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Town Hall タウン・ホール
【ずっとそこにいた君・・・】 画像をクリックして、ご覧下さい。
サンフランシスコ・クロニクル紙による、
2004年版「新レストラン・TOP10」に
堂々ランク・インした「タウン・ホール」は、
もと「Marine Electric」社の倉庫(ウエア
ハウス)だった建物に入っています。
ベイブリッジを東から渡ってきた最初の出口、
フリーモント・ストリートの沿道にありますので、
毎朝、毎日、たくさんの人・車が、このレストラン
の前を通っているのですが、
それでも、ここが人気のレストランであることを知らないままの人も少なくありません。
建物そのものは、1900年代初頭からのもので、1906年のサンフランシスコ大地震後、
初めて建立されたビルディングのひとつです。
レンガで覆われた外観は立派で、今もどこかの会社のオフィスであるかのように、
堂々と、でも謙虚に、その存在をアピールしています。
「タウン・ホール」を開いたのは、ウルフギャン
グ・パック氏の店「ポストリオ」出身の
三人組。兄弟シェフ、Michael &
Steven Rosenthal氏と、
「ポストリオ」以外に、「スクエア・ワン」
「ヴァーティゴ」「ジャーディニエ」という人気レストランで、
メートル・ディーとして活躍しておられたDoug Washington氏。
この三人が、カジュアルでありつつ、ちょっとゴージャスでもあり、各種のオケージョンに
集まりやすいレストランを、と願い、当店をオープンさせたのでした。
その狙いはバッチリ当たりました。
ドットコム・バブルが弾けて少々沈滞気味
だった街が、少しずつ活気を取り戻して
きた時期と、タウン・ホールが開店した時期
とが、うまいこと合致したようです。
不景気だと言いつつ、やっぱりたまには
外食して楽しくおしゃべりなんぞ、したい
ものです。そんな時、めちゃくちゃ高くなくて、
でもチープすぎないで、ナイトライフ!を
満喫できる場所、そういう希望に
タウン・ホールがマッチしているのです。
入り口そばには、テラス席。
店内入ってすぐ正面には、バーカウンター。
金曜日の夜にもなりますと、このバー・エリアだけで、満員御礼になります。
近隣に、証券会社や、IT関連企業など、多くのオフィスがありますので、
ランチでも、ちゃんと予約して行かないと座れない場合も。
★Tuna tartare with fried green tomatoes★
ここがオープンしてから、かれこれ数回は
訪れていますが、毎回必ず注文するのが、
コレです。
まぐろのタルタルがメニュー名の前に
来ていますが、主役は、フライド・グリーン・
トマト。
見た目も薄いグリーンの固いトマトを
揚げたものは、昔、映画のタイトルにも
使われたように、アメリカ料理を代表する
一品です。
サクっと揚げられたトマトは、噛み応え充分、
上に乗せられたグリーン・オニオン入りタバスコ・ヴィネグレットが、これまた素晴らしい。
★Frisee and arugula salad ★
今の季節らしいサラダ。
富有柿は、もっとド〜ンと使われるのかと
予想していましたが、ラディッシュ並みの
薄さにスライスされていました。
ゴート・チーズ、ヘーゼルナッツ、そして
arugula(日本では「ルッコラ」?)の
組み合わせは大好きで、家でもよく
作ります。
このクリーミーなゴートは、どこのでしょうか。
とても美味しかった。
南部あたりで一般的な家庭料理なのだ
と思います。
オープン・フェイスの暖かいサンドイッチ。
ハムとチーズが乗せられて、
その上にポーチド・エッグ、そして、
ハロペニョ・クリーム。
見た目は地味ですが、ちょっと冷え込む
日のランチに頂くと、ホっとします。
★Grilled Pork Tenderloin ★
何気ないポークの一品ですが、
家でケイジャン・フードを作らない私
にとっては、かなりありがたい一品。
「Anson Mills」ブランドのグリッツ
(ひきわりトウモロコシ)、ピリっと
スパイスを効かせたブロッコリーニ、
そして、ポークにかけられた、
ピーナッツ・タッソ・デミグラス。
アメリカの地方料理も、ちゃんと
素敵に美味しいのです。
【新しい発見もあるワイン・リスト】
ワイン・リストは、フード・メニューの裏側に印刷されています。
百科事典のようなワイン・リストではありませんので、ごく簡単に、カジュアルに眺めることができます。
グラス・ワインが、赤・白それぞれ9種類、ボトルは、ほんの数種類三桁のものがある以外は、
全て二桁で、80%ほどがカリフォルニア・ワイン。
リストの一番下には、在庫少量の「早くになくなっちゃうよ」ワインが、赤・白6種類ずつほど
囲み欄にリストアップされています。
ある日のランチに頼んだのは、
(昼間っから・・)、ベリンジャーのベテラン・
ワインメーカーさんが自分の名前で出して
いる「Sbragia Family Vineyards」の
メルロー。
Dry Creek Valley
"Home Ranch" 2002です。
注文した食べ物のどれとも邪魔しあうことなく
マッチした、とても素敵なメルローでした。
昔から憧れていた先輩に久しぶりに会って、変わることなく素敵だった・・・、
そういうイメージのワイン。
クインテッサのセコンド「Faust」カベルネ・ソーヴィニョンも、リストにありました。
サーバーは女性が多いように見受けられますが、今までのところ、テキパキと機敏な
女性にあたっています。 彼女らがまた、ワインのことをちゃんと良く御存じ。
少なくとも、自分達の店で出しているワインについては、全部きちっと把握しておられます。
タウン・ホール |
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住所 | 342 Howard Street, San Francisco |
電話番号 | (415) 908.3900 |
ウエブサイト | www.townhallsf.com |
営業時間 | ランチ:月〜金 午前11時半〜午後2時半 ディナー:日〜木 午後5時半〜午後10時半 金・土 午後5時半〜午後11時 |
(2005年12月現在)