ホーム    日本語ガイド    フード&スポット    ワイナリー紹介    人&ビジネス    あれこれ  登場ワイン&ワイナリー検索   コンタクト

               

2009年10月28日

あれよあれよという間に、10月も終わりに近づいてきました。
3年続いた、カリフォルニア州の雨不足ですが、今年の冬は充分な雨量が期待できるのではと予測されています。
その前兆と言えるのか、10月には2度、ストーム(大雨&強風)が北カリフォルニアにやってきました。日にちも覚えています。
10月13日と、10月19日でした。
ぶどう収穫真っ最中のこの時期、こんなにまとまった雨が降るのは久しぶりだったので、(10月のストームとしては、その一回の雨量が
30数年ぶりに記録更新となりました。)、多くのヴィンヤードが大慌てでストーム到来前に収穫を済ませたようです。

今週の「あれこれ」は、なんちゃってブログ「こんなもの食べてます飲んでます」9・10月分をお届けします。
 

 20099月某日

週に1〜2回は、魚又はシーフードをメイン・ディッシュにするのだが、この週は Cod (鱈)がセールになっていたので、これを
調理。テレビをつけたら、「Food Network」チャンネルで、丁度白身魚を使う料理が流れていたので、ほぼ同じように作って
みた。が、およそ2ヶ月もたってしまった今となっては、どういうレセピだったか、まるで覚えていない。
覚えておかなくても良いことについては、本当に忘れるのが早くなった。恐ろしいのは、覚えておかなくちゃいけないことまで
忘れるのが早くなってきたことだ。もっと恐ろしいのは、「覚えておかなきゃ」と思ったのが何だったのか、そのこと自体
忘れてしまっていることだ。
余っていたエビを使ったエビ・ピラフと、シーズンのとうもろこしを茹でたものを添えて。
ワインは、オレゴン州で買ってきた Penner-Ash のリースリングを早速開けて飲む。ワイナリーでテイストした時より、
甘く感じた。
 
 20099月某日

 毎年9月は、庭のリンゴが枝もたわわに実る時期。
 ほうっておくと、夜にラクーンやらリスやらがやってきて食べてしまう。
 そんなに甘くないリンゴなので、アップル・パイにするのが最適なのだろうが、仕事も忙しくて、
 デザート作りをのんびりやっている心の余裕、時間の余裕がなかった。
 だから代わりに、今年はせっせとアップルソースを食卓に載せるようにした。
 フライパンにバターを溶かし、皮を剥いて乱切りにしたリンゴをソテーし、水、砂糖、レモン汁、塩を加えて、
 25分ほど煮込む。
 リンゴが柔らかくなったら、軽くマッシュして出来上がり。この日は、「揚げない」フライド・チキンに添えて。
 9月だけで、4回くらいアップルソースが登場したと思う。一番合うのは、やはりポーク・チョップか。
 
 20099月某日

ビーフが高くなってきているので、ポークの出番が増える。同じ量のステーキを食べても、牛肉より豚肉の方が
お腹にド〜ンと来ないような気がする。
正確なことは知らないが、牛肉と豚肉では含まれる脂肪の「質」が違うようで、それが満腹具合に影響するのだろう。
で、ポーク・チョップ。カイエン・ペッパーをたっぷり振りかけて焼きつつも、ほんの少しのハニーとバルサミコ酢で
ディグレースさせたソースをかけて頂く。ペンネ・パスタのサラダをサイドに。
ワインは、Unti Benchland Syrah 2004。がっつりポーク・チョップには、がっつりなシラーが良く合う。

