2009年02月04日
この前、雨が降ったのは一体いつだっただろうかと思い出すのに苦労するくらい、雨季だというのに雨に恵まれていません。
今日も、天気予報では雷を伴う「ストーム」が来るはずだったのに、朝方、パラパラっと「お湿り」があっただけ。
今週いっぱい、来週あたままで「雨が降ったり止んだり」の予報ですが、ここらへんでしっかり降ってくれないと困ります。
今回の「あれこれ」は、久しぶりに「20ドル以下のカリフォルニア・ワイン」Vol.36をお届けします。
Leo Steen
Chenin Blanc, Dry Creek Valley, Saini Farms 2007
17ドル
AVAとしてのドライ・クリーク・ヴァレーを代表する品種は、恐らく「ジンファンデル」になるのでしょうが、
ソノマ郡ヒールズバーグの街から程近い当地域は、実に多種多様な品種が栽培されていることで有名です。
長さ約24キロ、幅約3キロほどの広さの中で、ジェンファンデル、ピノ・ノワール、シャルドネ、リースリング、
ソーヴィニョン・ブラン、バーベラ、マスカット・カネッリ、シラー、カベルネ・ソーヴィニョン、ネビオロ、ヴィオニエ、
セミヨン、カベルネ・フラン、マルベック、シェニン・ブラン、プティ・シラー、メルロー、ゲヴュルツトラミネール、
ガメイ・ボジョレーが育てられているとのこと。
何でもあり、状態です。
シュナン・ブランを、ブレンドの一種ではなく、ヴァラエタル・ワインとして出しているワイナリーは、カリフォルニアでは少ないので、見つけたら買うようにしています。
Leo Steen
というワイナリー名から、レオ・スティーンという人がいて、その人が造っているのかなと思ったのですが、どうも違う。
当ワイナリーのウエブサイトを見ても、ワインメーカー及びオーナーの名前がどこにも見当たらない。
私と同じように、「誰が造っているのだ」と不思議に思い、リサーチをかけた方がおられ、その人の情報によると、
造り手は、Leo Hansen という人で、現在、ソノマ郡の「Stuhlmuller
Vineyard」でワインメーカーをしておられるとのこと。
じゃあ、レオ・スティーンというワイン名の「スティーン」というのは、どこから来ているのだという疑問が湧くのですが、
まあ、そういうことは置いておいて。
と言いつつ、レオさん宛てに質問メールを出したら、すぐにお返事を頂きました。
「Yes, Leo is my first name and Steen is my middle name.
I chose to use my middle name for two reasons.
Hansen is currently used and trademarked in the wine industry. Steen is
also used in South Africa to
describe the varietal Chenin Blanc which I thought would be an interesting
twist since it is part of my
family name. 」ということでした。なるほど。
このシュナン・ブランは、405ケース生産。ハーフ・ボトルも出していて、それだと8〜9ドルで買えるのですが、
手頃なお値段なので、レストランでのグラス・ワインなどで人気が出ても良いのではないかと思います。
フルーティなシュナン・ブランを予想して頂くと、そのドライさにびっくりします。
甘さというのものが、ほとんど感じられない。液体なのに、飲んでもノドが乾きそうな、そんなシャープさがあります。
ほんの少し、ショウガの風味がしたので、手羽先をショウガの薄切りで炒めて、同じく炒めたタケノコと干し椎茸と
一緒に煮込んだものに合わせてみました。
ほんの少し、ポン酢を垂らして頂くと、このドライなシュナン・ブランと、うまくマッチ。
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