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ヨセミテ国立公園のハイキング Hiking at Yosemite
毎年6月中旬〜下旬にかけて、ヨセミテ国立公園でハイキング三昧をします。
聳え立つ木々、広がる草原から立ち上る山の香り・空気、これを最低1年に1回は、大深呼吸して
体内に取り込まないと、私自身の心身のバランスが崩れるような気さえしています。
宿泊するのは、一般的に知られているヨセミテ・ヴァレー 画像をクリックして、ご覧下さい。
ではなく、「ハイ・カントリー」と呼ばれる公園北東部の地区
です。公園を東西に縦断している「タイオガ・ロード」は、
積雪時は閉鎖。雪解けが完了する時期(大体5月末あた
り)に道路がオープンになり、それとほぼ同時に
ハイカントリーの宿泊所、ビジターセンター、ショップなどが
営業を開始します。
常宿としている「Tuolumne Meadow Lodge」(いろいろ
表記の違いがありますが、ここではツオルム・メドー・ロッジ
とします)は、薪ストーヴと簡易ベッドがあるだけのテント・
キャビンです。電灯もヒーターもテレビもラジオも、な〜〜ん
にもありません。
共同トイレ・シャワールームへは、暗くなると各自持参の
懐中電灯で足元を照らして行きます。 どこにもコンセントがないので、ドライヤーも使えません。
ですから、ここにいる間、私の頭はバクハツしっぱなし、帽子かぶりっぱなしになります。
このロッジがあるあたりで、既に標高3000mほどありますので、到着してすぐはトイレに
行くのさえ辛く、呼吸がしにくく感じます。
到着2日目、最初のハイキングは、標高約3306mの
「マウント・ホフマン」です。
May Lakeという美しい湖を経て、湖の南西から頂上へ
のトレイルが続きます。
湿原を抜けたあたりから、岩場の登りに入り、ここから
はトレイルはあってなきがごとし。
自分の登りやすいルートで登っていきます。
最初の岩場をやっとこさ登り終えると、広々とした平原
に出ます。ここまで来てやっとホフマンの頂上が見えてきます。
そして、最後の30mほどの岩場が最大のハイライト。
片足バランスの取れない方、腕で体を持ち上げることが
できない方、足をぐい〜っと上げることのできない方
には無理、と言わざるをえません。
私は少し高所恐怖症気味なので、絶壁には絶対近寄り
ません。
今回、東側からのアクセスがやりやすそうだったので、
えっちらおっちら岩場をよじ登って、ヨイショ!と掛け声を
自分で掛けて、ぐいっと体を持ち上げたら、目の前が
なんと絶壁。
ひえええええええええええええええ。
足の先から頭の先まで、恐怖の冷気がゾワゾワゾワ
ゾワ〜〜っと通り抜け、すぐに体をもとの位置に戻し、
ズリズリっとへっぴり腰状態で、左へ左へと岩場を
はいつくばって移動しました。
あれは、ほんと〜〜〜に怖かったです。
でも、ホフマン頂上からの眺望は、それはそれは素晴らしく、ヨセミテの大パノラマを
満喫することができます。マーモット(リスを太らせて大きくしたような動物)が、チョロ
チョロしているのを眺めるのも楽しいです。
(2004年6月現在)