 
 20099月某日

 オークランドはジャック・ロンドン・スクエアに新しくオープンした店「Bocanova」。オープンしてまだ
 間もないし、店内広そうだから予約なしでも大丈夫だろうと、主人と二人で行ってみたのだが甘かった。
 土曜の夜ということもあり、予約で満杯とのこと。予約を取らないオープンキッチン前のカウンター席で
 良いですよと申し出て、着席。
 オーナー・シェフ自ら腕を振るう「こじんまり」したレストランと違って、このくらいのサイズの店になると、
 大勢のライン・シェフが決められた役目を黙々とこなすのが主体となるわけで、メニューへの想像力・
 期待感が、だんだんと薄れていってしまう。オープン・キッチン前にカウンター席を設けるのは、
 非常にリスキーなことであると実感。
 写真(左)は、HamachiCeviche。可もなく不可もなく。他のディッシュも、おしなべて
「可もなく不可もなく」。 むしろ、当店のデザートが私は素敵だと思った。
主人はフラン(日本で言うプリン)、私はブレッド・プディングを注文したのだが、袋に入ったフランというプレゼンテーションがキュートではないか。
 
 20099月某日

「ワインカントリー日本語ガイド」のお客様をお連れして、久しぶりに Russian River Valleyにある「Hook & Ladder
ワイナリーへ。
出てくるわ出てくるわ、全部で10種類のワインがテイスティングとして出された。(VISA Signature カードを持っていると、
2名分までテイスティングが無料になる)。
そして、このワイナリーの凄いところは、その価格。一番高いワインが、リザーヴ・ピノ・ノワールで35ドル。
あとは、大半、赤が20ドル代で、白が10ドル代。
高級ワインの味わいは「ない」けれど、家で食事と一緒に楽しむ分には充分なクオリティだと思う。
 
 20099月某日

 上のお客様とランチ@「Willi's Seafood & Raw Bar 」。
 1年ほど前からメニューに登場した「雲丹と小ホタテのパスタ」。
 一般的には、「Sea Urchin」と呼ばれている雲丹だが、この店では「Uni 」とそのまま使っている。
 家で作ると、どうしても「雲丹くささ」が残ってしまうのだが、ここの雲丹パスタは、雲丹の風味はあるものの、
 その雲丹くささがまったくない。
 かなり長い時間、塩水に浸けているのか、或いは何らかのソースが強いのか・・・。
 色が薄いので、生クリームもたっぷり使われているのかもしれない。
 ウスター・ソースか、アメリカのステーキ・ソース、BBQソースが使われているような気がした。今度、やってみよう。
 
 20099月某日

引き続き、上のお客様とこの日は、カリストガの「Solage」リゾート内レストラン「Solbar」でランチ。ナパ・ヴァレーの
南半分で一日を過ごす日程だと、なかなかカリストガ(ヴァレーの北端)までランチに来ることができないのだが、
ハウエル・マウンテン、スプリング・マウンテンあたりのワイナリー巡りが日程に入ると、ここでのランチが可能になる。
今のところ、ナパ・ヴァレー北部では、この「Solbar」が私の一番の「お気に入り」である。
地元産のフレッシュなオーガニック素材を使っている・・というのは、今や北カリフォルニアでは繁盛する店の「お約束」になっているが、
例えばサラダにしても、ここのドレッシングは「目からウロコ」状態になるのが嬉しい。
インディアン・サマーの日が続く9月のこの日、まだエアルーム・トマトがふるふる美味しかったので、それを注文。
ピクルド・オニオンはあくまでも繊細、クリーム・チーズ(だと思われる)に香り豊かなパン粉が絡められていて、ヘアルーム・トマトの酸味と
甘みをうまく引き立てている。エアルーム・トマトと言えば、フレッシュ・モッツエレラとバジルという「定番」から外れて、これは素晴らしい
一品だった。写真は、一眼レフ・カメラをお持ちだったお客様が撮られたもの。お借りしました、Oさん。
 
