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ヴィノ・ヴェニュー VinoVenue
註)2007年末、突然当ヴェニューが閉店しました。
サンフランシスコを訪れたのに、ワイン・カントリーまで足を延ばす時間のない方に、朗報です。
ヨーロッパ以外の土地では初登場という、ユニークなワイン・テイスティング・スポットが、
サンフランシスコのダウンタウンにオープンしました。
「VinoVenue〜The place to taste〜」という名の
新ラウンジは、モスコーニ・コンベンション・センターや、
サンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)のすぐ近く、
3rd StreetとMission
Streetの角に上陸(?)。
通りから、ピカピカに磨かれたガラス・ウインドー越しに中が窺えます。ドアを開けて入ると、
レセプションの方がにこやかにフレンドリーに迎えてくれますので、「入りにくい」雰囲気は
まるでありません。
店内は、レセプション・デスクを中心に、目の前左側が
セルフ・ワイン・テイスティングのスペース、右奥にフル・
グラスでテイスティングができるバー、そしてその更に
右奥にはプレミアム・ワインのセルフ・テイスティング・
スペースと、その時々のイベント用スペースが配置されて
います。
システムはハイテクながら簡単。
レセプション・デスクで、「テイスティング・カード」を購入
します。10ドル、20ドル、50ドル分のカードから好きな
額のカードを選びます。
店内には、10ほどのステーションがヴァラエタル別に
設置されています。
ピノ・ノワール・ステーション
ジンファンデル・ステーション
ボルドー・ステーション(カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、
カベルネ・フラン等)、
ローヌ・ステーション(シラーなど)
軽い白ワイン(Lighter
White)・ステーション
フルボディ白ワイン・ステーション、
イタリアン・ヴァラエタル・ステーション
アドベンチャー・ステーション(スペイン、ポルトガル、メキシコ、レバノン、南アフリカ等)
各ステーションには、約10種類のワイン・ボトルがセット
されていて、テイスティング料金がそれぞれの電光掲示板
に表示されています。
購入したカードをスロットに入れ、グラスを選んだワイン・
ボトルのノズルの下に置き、ボタンを押しますと、規定の
1オンス分のワインが、シューっと注がれるというわけです。
各ステーションには、出されているワインの説明が書かれた
ボードが置かれていて、1本あたりの値段も表示されています。
ここでテイストするワインは、全てここで購入もできるということです。
私は20ドル分のカードを買い、とりあえず、ぐるっとステー
ションを回ってみました。
プレミアム・ステーションも当然チェックします。
プレミアムは、赤・白それぞれ8種類ほどが並べられて
おり、こういうものがありました。
オルネライア 2000 12ドル
Gaja
バルバレスコ1999 18ドル
オーパスワン 1999 15ドル
シャトー・ディケム 1997 28.50ドル
この値段はもちろん、1オンスあたりのものです。オルネライアにものすごく誘惑を
受けましたが、今回はたくさんのワインを試飲してみたかったので断念。
20ドル分のカードで、今回は以下をテイスティングしました。値段は1オンスあたり。
ボトル1本のリテイル価格は、この1オンス分の約10倍。
@Schneider
シャルドネ2000 $1.30
アメリカ東海岸はロング・アイランドのワイナリー。コンサルティング・ワインメーカーが
Capiauxのショーン・キャピオー氏であることを知っていたので、まずこれを。
ALachini
ピノ・ノワール Willamette Valley 2002
$3.30
2002年ヴィンテージのオレゴン産ピノ・ノワールは前評判が非常に高いです。
ここのワインは初めて見ましたので、トライ。
BEscarpment
ピノ・ノワール2002 Martinborough(ニュージーランド)
$3.20
ニュージーランドのピノも興味があったので、トライ。
COrogeny
ピノ・ノワール2002 Sonoma Coast
Green Valley $2.40
シャローン・グループの新ワイン。ボトル23ドルでこれは、かなりお買い得。
CCapiaux
ピノ・ノワール 2002 Widdoes
Vineyard
$3.20
柔らかいエレガントなピノ・ノワールなら、ここ。他と比較する基準にしたくてトライ。
DDujas
Fils et Pere、ジュヴレ・シャンベルタン
2000 $3.60
ブルゴーニュのピノ・ノワールも頂かなければ、とトライ。
ELes
Vine de Vienne "L'Arzelle"、サン・ジョセフ,
$1.60
最後に、シラーをトライ。
ついつい面白くて、ピノ・ノワール飲み比べのようになってしまいましたが、個人的には
Aのラチーニが、とてもとても美味しく頂けました。
カリフォルニア・ワインが数としては多いですが、各国ワインもバランス良く混じっています
ので、今回のようにヴァラエタル別に飲み比べができるのも、ここの楽しい点のひとつ。
バーでは、ステーションに入っていないワイン(スパーク
リングなど)をグラスで頂くことができます。私が訪れた日
には、モデルのような格好いい白人男性(若い)二人が、
黙々と、時々携帯でなにやらヒソヒソ話しながら、何杯も
テイスティングしていました。
サンフランシスコを第一号店として、これからアメリカ各地
に広がっていくであろう、このシステム。
平日は、夜まで開いていますので、仕事帰りに楽しいテイスティングで
お友達と過ごすというのも、よろしいのではないでしょうか。
VinoVenue |
|
住所 | 686 Mission Street @ 3rd, San Francisco |
電話番号 | (415) 341.1930 |
ウエブサイト | www.vinovenue.net |
営業時間 | 月〜木 正午〜午後9時 金&土 正午〜午後10時 日 午後2時〜午後6時 |
メモ | ワインのラインアップは、約20%ほどを定期的に変えていくそうです。 |
(2004年10月現在)