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2006222

三週間のご無沙汰でした。ここ北カリフォルニアでは、桜が満開に近く、一部ではもう既に散ってしまっております。
2月第二週に入って、記録的な暖かさの日々が続き、昼間はポカポカ陽気でジャケットも不要なほどでした。
2月15日あたりから一転、今度はものすごく寒くなり、今週に入って、ようやく初春のような気温になっています。

今週は月末ですので、なんちゃってブログ「こんなもの食べてます、飲んでます」の2月分をお届けします。
画像は、それぞれクリックしてご覧ください。
 

 2006年 2月某日

1月のうちに新年会(と称した単なる飲み会)をやろうと計画していたのだが、何やかやと都合がつかず、
2月に持ち越された。今回の集まりは、久しぶりにブラインドをやろうと、各自1本ずつ持ち寄り。
カリフォルニア・ワインで、赤で、2003年ヴィンテージで、極端に安かったり高かったりしないもの、というのが条件。
結局全部で6本集まったのだが、公平を期すため、ここから4本を息子に選ばせ、ボトルを包んでサーヴ。
品種と、値段を当て、好きな順もつける。6本のうち4本なので、自分が出したワインが入っていない可能性もあるわけで、
また、4本とも全部同じ品種だという可能性もあり。
大人6名の参加者中、全品種をピタリ当てたのはゼロ。私はというと、何と4本のうち3本まで品種が当たった。
(当てたのではなく「当たった」)
一番のピノ・ノワール、2番のカベルネ、4番のシラーは、ほぼ迷わず、それと書いたが、困ったのが3番。
独特の色彩だけどピノ・ノワールの芳しさはないし、4本の中で一番アルコール度高そうに感じるけど、ジンファンデルとかシラーの感じでも
ないし・・・で、結局「カベルネ」にしておいたのだ。

結果は、@Londer, ピノ・ノワール Anderson Valley $29.00
     ATurnbull, カベルネ Napa Valley           $32.00
           BPisoni, ピノ・ノワール、Pisoni Vineyard    $60.00
     CPiedrasassi シラー、California             $50.00

ひえええ。これなら絶対間違えないだろうと思って自ら出したピゾーニ、ピゾーニのピノが、一番「わからなかった」ワインになるとは!
がっくりくるとはこのことだ。4番のシラーも、私が出したものだが、これは値段がよろしいだけあって、かなりナイスなシラー。
参加者の皆さんからは人気のなかったワインだったが。因みに一番人気は、1番だった。
 

 2006年 2月某日

ファーマーズ・マーケットで、しっかりと硬い、おいしそうな大根が売られていたので購入。
半分はお米のとぎ汁でゆがいて煮たが、あと半分は、別の日にサラダにした。
鶏の胸肉を、くず野菜を入れたスープでゆがき、適当に割いて、合わせる。
以前は、ものすごく大雑把に大根を切っていたものだが、こういうサラダにしてサクサク感を楽しみたい時は、
できるだけ薄い短冊切りにした方が美味しい。・・・と、わかっていながら、この日はものすごく急いで調理したため、
ブロック積み木のような分厚さのもあれば、マッチ棒ほどのサイズもあり、で、めちゃくちゃだ。
 2006年 2月某日

鶏の手羽グリルは、子供たちに大人気の定番メニュー。ものも言わずにムシャムシャ食べ続ける。
以前、子供たちを遊ばせてくれるお礼に、これをご近所宅に作って持っていったら、ものすごく喜ばれ、「レシピを是非
教えて欲しい」と言われた。返答に窮する。
@近所のスーパーマーケットに行き、マコーミックの「Seasoned Salt」を買ってくる。
A手羽にこれを振り掛ける Bオーブンで焼く。 これが「レシピ」と言えるのだろうか。
合わせたのは、C&T Cellarsのカベルネ・ソーヴィニョン、ルーフトップ。確か16ドルくらい。
Livingston Moffett」の息子さんTrentさんと奥様が手がけるワイン。
リヴィングストン・モフェのワインは、例のヴァレーホの倉庫火事で、大半を焼失してしまっており、とても気の毒。
 
 2006年 2月某日

日本から持って帰ってきた焼酎もとっくの昔に飲み終えてしまったので、こっちで調達することにする。
手頃な値段で買えるものといえば、このあたり。「黒甕」。
決して上等の、唸るような美味しさの焼酎ではないが、デイリー焼酎としては申し分なし。
茄子の田舎煮は、唐辛子でピリっとさせて。同じく辛めの「ツナ・ポケ」を、きゅうりのベッドに乗せて。
おおい、ツナ(まぐろ赤身)はもっと、小粒に切り揃えなさ〜〜い。
食卓に出たコレを見たご家族の皆さんは、「一体これは何なのだろう」と、箸を伸ばす前にじ〜〜っと見つめて
おられたじゃないか。

