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2008年11月12日

大統領選挙も終わり、ハロウイーンも終わり、ガソリン価格はひゅるひゅる下がり、でも失業率は上がり、円はドルに対して高くなり、
株価は安定せず・・・で、何だかもやもやした感じの昨今ですが、この不景気風でクリスマスに向けてのショッピング度も鈍りそうだとの
懸念から、今年は早々とホリデー・シーズン向けキャンペーンが始まっています。
オークランドのジャック・ロンドン・スクエアでは、先週末に恒例・巨大クリスマス・ツリーが登場。早い。

今週の「あれこれ」は、10月末に開催された「Pinot on the River」テイスティング・イベントについて書きます。
今年で第5回目となった当イベントは、毎年この時期(10月末)に開かれるもので、名前の通り、ピノ・ノワールを中心としています。
金曜日のワインメーカー・ディナーを皮切りに、土曜日には各種セミナー、特別テイスティング、ヴィンヤード・ツアーが組まれ、
日曜日の「グランド・テイスティング」で締め。
遠くから来られる、お財布に余裕のある方々は、これら一連のプログラムがセットになったパッケージを買われるのですが、
地元の者は、日曜日のグランド・テイスティングのチケットだけ購入して参加する人が多いです。今年は69ドルでした。

会場は、Russian River Vineyards (元、Topolos)。ほんの10数年前、このあたりはまだ、かなりの田舎で、いったん当地域に
入ってしまったら、お昼を食べるところもなかった状態で、ここ
Topolos ワイナリー内にあったレストランが唯一の場所だったものです。
現オーナーになってから、このファンキーなレストランも閉まり、現在はウエディング等、各種イベント用バンケット・ルームとして使用されて
いるようです。まあ、そういうことはさておき。

野外にテントが設置され、約105軒ほどのワイナリーが勢揃い。
スピット用のプラスティック・カップを片手に持って、今まで試飲したことのなかったものを中心に、片っ端からテイストしていきました。
印象に残ったものにつき、以下書き留めておきます。(アルファベット順。特記以外、すべてピノ・ノワール)

        

Berridge Wines

07 Manchester Ridge Vineyard
07 van der kamp Vineyard


来年09年春に初リリースで、エチケットもまだ完成していない状態。真っ黒なボトルからのサーヴィングに、まず気を取られました。よくよく話をお聞きしてみると、ワインメーカーは、Tandem等でお馴染み、Greg La Follette氏。
2つの単一畑ものピノ・ノワールでデビューですが、その一つが、個人的に思い入れの強い「マンチェスター・リッジ」と知り、小声で「やった!」。
エレガントな香り、エキゾチックなスパイス風味。あと数ヶ月、ボトルの中で静かに眠らせておいたら、リリースされる春には、素敵なワインになるのではと期待が高まります。
たった46ケースの生産量。要・注目。
写真は、オーナーのRichard Berridge氏。彼の横に、グレッグと一緒にワインメーカーをしておられるGinny Lambrixさんがおられたのですが(キュートな女性)、写しきれず。
 
Chronicle Wines

06 Cerise Vineyard


当イベントのウエブサイト上「参加ワイナリー」リストにも載っていなかった新進ワイナリー。Cerise Vineyard の単一畑ものピノ・ノワールを出しているという点に興味深々。
やはりというか、なるほどというか、ワインメーカーは、リトライのテッド・レモン氏。森林っぽい、酸がしっかりした、大人っぽいワインで、かなり気に入ってしまいました。
写真は、オーナーのMike Hengehold氏。恐らくですが、
ナパのHengehold ファミリーの息子さんだと思います。
 
