノスタルジックなブース構えがそそられるのだが、個人的には、もう少し熱々で出して 頂きたかった。 |