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2007年02月28日

先週から今週あたまにかけて、よく雨が降りました。気温もぐんと落ちて、風も出て、せっかく満開になった桜がもう散り始めて
しまっています。昨日などは、雷は鳴るし、ヒョウ(雹)は降るしで、凄かったです。
今朝からはスカっと晴れ上がり、しばらく雨はないようですが、結構寒いです。

今週は、月末ですので「なんちゃってブログ、こんなもの食べてます、飲んでます」2月分をお届けします。
 

 2007年 02月某日

2月最初の日曜日、大型客船「クイーン・メリー2号」がサンフランシスコに入港。
サンフランシスコ湾に入ってきた船で過去最大のものだということで、地元新聞が「QM2が
やってくる!」と大きく記事を載せ、タイミングよく週末にかかったせいもあり、湾沿いには
たくさんの人が見学にやってきた。主人と私もそれにノセられて出たクチで、友達を誘って
フォート・ベイカーへ。
午後3時にゴールデンゲート・ブリッジを通過という予定だったのだが、待った待ったで、
結局お姿現したのが3時45分くらい。天気も良く風もなく、さほど寒くもなかったので、日曜の午後のアクティビティとしては
なかなか良かったと思う。ヨットやカヌーやカヤックが、いっぱい出ていて、大きな大きなクイーン・メリー2号のうしろをコバンザメの
ごとく、それらがついてくる様子は、見ていて愉快。
翌日の新聞記事によると、この街をあげての大歓迎ぶりに、乗船客も大感激したようで、「他のどの街(港)でも、ここまでのウエル
カム・フィーリングはなかった」とのこと。本当は、こういう公園でアルコールを飲んではいけないのだが、こっそり紙袋のワインを
入れて、チーズ&パンと一緒に飲む。Ampelosのピノ・ノワール04、サンタ・リタ・ヒルズ。海風を吸い込みながらのワインも
非常に美味しい。潮の関係で、ドックに入るのは午後8時過ぎでないと無理だったため、それまで船は湾内をクルージングしていたが、日が暮れて暗くなってから、ライティングされたクイーン・メリー2号が海に浮かんでいる様子は、これまた美しかった。
 
 2007年 02月某日

豚の肩肉は、柔らかくて煮込み料理に便利。手抜き主婦の定番、紅茶煮をする。
ソースは、ウスターソースに和辛子を混ぜ、炒めたマッシュルームも加えたものをタップリかける。
薄ら寒い日の煮豚には、シラーの気分。で、Hill Climber, Pilgrimage,シラー02。
ヒル・クライマーは、ジンファンデルで有名なBialeのシラー用ブランド。
がっつりの豚に、がっつりのワイン。体がしっかり温まるってもんだ。
さっさと写真を撮って、温かいものを温かいうちに食べたいものだから、周りのセッティングを無視して
カメラに収めてしまう。背後に、子供が飲んでいるミルクまで写ってしまっているなんて、
ダウンロードしてから気がついた。見苦しい。
 
 2007年 02月某日

ビジネス・ランチ@Central Park Bistro サンマテオ。同席者(白人男性&女性)がどなたもワインを
召し上がらないのに、私ひとり、グラス・ワインを注文する。ふてぶてしい。
サンドイッチ類がランチの売りだったようなので、サーロイン・ステーキ・サンドイッチを注文。
同席者は、ラム・サンドイッチを頼んでおられたが、男性の方が「アトキンス・ダイエット」をやっているとのことで、
パン抜き、中身だけの注文をされていた。私も数年前、なるべくカーボを取らないダイエットをしていたので、
懐かしい感じがしたが、そういう注文の仕方をするほど、そのダイエット法に従順ではなかった。
体重をどうやって落とすかの話が盛り上がり、アラメダに住んでいると言うと、その男性「アラメダにはジョギングや
ウオーキングに最適の道路がいっぱいあるから、ユー・アー・ベリー・ラッキー。SillyCrazyなジムとやらに
行かなくても運動できるもんね。」。アラメダの環境の良さはその通り。その「SillyCrazyなジムとやら」にも
行くけど。
 
 2007年 02月某日

韓国スーパーに長いもが出ていたので買う。野菜の中では高い部類に入る。30センチほどの長さのもので
10ドルする。30センチもあれば2度に渡って使えるが、シャキシャキ感が面白いので、緑色のひよこ豆、
ハム、缶ツナと一緒に、マヨネーズ&ポン酢で和えてサラダにしてみた。
「これは何だ」と息子どもが聞くので、「ナガイモよ。まあ、一種のポテトね」と答えると、どう反応して良いか
わからなかったようで「・・・・・・」。
一緒に、ししとうを。今回のパックには、強烈に辛いのが何個か入っていて、下の息子が「来た〜〜」と叫んで
悶絶していた。
誰が、この辛いのに当たるか、毎回楽しみだ。
 
 2007年 02月某日

チキン胸肉を使ってのディッシュはいろいろあるが、生ハムがあったのでローリエの葉と一緒に肉の上に
乗っけて焼いてみた。たっぷりのサラダも作ったが、あと何かひとつ欲しかったので、ポートベロ・マッシュ
ルーム風味の生パスタでカルボナーラを作って添えた。
久しぶりにカベルネが飲みたくなって、Nealのカベルネ、ナパ・ヴァレー03。
某航空会社のセールスの方に、その会社主催のワイン・テイスティング・イベントで使ったワインだ、と、
1本おすそ分けしてもらったもの。ニールのカベルネは、単一畑ものは高く、頂いたナパ・ヴァレーのカベルネは
その半額ほど。それでも45ドルくらいはする。充分に美味しい。
頂き物だから、尚更、美味しい。
 