 20099月某日

 今年は、日本で「シルバー・ウイーク」なる期間があったため、9月18日から10日間ほど、ワインカン
 トリーに出ずっぱりだった。9月に入って、インディアン・サマーの毎日だったので、ぶどうも糖度を
 ぐんぐん上げ、シルバー・ウイークの期間に収穫・ワイナリーへの運び入れがタイミングよく合致した
 ワイナリーもあった。
 写真(右)は、Shafer での収穫フルーツ選り分け(sorting)作業の様子。画面中央上には、当ワイナ
 リーのワインメーカー、Elias Fernandez さんが見える。
 このSorting 作業は、ハタから見ているよりずっとずっと「キツい」仕事である。特に、振動するコンベヤーを使用している
 所でコレをやると、ちょっとした車酔いのような状態になるのだ。車酔い状態も、2日・3日と続くと、すっかり慣れてしまう
 のではあるが、一日に何時間もやれるような仕事ではない。
 
 20099月某日

ナパ・エクスポ・グラウンドで行なわれた日本版映画「サイドウエイズ」のワールド・プレミアを観に行く。
上映の前には、映画に登場するワイナリーのワインが飲めるレセプションが行なわれると聞いていたのだが、
それはパスして、近所のOxbow Market に入っている「Taylor's Refresher」で腹ごしらえ。
テキサス・バーガーを注文し、主人と二人でフライド・カラマリをシェア。ワインは、グラスでメルローを。
オリジナルの「サイドウエイズ」をご覧になった方には、この私のワイン選択に「ニヤリ」として頂けるであろう。
 
 200910月某日

 即席クロゼット・セラーに収まりきらないワインが、リビング・ルームの床を占領し始めた。こうなったら、どんどんセラーの
 中のワインを飲んでいかないといけない。とは言え、普段は夫婦二人でディナーに合わせて軽く飲む程度なので、
 2晩〜3晩でやっと1本空になるペース。
 この日は、ビーフ・ショートリブのマーマレード煮込みを作った。ショート・リブは、下茹でをするのでなく、しっかりと
 全面を焼く。これにマーマレードと醤油、水を足して煮込むのだ。途中、ゆで卵を放り込むと、これも美味しい。
 ワインは、Melka CJ カベルネ・ソーヴィニョン、ナパ・ヴァレー 2004。さすがに「良く出来ているなあ」と感じるカベルネ。
 今をときめくワインメーカー&コンサルタントであるフィリップ・メルカ氏が手がけるワインの中で、このCJは最も安価な
 ものの一つなのだが、それでも、45ドルもする。
 ほんの15年ほど前であれば、このクラスのワインは25ドルくらいで買えていたはずだ。やれやれ。
 
 200910月某日

 ビジネス・ランチでウォルナッツ・クリークの「Va de Vi」。ここのオーナーが、サンフランシスコ・プレシディオ内に
 「Pres a VI」という別店を出していたのだが、場所が良くなかったのか、この不景気の波に飲み込まれたのか、
 半年ほど前に閉店してしまった。それでも、オリジナルの「Va de Vi」は、相変わらず繁盛しているようだ。
 タパス風小皿料理とワインの組み合わせが売りなので、本来なら夕方以降に使い勝手が良い店なのだろうが、
 構わず昼間っから飲むのである。
 ビジネス・ランチの相手がワイン好きだったので、この店をミーティングの場所に選んだのだが、半年ぶりに会った
 そのジェントルマンは、ダイエット敢行中とのことで、おつきあいでグラス・ワインを注文したものの、ほんの二口ほど
 飲んだだけで、あとは残しておられた。残念なことである。
 