 
 2006年 2月某日

また大根を買ってきた。近所のスーパーで、Scallops(ホタテ)がセールになっていたので、プリップリのそれを一緒にする。
同じようなサイズに切ったので、似たような形がお皿に並び、ちょっと可愛い。
塩水でゆでた大根と、塩・こしょうして小麦粉をまぶしたホタテをフライパンで焼き、バター、白ワインを加えて煮詰めるだけ。
レモンをぎゅっと絞って頂く。ちらっと、カイエン・ペッパーを振り掛けると更に良し。
付け合せに、冬の野菜ケールをベーコンと一緒に炒めたものを。
ワインは、「オリジン」改め「Source Napa」のソーヴィニョン・ブラン、Gamble Vineyard 2004
清清しい酸味と、ほんの少しの苦味が、バター、ホタテの風味とマッチ。ほぼ一気飲み。
 
 2006年 2月某日

「ワインカントリー日本語ガイド」のリピーターとなってくださっている朋子さんが、ご主人と一緒に来られた。
前回ご一緒された恵子さんから言付かってこられたというお土産を頂く。
何と手作りのお菓子!コルドン・ブルーで資格を取られたというアヤノ先生のもと、お菓子教室に通われている
そうで、そのアヤノ先生からのメッセージも入ったパッケージ。
チョコレート・ケーキ、栗のケーキ、グランマニエのトリュフ、ヴランボワーズのボンボン。
「すぐに食べない時は冷凍してください」とメッセージがあったが、何の何の。
我が家に限って、「すぐに食べない」ことなどない。
案の定、「COOL !」の一言で、全員バクバクバクバクバクバクバク。10分もしたら、ものの見事になくなっていた。
とてもとても美味しかった。特にトリュフは絶品。
 
 2006年 2月某日

「カリフォルニア・ワイン・ファンクラブ」というウエブサイトのメンバーで、ここベイエリアにお住まいの方が数人おられる。
6月にオフ会があってお会いしたっきりだったのだが、ひょんなことから別件で接点ができ、2月のワイン会への
お誘いを頂いた。飲めるところならどこへでも・・と、ドライブ1時間ほどのシリコン・ヴァレーの街へ。
主催者が決められた今回のテーマは、「フランスっぽいカリフォルニアのピノと、カリフォルニアっぽいフランスのピノ」。
4ワインのブラインドだった。
普段、ほとんどフランス・ワイン(特に赤)を口にしない私には、それだけで新鮮。
フランスではとても暑い年だったという2003年ヴィンテージものなので、よりカリフォルニアっぽさが出たのだろうが、
主催者を除く参加者4名全員、見事に、フランスとカリフォルニアを逆さまに読んだ。
フランス・ワインへの造詣が深いお二方が、「これはとても良いワイン。多分、これはフランス。」とおっしゃった2番ワイン。
好きな順をつけると、私にはこの2番が最下位だったので、「私はフランス・ワインとは相性良くないのかなあ」なんて
思っていたら、なんと、これがカリフォルニアで、「カレラ」のリードだった。いやはや。
そして一番「好き」とマークしたのが、ポマールのClos De Verger畑のものだったわけで、こういう意外性が
ブラインドの面白さだと実感。とても楽しかった。お招き頂き、ありがとうございました。
 
 2006年 2月某日

ポークというのは、うまく扱わないとパサパサになってしまう肉だが、ドライ・フルーツを使ったソースをかけると、
とても良く合うと思っている。クランベリー・ソースの缶があったので、ポークを焼いたあとのフライパンで、
これとワインとでディグレーズ。ポークそのものは、塩・こしょうをたっぷりふって、粒マスタードを塗って焼いた。
合わせたのは、Lamborn Family Vineyardのジンファンデル、ハウエル・マウンテン2001。
有名なハイジ・バレットさんがワインメーカーとして、当ワインを造っておられる。
ズドーン、ドスーン、ボワーン的ジンファンデルではなく、どちらかというと儚げなジンファンデル。
クランベリー・ソースの甘みと、ジンファンデルのフルーツ風味が良い具合に溶け合って、なかなかナイスだった。
 

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