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pearl oyster bar & restaurant パール・オイスター・バー&レストラン
註)2008年春、当店は「Water Lounge」と名前を変えています。
【カレッジ・アヴェニュー、そしてロックリッジ】 画像をクリックして、ご覧下さい。
バークレーとオークランドを繋いで走るカレ
ッジ・アヴェニューは、ほとんどの場所で
一車線しかなく、ストップ・サインがやたら
多く、たまにある信号も待ち時間がちょっと
長いというせいもあり、いつも決まった場所
で渋滞が起こる、そういう通りです。
そういう交通事情も、通りに並ぶ店の数々を眺めれば「さもありなん」。
タイ料理、ベトナム料理、カリフォルニア・キュイジーヌ、日本食、メキシカン、イタリアン、
アイスクリーム、中華料理、もうな〜〜んでもあります・ストリートなのです。
それに加えて、ワインショップ、高級デリ・ショップ、花屋さんなどが間に入り、
何を買うとか何を食べるとかの目的なくても、歩いているだけで楽しい。
特に、BARTという公共交通機関の「ロックリッジ」駅を中心にした、両側1キロほどのストレッチに
お店が集中しています。このあたりは「オークランド」になります。
昔、ロックリッジの次の駅近くに住んでいた頃、一週間に二度は、ロックリッジで途中下車、
何か1杯飲んで帰宅していました。
各種多様なカフェ、レストラン、ビストロが
集まるこの地区で、ありそうでなかったのが
オイスター・バーでした。
ですから、昔からあった地元人御用達・集い
の場「レッド・トラクター」が閉店して、
そのあとに登場した「パール」は、
このあたり唯一の「ヒップな」オイスター・バー&アジアン・
アクセント付きシーフードの店として、すぐに評判を呼んだのでした。
店の入り口は素っ気無いほどシンプル。
通りに面した部分は、ガラス
に小さめに
区
切った窓枠がはめこまれ、シールド・グラス
を間に挟み、外から中をのぞきこめないよう
になっています。
通りにテラス席を出したり、大きな窓ガラス
をはめこんで、中の様子を故意に見せる店
が多いご近所さんの中、「パール」のような
「閉鎖」モードは、確かに珍しい
。
店内は、うなぎの寝床型、縦長。
入ってすぐ左奥に、テーブル席が5卓ほど
固まっており、あとは奥に長く伸びるバー・
カウンターと、壁に張り付くハイ・チェアー&
テーブル。
2人くらいで来て、カウンターに陣取って
食事をする、というのが、一番楽しめる
パターンかと思います。
バー・カウンター奥の壁は、透明ガラスで
覆われていて、このガラスの色がゆっくり、
インディゴ・ブルー〜草原の緑〜夕焼けの
赤〜と変わっていきます。
こういうインテリアが「ヒップ」と言われる由縁
なのですが、全部で約45席ほどの狭い店
ですし、オイスターを始めとするシーフード
主体のメニューですので、来られるお客様も、
近隣在住の「大人」の方々です。
あるローカル情報誌に載った「パール」の
紹介記事で、ライターさんは、こう書いて
いました。
「ロックリッジ地区のベビー・ストローラー(乳母車)地獄から抜け出したかったら、パールへ行こう。」
おっしゃるとおりでございます。
eld inlet, fanny bay, hama hama,
hog island, kumamoto,
marin atlantic
以上6種が2個ずつ。
共に出された甘辛酸っぱいタレも良かったのですが、
カウンターに置かれていた、ちょっと粒の大きめな塩、
これをちょこっと振ってバクっとほおばります。おいし〜〜い。
★タルタル・トリオ★ 10ドル
サーモン、Halibut(おひょうの類)、マグロの
タルタルが、一皿に盛られて、彩りがきれい。
イタリアのオリーヴ・オイル、シー・ソルト、
ハーヴで和えられています。
微妙な味付けで、その曖昧さ、繊細さに
「勇気あるなあ」と思ったものの、個人的には
もう少し、何かパンチが欲しかったです。
これも、テーブルの塩を加えてしまいました。
ナマの魚を各種ソースで和えるセヴィーチェ。
使う魚の「鯛(タイ)」(スナッパー類)と、
使う「タイ」(Thai)産ハーブとをかけたメニュー名。
キュートではありませんか。
レモン風味のオリーヴ・オイルに、ちょっとだけ
ピリっとくるチリ・ライム・ジュース、タイ・ハーブを
ごねごねと混ぜて、できあがり。
これが、思いのほかヒットでした。
見た目も涼やかで、ワインが大いに進みました。
★クラブケーキ★ 11ドル
パールのクラブケーキは、
maine peekytoeという、メイン州で
獲れるrock crabで作られています。
このpeeketoeというカニは、アメリカ国内中
の有名レストラン&シェフがこぞって使う、
今現在、とても「ホット」な食材だそうです。
可もなく不可もなく。
【ワイン・リスト】
「パール」のワイン・リストは、レター・サイズの紙1枚に両面刷りされてある、コンパクトなもの。
シーフード主体の食べ物のせいかどうかわかりませんが、どちらかというと、
白ワインに興味深いものが揃っているように感じました。
この日私達が飲んだのは、Merry Edwards
ソーヴィニョン・ブラン、
Russian River Valley 2004。
ああ、これがまた素晴らしくリフレッシングで、
夏の夕方のバー・カウンター、
セヴィーチェに舌鼓を打ちつつの場面に、
鋭くマッチしておりました。
メリー・エドワーズは、ピノ・ノワールが
有名で、そればかり取り上げられがち
ですが、この、ちょっとユニークなラベルの
ソーヴィニョン・ブランを見逃してはなり
ません。
素晴らしいワイン。
アペタイザー・サイズのシーフードを、ちょこちょこっとつまんでいるうちに、
本格的にお腹が空いてきてしまった私達は、このあと、「パール」のワイン担当ナイスガイお薦めの
白ワインを買ってテイクアウトし(!)、近くのお寿司屋さんに行って、握りをパクついたのでありました。
どれほど食べるんだ。
パール・オイスター・バー&レストラン |
|
住所 | 5634 College Avenue, Oakland |
電話番号 | (510) 654.5426 |
ウエブサイト |
www.pearloncollege.com
予約システム・サイトだけのようです。 |
営業時間 | 日曜〜木曜: 午後5時半〜9時半 金曜・土曜: 午後5時半〜11時 (午後10時以降はlimited menu) |