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Pére Jeanty で、ピッツァに唸る
Yountville(ヨントヴィル)の可愛いビストロ「Bistro 画像をクリックして、ご覧ください
Jeanty」、サンフランシスコの老舗レストランを
買い取ってオープンした「Jeanty at Jack's」でお馴染
みの、フィリッペ・ジャンティ氏が、2003年11月中旬に
新しく開いたレストラン「 Pére
Jeanty」に行ってみまし
た。ナパ・ヴァレーの入り口、ナパ市のすぐ北に位置
するヨントヴィルにあります。
フランスの田舎にある家を彷彿させるようなアンティ
ークが、店内のあちこちを飾り、窓にしつらえられた
カーテンひとつ取っても、センスの良さが伺われ
ます。
入ってすぐ左側には、6人座れるピッツァ・カウンター、
その前には、9席のバー・カウンター、ダイニング・
ルームの真ん中には、12人の合席テーブルがあり、
暖かい雰囲気を出しています。
「ビストロ・プロヴァンス」と銘打っている当レストラン
は、南仏料理に、少しイタリアの風味を加えている
とのこと。
メニューは、前菜、サンドイッチ、ピッツァ・パスタ・
リゾット、フロマージュ(チーズ)、グリル・オーヴン
料理の5コースに分かれています。
同行の友人と相談し、以下を注文、分けあって
頂きました。ワインは、シーズンらしくボジョレー・
ヌーボー(Drouhin)をグラスで注文。(ランチです)
ピッツァ Pissaladiere $10.00
パスタ Papardelle
$14.50
チーズ
Cabecou Au Miel $9.50
何に感激したかって、このピッツァです。同行の友人
共々、生地はあくまで薄いのが好みなのですが、
ここのピッツァは、まさにその通りで、それでいて、
縁がきれいに、ふわっと膨らんでいます。
トッピングは、カラメライズされたオニオン、アンチョ
ビー、オリーヴで、その豊かでデリケートな甘さ、
アンチョビーから来る辛味・苦味は、素晴らしい
マッチング。 「美味しい、美味しい」とパクパク、
進みました。
パスタのパパデリは、具の使い方がさすがと思わ
せるもので、特に、目に見えるくらいの大きさの
塩粒が印象的でした。メニューには、「sundried
orange salt」とありましたが、オレンジ・ソルトとは?
チーズは、オリーヴ・オイルでマリネされたゴートに
ハチミツがかけられたもの、そしてイチジクの
サラミが添えられていました。(右の写真は、半分
取り分けてしまってから撮ったものです)
チーズにハチミツは、私も大好きな取り合わせ
なので、幸せでした。
正午過ぎると、どんどん人が入ってきて、あっと言う間に満員御礼になっていました。
他の人が注文していたフィッシュ・スープやデザートも、とても美味しそうで、近いうちに
また来ようと思いました。
Pére
Jeanty
住所: 6725
Washington Street, Yountville,
電話: (707) 945.1000
ウエブサイト: www.perejeanty.com
営業時間:毎日午前11時半〜午後9時半(メニューは、昼も夜も同じ)
ワイン:リストは、フランス、イタリア、カリフォルニア産で占められています。
なかなか興味深いラインアップで、有名どころも含まれていますが、料理がカジュアルで
親しみやすいものばかりなので、特別に高いワインを載せておく必要はないのではないかと
感じました。 例えば、
Gaja Barbaresco 99 $240
Screaming Eagle 98 $950 です。
フレンチ・ランドリーならともかく、このお店でこのテのワインを載せることには、言葉悪いですが
「見栄とハッタリ」以外、あまり意味がないように思い、ちょっと残念でした。
ハーフボトルが、白9種、赤13種揃えられており、それはとても良いなあと思いました。
もっと増やして欲しいくらいです。
(2003年12月10日現在)
<2004年11月現在: いつ行っても結構な数の人が入っていたのに、2ヶ月ほど前から
ランチの営業を止めてしまっています。
また、近いうちに、レストランそのもののコンセプトも変え、
ステーキのお店にする計画だそうです。ふ〜〜む。>
<2007年4月現在: 「PJ
Steak」と店名を変えて再スタートして当店、結局それもあまり
芳しくなく、オーナー・シェフのJeantyさんは、とうとうここをクローズ
させてしまいました。
建物そのものは、彼の所有物なのですが、誰かにリースするのか、
売却するのか、また別のタイプの店にするのか、
まだ決定していません。