 200910月某日

主人の仕事先関係者が、ヴァケーションでベイエリアに来られていた。大のワイン好きとのことで、同席を求められ、
ホイホイと出かけていく。ディナー@「Farallon」。
折りしも、街中出席者で埋め尽くされる「オラクル・ワールド・コンベンション」の直前ということもあり、店内は、IT関連
お勤めらしき老若男女が散見された。
ワイン好きだが、カリフォルニア・ワインについてはあまり知らないというゲストのために、ナイスなワインを1本持参してと
主人に言われ、シーフード主体の店であることはわかっていながら、敢えて、白でもなくピノ・ノワールでもなく、
ナパ・ヴァレーのカベルネ・ソーヴィニョンを持っていった。Favia、カベルネ・ソーヴィニョン、ナパ・ヴァレー2005。
Favia
が出すカベルネは、この2005が初ヴィンテージ。たった60数ケースしか生産されていないもので120ドル(!)
オイスターと前菜を、ロゼ・スパークリング(Roederer)で堪能し、メインには持ち込みワインに合わせて、
Sonoma Rabbit
Loinを選択。素晴らしいマッチングだった。ワインも、その値段にふさわしい、飽きることのない立派なものだった。
(しかし、ファラロンのメニューは、ちょっと怖気づくくらい高い)
 
 200910月某日

 上記ファラロンではデザートは取らず、近くのワイン・バーへ場所を移したのだが、あいにくそこは満席。
 で、これまた近くのJW Mariott ホテル内にある「Level III」へ。
 甘いものはもうお腹に入らなさそうだったので、Mixed Nuts $6 とチーズ・セレクション5種 $15を注文して、
  Newton のシャルドネを飲む。(まだ飲む) 
 ホテル内のバー&レストランだし、ナッツの盛り合わせとかチーズの盛り合わせも、ちょこっとだけ出てくるのだろうなと
 思っていたら、ご覧のボリューム。大人4人でもってしても、ディナーのあとでは食べきれない。
 この2種で、ディナーにしてしまっても問題ないではないか。
 午後4時から7時まで「ハッピー・アワー」をやっているとのことなので、次回は、それを狙って来てみようと思う。
 
 200910月某日

 日本の某女性雑誌の取材班向け、ローカル・コーディネータを仰せつかり、10月初旬・中旬は、この
 仕事に(ほぼ)かかりっきりになった。バークレーとサンフランシスコの紹介、見開き2ページずつで、
 バークレーの「食」関連では、「Cafe Fanny」と「Chez Panisse」が外せない。
 「カフェ・ファニー」で私が好きなのは、平日なら午前11時までしかサーヴされない「卵」の入った
 ディッシュだ。特に、半熟たまごがナイス。
 写真は、左がポーチド・エッグとプロシュート・ディ・パルマ、右が Buck Wheat(ソバ粉)クレープ with フルーツ&
  オーガニック・ヨーグルト。
 カメラマン、ライターさん達は朝食を既にホテルで取られており、まったくお腹が空いていないとのことで、私は遠慮なく、
 これらを試食させてもらった。一通り撮影が終わったあとだと、暖かいものも冷めてしまい、本来の美味しさが損なわれる
のだが、それでもやっぱり美味しい。
 
 200910月某日

 「シェ・パニース」では、ディナー・タイムが始まる前に、取材・撮影の時間を取り、当店の元シェフであり、
 現ジェネラル・マネージャーのJennifer Shermanさんに大変お世話になった。夜、再び訪れ、ディナー。
 毎日メニューが変わるプリ・フィックスなので、その日のコースを拝見し、それぞれのディッシュに合う
 だろうと思われるワインを、僭越ながらチョイスさせて頂く。
 前菜、ホームメイド・ラビット肉パテと新鮮野菜には、(仏)Domaine Tempier Bandol ロゼ2008、
 コーン、ロースト・パプリカ、ほうれん草の3色スープには、ICI/LA-BAS シャルドネ”Victoria”
  Anderson Valley, Elke Vineyard 2006

  ソノマ・ダックのアントレには、(オレゴン)Ken Write Cellars ピノ・ノワール 
Canary Hill Vineyard, Eola-Amity 2007。
シェ・パニースの料理は、いつもながら、心洗われるというかハートフルなもので、「大地の惠みに心から感謝」という気持ちで一杯になる。
選んだワインは、いづれも料理を凌駕することなく、きれいにマッチングした。取材班の皆さんに大層喜んでもらえたことが、何より嬉しかった。
 