 2007年 02月某日

冬野菜の代表、ケールで、ソーセージと一緒にスープ。寒い日のスープに、heartyなジンファンデルをと思い、
DeLoachのジンファンデル、Gambogi Ranch 03を開けたのだが、ケールが苦めの野菜であることを忘れていた。
苦さが口の中に残るので、ワインが普通より酸っぱく感じられてしまうのだ。
このスープにはビールを飲むのが無難。
翌日、残りのジンファンデルを、シェイブしたハード・チーズでチビチビやったが、それでようやく、このワインの
良さが引き立った。申し訳ないことをした。
 
 2007年 02月某日

バークレー・マリーナに、「紅花」スタイル鉄板焼きの店「HANA JAPAN」がオープンしたのは知っていたが、
行く機会がなかった。ある週末、料理するのが面倒になったので、家族で行ってみる。
このテの鉄板焼きレストランは、息子らにとっては初体験。ティーン・エイジャーになったので、小さい子供のように
面白がってキャッキャとはしゃぐことはハナから期待していなかったが、それなりに興味深げに見つめていた。
お決まりのパフォーマンス、エビの尻尾を鉄板の上で切って、コテでそれを弾いて、コック帽の上の「へこみ」に
放り込む・・・を見た上の息子、ニヤっと笑って「I guess, it's cool.」。
たま〜〜に行くには、こういう店も良いものだ。どの食材も、鉄板で焼いて、塩・こしょう・しょうゆをかけるだけ
なので、何食べても同じ味というつまらなさは仕方ない。
で、こういう店にも、私はワインを持ち込むのだ。しぶとい。Origin(現・Source Napa)、Heritage Sites 02
しょうゆ味の食べ物にどうかなと不安だったのだが、大変美味しく飲めた。カラマリ・ステーキとも良く合っていた。
同じテーブルに座っていた3組のご夫婦連中の男性が、「あ、ワインか。いいねえ、ワイン。」とおっしゃるも、
女性陣のおひとりが「私はコークで結構」とシラっと答えたものだから、それっきりその男性も黙ってしまわれた。
気の毒だった。
 
 2007年 02月某日

Jicama
(ヒカマ)を使ってのサラダで何か良いものはないかと思っていたら、ある日の新聞フード・セクションに
タイミング良く掲載されていたので、トライ。大きなボールに、薄スライスした赤オニオン、千切りしたヒカマ、
チョップしたシラントロ、みじんきりしたハロペニョ、Arugula(ロケット・サラダ)を入れて、そこに、エキストラ・
ヴァージン・オリーヴオイル、オレンジ・ジュース、シェリー・ヴィネガー、シラントロ、クミン、コリアンダー、
シナモン、ホットソース、塩・こしょうをガシャガシャしたドレッシングをかける。
お皿にオレンジの輪切りを並べて、その上に、そのサラダを乗っける。キックが欲しかったので、私はハロペニョとホットソース
(タバスコ)の量を少し多めにしてみた。ワインは、Elizabeth Spencerのソーヴィニョン・ブラン、メンドシーノ05。
オレンジのすっきり甘さと、Arugulaの新鮮な苦味、ペッパーとホットソースのピリ辛さが良い感じにミングルして、
ソーヴィニョン・ブランの爽やかさとナイス・マッチング。
 
 2007年 02月某日

しょうゆ、みりん、酒といった、いわゆる和食の定番調味料を使ったメニューには、ビールや日本酒や焼酎が
ぴったり来るのだが、和洋折衷の食卓になると、やっぱりワインが飲みたくなる。
チキンもも肉と、ひよこ豆、トマトをブイヨンで煮たものに、さつまいもと豚肉の和・煮込み、
そして乾燥千切り大根をもどしたものとブロッコリーのカレー粉炒め、というメニューで出してきたのは、
Mahoney シャルドネ、カーネロス Gavin Vineyard 05。
しょうゆベースの煮物に、クリーミーとクリスプ度が丁度中間を行くシャルドネは結構合うと思っている。
そして豆。豆料理に、シャルドネは意外に合うのだ。ひよこ豆、キドニー・ビーン(金時に近い)、クランベリー・
ビーン(中長鶉に近い)、カイマ・ビーン、何でもOK。
 
 2007年 02月某日

年末近くに引越しした友人の新居で、遅まきながらの新年会。旧正月・新年会とでも言おう。
日本食レストランにお勤めのご主人が腕を振るって、いろいろこしらえてくださった。
ひらめのお刺身(もちろんエンガワも)、ほたてに穴子を巻いて揚げたもの、牛の煮込み、などなど。
そして締めに、残ったひらめのお刺身を使ってのお茶漬け。胃袋が破裂するかと思うくらい食べた。
食べる量より飲む量が多くなると、記憶をなくす酔い方をすることを自覚してきたので、せっせと食べた。
大人6名だと、ワインも、それぞれに注いで1本が開くので、1杯ずつでいろいろなワインが飲めて良いペース。

Daniel D Amptet Fils シャブリ05
Capiaux, ピノ・ノワール、Widdoes Vineyard 04
Freeman, ピノ・ノワール、Akiko's Cuvee 05
Testarossa, ピノ・ノワール、Pisoni Vineyard 04
Downing Family カベルネ・ソーヴィニョン Napa Valley 01
ANAKOTA、カベルネ・ソーヴィニョン Helena Montana 01

教科書に載せても良いくらいの優等生ラインアップだった。それぞれ持ち寄りのボトルだったのだが、
カベルネがいづれも2001年ヴィンテージのものだったというのが、まったくの偶然で、素晴らしい一致の仕方。
自分で持ってきて言うのも何だが、ANAKOTAのカベルネ、凄かった。マウンテン・カベルネの王道を行くかのような
威風堂々なワインだった。

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