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チーズ・クラスに参加 Farmstead Cheeses & Wines
【チーズのある生活】
ワインと食事は切っても切れない仲ですが、チーズもワインを楽しむ上で欠かせないものです。
アメリカでのチーズ購買量も、ここ数年どんどん伸びていっており、2003年における一人当たりの平均
消費量は、約35ポンド(約16kg)とのこと。
パルメジャーノ・レジャーノ、モッツエレラ、ブリー、フェタなどは、料理などにも多用しますので、
すっかりお馴染みになりましたが、世の中にはそれこそタップリ多様のチーズが存在します。
ということで、近所に半年ほど前オープンした「Farmstead Cheeses & Wines」でチーズ・クラスが
行われると知り、出席してみることにしました。
【チーズ・クラス参加】
さほど大きくもない店内にスチール椅子が並べられ、今回の 画像をクリックして、ご覧下さい。
参加者は定員満杯の24名。
建物全体がマーケットになっている中の一箇所なので、周りの音
が入り込み、マイクなしの説明は非常に聞きにくいものだったのが
残念です。
まずは、若い方のスタッフからチーズ発祥ストーリーが語られ、
(これまた声が小さく、な〜にをおっしゃってるのか殆どわからず)
そのあと、いよいよチーズの試食と説明です。
【こんなチーズが出ました】
この日は9種類のチーズに、白・赤2種のワインが出されました。
各自に、チーズの名前・特色がタイプされた説明書も配られ
ます。
以下、説明された順番にリストアップします。
Langhe Robiola
ランゲイ・ロビオラ (イタリア産)
セミ・ソフト、牛・山羊・羊の未加工ミルクのミックス。
Brie ブリー (フランス産)
おなじみのソフト。低温殺菌された牛のミルク。
Sainte-Maure De Touraine
サン・モレ・デュ・トゥーラン (フランス産)
低温殺菌されたヤギのミルク。ソフト。外側は青色がかったカビ、中はトロトロ。
カットする前のものは、藁か木板に囲まれた、一見、脳みそのような表面をしています。
Taleggio
タレッジオ (イタリア産)
ソフト、牛乳。1000年以上前から作られている、恐らくソフト・
チーズでは最古のもの。
見た目は固そうですが、非常に柔らかく、エキゾチックなアロマ
たっぷりのチーズ。本日、一番気に入ったチーズでした。
Garrotxa ガローシチャ (フランス産)
チーズにもAOC(原産地統制呼称)があり、バスク地方の当チーズを
作っている地域は、これ以外のチーズを作ってはいけないことになって
いるそうです。
Agedゴート(ヤギ)のガローシチャは、柔らかい塩味が効いた興味深いチーズでした。
Montgomery's Cheddar
モンゴメリー・チェダー (イギリス産)
セミ・ハード、未加工の牛乳。ジェイミー・モンゴメリ−氏プロデュースの「Neals Yard
Dairy」のもの。オレンジ色がかった黄色のチェダーは、甘いミルクの香り漂い、
ワインだけでなく、ちょっとダークなビールにも合いそうです。
Ossau-Iraty
オーソー・イアーティ (フランス産)
ハード、未加工の羊のミルク。 世界最古のチーズのひとつ。これもバスク地方のもの。
非常にスムースで、私個人的には、あまりにクセがなさすぎでした。
Midnight Moon
ミッドナイト・ムーン (カリフォルニア産)
ハード。低温殺菌された、Agedヤギのミルク。
ナッツの風味が大変強く、トースティ。リースリングに合わせてみたいチーズ。
Cave Aged Gruyere
グリーエアー (スイス産)
セミ・ハード、未加工の牛乳。
少々塩気がきつく、なるほど、フォンデュー用のとろけるチーズには抜群
かもしれません。
【名前を覚える・形容詞を覚える】
ブリー以外は、見るのも食すのも初めてでしたが、どれひとつとして似たような
味わいのものがなく、なかなか面白く試食できました。フランス語が全くできない私に
とっては、まず名前と発音を覚えることから始めなくてはならず、その上、最近物忘れ
(特に固有名詞)がひどいときてますから、いつまで記憶の隅に残っているやら
非常に怪しい。
チーズのアロマやフレーヴァーを表現する形容詞一覧表が配られましたが、
英単語の試験を思わせる豊富さで、読んだ先から脳みそ通り越していきそうです。
しかし、英語にも造語はあるわけで、手っ取り早いのは、名詞に「y」をつけるか、
「like」をつけるかすると、それらしくなるようです。
例: オニオンみたいな = onion-y
マトン(羊肉)みたいな =muttonlike
このテクニックさえ知っていれば、なんとか格好がつきます。(怪しい)
クラスが終了すると同時に、出席者は当日出されたチーズの
お気に入りを買い求めておられましたが、私は、背面に並んだ
ワインを見つめていました。
ここのワインは、メジャーなものは置いてませんが、コアなファン
が「ほお」と興味を覚えるような品揃えになっています。
私は2本のワインを買いました。
Barham Mendelsohn
ピノ・ノワール 2001 Russian River Valley 40ドル
オーボンクリマでお馴染みの、ジム・クレンダネン氏がプロデュース。
ロキオリのプレミア畑の近くにある、Lala Panzi Estateの葡萄を使用。
Edmunds St.John 2001 Rocks
and Gravel 20ドル
パソ・ロブルスのロゼット・ヴィンヤード他から採れた、グレナーシュ、ムールヴェードル、シラーの
ブレンド。「岩と砂利」という名前がユニークで、どんなワインなのだろうと興味が湧きます。
これの2000ヴィンテージに、ロバート・パーカーJr氏は、90ポイントをつけています。
Farmstead Cheeses and Wines
ファームステッド・チーズ&ワイン
住所: 1650 Park Street, Alameda, Alameda Marketplace内
電話: (510)
864.9463