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2005年1月19日
年が明けても降り続けていた雨がようやく上がり、明るい日差しと穏やかな気温の日々が
続いています。冬が過ぎるまでに、でもあともう一回くらいはストームが来るのが例年の
パターンです。
ワイン・カントリーでは、既にプルーニング(剪定)を終わらせたヴィンヤードもあり、
冬の色、カラシ菜の花の黄色が、畑を一面に覆っています。
とてもきれいです。
さて今週は、「20ドル以下のカリフォルニア・ワインVol.12」です。
Morgan
画像をクリックしてご覧下さい。
2003 Pinot Gris
R & D Franscioni Vineyard
$16.00
寒い寒いと言いつつ、温まるスープを作ったり、
つい暖房を入れてしまったりして、すっかり体が
暖かくなると、適度に冷えた白ワインが欲しく
なります。
ピノ・グリや、ソーヴィニョン・ブランは夏のワインというイメージがありますが、
こうして私は冬の真っ只中になって楽しんでいます。季節関係なし。
モーガンは、サンタ・ルチア・ハイランド地区のワイナリーとして、既に知名度も高く、
ピノ・ノワールやシャルドネが看板品種です。
そのモーガンが作っているピノ・グリは、ピノ・グリには珍しい単一畑のもの。
R&D Franscioni Vineyardは、名声高い「ゲアリーズ・ヴィンヤード」
(Garys') のすぐ東隣にあるヴィンヤードで、出版物によっては、
「R&D Vineyard」と書かれている場合もあります。
すっきり、あっさり飲めるので、ピノ・グリはアメリカでも人気を高めましたが、
あっさりと言うより、これは「薄い」と言うのではないかと思うくらい、水っぽいピノ・グリも
出回っています。
モーガンのシングル・ヴィンヤード、ピノ・グリは、かなりしっかりしています。
まず、力強い酸味が、しゅわ〜っと来て、そして、よく熟してやわらかくなったマンゴと、
昔懐かしい、コタツに入って食べたミカンのような香り、そして更に、クリーミーな
味わいが重なってきます。
その日は、バターミルク・ドレッシングのサラダを
作っていました。
ロメイン・レタス、トレビス(赤キャベツ)、薄くスライ
したフェネルと赤オニオン、オレンジを使い、
クミン、コリアンダー、オレンジ果汁、バター
ミルク、ディジョン・マスタード゙、シャロット、
白ワイン・ヴィネガーなどなどを混ぜたドレッ
シングで和えました。
クリーミーなドレッシングが、酸味とクリーミーさのバランスが絶妙なピノ・グリと
結構うまく合っていました。