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                フォール・フェスト  FallFest 2004 @ Embarcadero

             ワイン・カントリーのお膝元ベイエリアでは、年間を通じて実に様々なフード&ワイン関連イベントが
                開催されます。サンフランシスコを中心に、「グルメの街」として、アメリカ国内でも食とワインが充実
                している地区独特のイベント・ラッシュを起こしています。

                今回は、そういうイベントのひとつ「FallFest 2004」をご紹介します。

                地元の情報誌「San Francisco Magazine」主催のこの             画像をクリックしてご覧下さい。
                イベントは、今回がデビュー。
                サンフランシスコ&ベイエリアの有名レストランと、周辺
                ワイナリーがブースを持ち、ビジターたちをもてなします。
                サンフランシスコ・マガジン上で当イベントの宣伝を見た
                時、「行きたいなあ」とは思ったのですが、
                入場料75ドルというのに、少々躊躇させられていました。
                が、開催日10日前あたりに、オンライン・レストラン予約
                システム「
OpenTable.com」からメールが入り、
                限定数に「
2 FOR 1」のオファーが出るとわかり、即刻申し込みました。
                二人で75ドルなら、ナントカなります。

                場所は、サンフランシスコの湾岸近くにあるエンバカデロ・
                センター内、ジャスティン・ハーマン・プラザです。
                冬には、アイススケート・リンクとなるスペースに、白い
                テントが所狭しと設置され、シェフ・デモンストレーション用
                の舞台もしつらえられていました。

                各テントには、「ロ」の字型にテーブルが置かれ、それぞれ
                 2軒ずつ、レストランとワイナリーが組み合わされていました。
                コンビを組むレストランの食べ物と、ワイナリーからのワインが
                うまくマッチするよう工夫されているわけです。
                レストラン34軒、ワイナリー40軒でしたから、一部はワイナリーのみのテントもありました。

                例えば、レストランですと、「EOS」「Fifth Floor
                「
Piperade」「Aqua」「Rose Pistola
                「
The Slanted Door」「Town Hall」「Tartare」等、
                今をときめく人気の店が勢ぞろい。
                それぞれ、フィンガー・フードが1品ずつ出されていましたが
                ワインも一緒に頂くので、とてもとても全部を試しきることは
                できません。

                同行の友人と私はワインを中心に見て周り、見たことのないワイナリーがあると、すぐにトライ
                していました。1時間半もした頃には、ううううう、お腹いっぱい状態。
                お腹がいっぱいになると、ワインの味も曖昧模糊となります。ですから、こういうイベントの時は
                全体をさ〜〜っと見回して、ここぞ、と思うワイン又は食べ物を、早い段階でトライしてしまう
                べきです。

                いくつか、「これはグッド!」と納得したフード&ワインを記しておきます。               

レストラン「Quince

 
 半年ほど前にオープンしたばかりにして
 既に各種レビューで高得点を獲得している
 小さなレストラン。「シェ・パニーズ」出身の
 シェフ、マイケル・タスク氏自ら、ブースで
 サービスしておられました。
 何とかという野菜(何回聞いてもわからない)
 のムースが出ていましたが、とても美味。
 コンビを組んでいた「Miner」のシャルドネと
 大変良く合っていました。
 

ワイナリー
Medolock Ames

 
 ラベル・デザインがすっきりモダンな新進
 ワイナリー。チョーク・ヒルAVAと、アレキサン
 ダー・ヴァレーAVAの境界線にヴィンヤード
 を持っているそうで、この日はメルローの
 ヴァーティカル・テイスティングとして、99、
 00、01年を並べて出しておられました。
 群を抜いて、01年メルローが素晴らしかった。
 ここは他にも、カベルネ・ソーヴィニョン、シャル
 ドネ、カベルネ・フラン、ソーヴィニョン・ブランを
 作っているようです。
 

ワイナリー
Tandem

レストラン
Frascati

 
 以前の仕事でインタビューもしていたため、
 ここのワイナリーには親近感大。
 ブースには、ヴィンヤーディスト&ワインメー
 カーのグレッグ・ビヨルンスタッド氏が来て
 おられました。
 ピノ・ノワールKeefer Ranchがサーヴ
 されていましたが、これを頂いたら、もう他の
 ピノ・ノワールは口にできません。

 また、究極のブレンド「Peloton」も出されて
 おり、これがまたピンポーン!の当たり。
 「Frascati」レストランがフードを出して
 いましたが、マッシュルームの風味と、この
 ペロトンの複雑かつキュートな味わいが、
 素晴らしくお互いに溶け合って、当イベント
 ナンバー・ワンのコンビネーションだね、と、
 同行の友人と意見一致。
 

ワイナリー
TwoTone Farm

 
 ワイン製造会社の大手「ベリンジャー・ブラス・
 ワイン・エステート」から新しく登場したラベル
 です。ここの大きな特徴は、ナパ・ヴァレーで
 初めて、全生産をスクリュー・キャップにした
 ワイナリーだということです。
 作っているのは、シャルドネとメルロー。
 シャルドネ12ドル、メルロー15ドルと、
 求めやすい値段で、しかも簡単に開けられるスクリュー・キャップ
 ですから、快晴の日のピクニック、バーベキューにはピッタリ。
 ラベルのデザインも洒落ています。 
 

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