Hop Kiln Winery

HK Generation,
06 Russian River Valley


Hop Kiln
と言えば、ロキオリのすぐ隣にある古いワイナリーで、何とも形容しがたいユニークな、でもとてもお安いワインを造っている所と認識していました。が、06ヴィンテージから登場の「HK Generation」は、なかなかなものです。ワインメーカーが写真のCharles Mansfieldさんで、なんとまだ24歳!この写真ではよくわからないのですが、笑顔が素敵な、実にキュートな青年。このお顔で私はやられてしまったのであります(笑)。ワインも、新世代を誇示するかのようにフレッシュ、かつスモーキーな風味もありで、ナイス。
これからがますます楽しみです。
 
Jim Ball Vineyards

06 Anderson Valley
07 Boonville


今、自分の中で「旬な」ピノ・ノワールは、アンダーソン・ヴァレー、ソノマ・コースト(本当にコーストな所の)のフルーツで造られているものなのですが、今回もまた見つけました、アンダーソン・ヴァレー独特のピノ・ノワールを。
06ヴィンテージがデビュー・ワイン。アンダーソン・ヴァレーのPhiloという街の近くにワイナリーを建設中。もうすぐ完成する予定。2種のピノ・ノワールは、いづれもエステート・フルーツで造られており、存在感あり。まだリリース前の「07 Boonville」は、コーヒー・フレーバーが顕著なシリアス・ピノ。(柔らか〜でフルーティなタイプがお好きな方には不向き。)ここも、ウオッチしていきたい、けど、60,70ドルというのは、ちょっとお高い。
 
Orsi Papale Estate Wines

06 Russian River Valley


エステート・フルーツで、カベルネ・ソーヴィニョン(ドライ・クリーク・ヴァレー)とピノ・ノワール(ロシアン・リヴァー・ヴァレー)を造っておられるワイナリー。
06のピノ・ノワールは、コーヒーと、揚げたてのベニエの風味、そしてきれいな酸。すぐに食卓に持っていきたくなる、素敵なワインでした。たった250ケースの生産量で、35ドルというお値段は素晴らしいと思いました。
写真は、パートナーのお一人でワインメーカーをしておられるLawrence Papale氏。穏やかで腰の低いジェントルマンであられます。
 
Orson Ogden Wines

06 Russian River Valley

ピノ・ノワールのイベントなので、とりあえずピノ・ノワールが出されていましたが、この「オルセン・オグデン」は、どちらかというとシラーにより力を入れているのではないかと思います。ピノ・ノワールは、きちんとバランスの取れた、「ちゃんとした」ワインでしたが、個人的には、20ドル代で飲める、ここのシラー、それも、「ナパ&ソノマ・カウンティ」フルーツのブレンドという1本が好きです。
J.Wilkes

06 Pinot Blanc
Bien Nacido Vineyard


腰をかがめてラベルに見入っていたら、隣に、私と同じようにかがんできた人がいて、顔を見合わせて「ラベル・デザイン変わったよね」と同意。ワイナリーの人も「わははは、みんなラベルのことしか言わないんだよ〜。ワインのことはどうなんだって。わははははは」と、あくまで明るい。
Bien Nacido Vineyardのピノ・ノワールは、いろんなワイナリーのものを頂いてきましたが、ピノ・ブランは初めてでした。クーラーに入っていて開けたばかりのピノ・ブランを試飲しましたが、口当たりの爽やかなキュートなワインでした。
これで19ドルというのは、お買い得。
 

        このほか、以下のお馴染みのワイナリーのワインを試飲しましたが、いづれもナイスでした。(アルファベット順)

        Ancien Wines, Arista Winery, Aubin Cellars, Bjornstad Cellars, Black Kite Cellars, David Noyes, De Loach, DuNah, Failla, Fort Ross,
                  Freeman, Halleck, Hirsch, Hook & Ladder, Inman, Joelle Wine, Kanzler, Kastania, Kasuari, Keefer Ranch, Keller Estate,
                  Ken Brown, Kosta Browne, Littorai, Longfellow, MacPahil Family, Olson Ogden, Patz & Hall, Pellegrini Family, Roar, Roessler,
                  Russian River Vineyards, Siduri, Skewis, Small Vines, Sojourn Cellars, Soter, Tandem, TR Elliott, Vergari

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