 200910月某日

 今回の取材対象は、ヘルシー、オーガニック、グリーン(エコ)がキー・ワードになっているものであり、
 従って、バーだとかラウンジだとかは本来なら対象外なのだが、サンフランシスコという街に来て、
 カリフォルニア・ワインを避けて通るわけにはいかぬだろうと勝手に判断し、
 ワイン・バー「
Press Club」を取材先に入れてもらった。
 店内は大変スリーク&クール。金曜日だったこともあるかと思うが、午後5時の開店後、6時に近くなると、どんどん人が入ってきて、まずまず盛況の様子。
ナパ・ソノマの6つのワイナリーがテイスティング・バーを設置しているのだが、訪れる客は、そちらの方にはあまり立ち寄らず、奥のバー&
ラウンジに行って、くつろいでいる。
「撮影に必要なワインは、この人に何なりとリクエストしてください」と紹介された、バーカウンターの男性。見たことあるなあ、この人、
どこかで会ってるかもなあ・・と、ぼんやり思っていたら、向こうも「どこかで会ってますね、私たち」と。
ワインが絡む出会いと言えば・・で、二人ともほぼ同時に思い出した。「
Crushpad」で、会ってる!
私がクラッシュパッドでワインを造っていた頃、確か2年目に彼がアシスタント・ワインメーカーとして参加し始めたのだ。
東海岸出身の、言葉少ない、滅多に笑顔も見せない、クールな青年という当時の印象が、くっきりと思い出された。
これで、ここ「プレス・クラブ」に行く理由ができたというものだ。
 
 200910月某日

取材班が帰国し、ホッと一息ついた日の夕食。シーズニングをまぶしてオーヴンに放り込むだけで出来上がりのチキン・
ウイングに、ビーツ、コーン、枝豆をルッコラと一緒に、カッテージ・チーズ、ルコッタ・チーズ、レモン汁で和えたサラダ。
ワインは、オレゴン産「
O'Reilly's」のピノ・ノワール2007。
O'Reilly's は、「Owen Roe Winery」の安価ライン。安価ライン(セカンドとも呼ばれる)とは言っても、30ドル、40ドルを
越えるのが昨今の事情であるが、何と、このピノ・ノワールは15ドル。
ピノ・ノワールで20ドル以下を見つけるのは至難の業であり、あったとしても、やたら甘ったるく、いかにも「10ドル台」の
ピノ・ノワールだと落胆させられてきた者としては、このオリリーズのピノ・ノワールは、嬉しい発見である。ナイス。
 
 200910月某日

 ナパにご宿泊のお客様をお連れして、「
Ubuntu」でディナー。「野菜中心の店」とご紹介すると、
 「ベジタリアンのレストランはどうも・・」と敬遠されてしまうことが多いのだが、ウブンテュは決して
 「ベジタリアン・レストラン」ではない。「野菜を主体にした」レストランなのだ。
 野菜中心だから、ひと皿のサイズが比較的小さく、結構な量を食べても「もうお腹いっぱいで何も 
 入らない」状態にならない。
カベルネ・ソーヴィニョンが最大のセールス・ポイントであるナパ・ヴァレーにおいて、どーんとした肉料理なしの店が、果たしてやっていける
のだろうかと、当初は誰もが疑問を持っていたものだが、シェフ
Jeremy Fox 氏の腕の確かさが、そんな心配を吹き飛ばしたわけである。
とにかく、どのディッシュも、細かく気を配って盛り付けられている様子が想像できる、素敵な作品だ。
量がほどほどなので、ワインもそんなに消費できない。こういうお店こそ、もっと「ハーフ・ボトル」のラインアップを充実させれば良いのに、と、
それだけが唯一の「意見」。
 

       back