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2006年09月20日

摂氏30度を越す日が2〜3日続いたかと思うと、その翌日には軽く10数度は落ちる日があったり、と、気温の上下はあるものの、
ここのところ、大変天気の良い毎日が続いております。
巷では、風邪が流行しているようで、きっちり主人がそれを持って帰ってきてくれて、私も律儀にそれを頂戴してしまいました。

今週は、次週お休みを頂くため、月末の「なんちゃってブログ、こんなもの食べてます飲んでます」をお届けします。
 

 2006年 9月某日

以前、当サイトの「人・ビジネス」欄で紹介した「JCCNCワイン会」の集まりが、サンフランシスコ・Noe Valleyにある
イタリアンレストラン「Incanto」で行われた。「ダンテの部屋」と名づけられた個室で、イタリアン・ワインとディナーの夕べ。
出されたワインは以下。

Bellavista,
Franciacorta Gran Cuvée Satèn NV
Drusian, Prosecco di Valdobbiadene Extra Dry NV
Pasquero, Roero Arneis, Vigna Elisa 04
Lunelli, Terre di Pietra 02
Ajello, Furat 00

ワイン・ディレクターの細かい説明に、最初はなるほどなるほどとうなづいていたものの、途中から酔っ払ってきて、
一生懸命取ったメモも、今見てみると判読不可能。ただ、どれが好きかという記憶だけはちゃんと残っているから
不思議なものだ。一番最初に頂いたスパークリング、時間がたつほどに
Nuttyなアロマが強くなってきて、かなり好き。
下2段の赤もおいしく頂いたが、3番目の白が突出していた。このワイナリーはネッビオロ(赤)で有名らしく、白も
これしか造っていないとのこと。100%
Arneisというワインは初めて口にしたが、earthyで、バランス良く、パスタ料理
にもバッチリ合っていた。このまま、この白でお肉のメイン・ディッシュを食べても、全然OKだった。
 
 2006年 9月某日

色も形も様々なエアルーム・トマトは、カリフォルニアの夏を感じさせる食材で、我が家でもまたですか、と言うくらい
頻繁に登場するが、この時期、グリーン・トマトもファーマーズ・マーケットに出回る。「フライド・グリーン・トマト」は
昔、映画の題名にもあったが、アメリカン料理の代表的なものでもある。
で、正しい調理法をリサーチすることもせず、とにかく炒め揚げでもすれば良かろうと、塩・こしょうして、コーン・ミールを
ふりかけて揚げてみた。トマトそのものが美味しいので、やはり美味しい。ピリ辛のタルタルソースなんぞあれば
最高だろう。飲んだのは、我が家のセラー(クロゼット)に眠っていた Richard Perry カベルネ・ソーヴィニョン98。
98年のカベルネは、けちょんけちょんに叩かれたヴィンテージだったなあと思い出しつつ飲んだが、
なんのなんの、か〜〜〜な〜〜〜り〜〜〜美味しかった。
 
 2006年 9月某日

  9月あたまには、レイバー・デー連休があったので、いつもの仲間を呼んで飲み食いパーティ。
  ジャパニーズ・レストランに勤めるMさんが持ってきてくれたのは、牛タンの煮込み、バッテラ。
  うううう、美味しい。
  この日は、マイワイン「モ・ナミ」のヴィオニエ05お披露目の日でもあり、ドキドキしながらみんなに飲んでもらった。
  「いけるよ〜、これも!」と評判良かったので、ホっと安心。
  大人5名のうち、この日初登場の男性が、顔色ひとつ変えずに大量消費できる方で、ワインがどんどこ開いた。
  ヴィオニエに始まって、ピノ・ノワールに移り、ジンファンデルというところまでは、食事内容を考えても妥当な進み方
  だったのだが、このあと、シラーに行き、カベルネに行き、チーズ用にと、再びヴィオニエが開き、そして最後に
  またシラーと来た。強烈この上なし。
  しかし、どれも大変個性的で美味しく、さすがなものばかりだった。
 
 2006年 9月某日

  車で10分以内のところに、新しいチャイニーズ・レストランができ、全面ガラス張りの店内にいつも結構な人が
  入っているように見受けられたので、とある日のランチにフラっと寄ってみた。
  「Ching Hua on Park」は、バークレーはカレッジ・アヴェニューにある「Shen Hua」と同じオーナーが開いた店。
  特別ここだ〜!と言うような料理ではないけれど、バー及びドリンク・メニューがちゃんと充実していて、
  店内もクールなインテリアで、何より入りやすい。「辛いですよ」マークがついているものでも、ちっとも辛くない
  ディッシュを出す店が多い中、ここのは、ちゃんとジワジワくる辛さがあり。
  白人率高く、アジア人もちょっとお洒落な感じの人たち。
 2006年 9月某日

夏も終わりに近づき、白ワインを中心に飲んでいた夕食にも、赤ワインの登場数が増えてきた。
値段に関係なく、どんどん開けて飲んでいくようにしているのだが、映画「サイドウエイズ」以来、人気度を急上昇させた
ピノ・ノワールは、その値段もじわじわ上がっている。その映画の前から高くはなっていたのだが、少なくとも40ドルは
出さないと、素敵なピノ・ノワールに出会わないといった状況だ。
だから、よく行くワイン・ショップの人に「これは評判良いよ」と薦められたピノ・ノワールが、安かったので買った。
Scherrer, ピノ・ノワール、Fort Ross Vineyard 、ソノマコースト02  $29.70
29.70ドルという料金は、特別安くはないのだが、上記のような状況下では、40ドルを切ったら「安い」と感じてしまう
のだから、しょうがない。どちらかというと力強いピノ・ノワール。オーナー&ワインメーカーのFred Scherrer氏は、
Dehlingerでワインメーカーをしていたそうな。彼のジンファンデルを飲んでみたいものだと思う。
 
 2006年 9月某日

「ワイナリー紹介」で書いたレイク・カウンティーへは1泊2日で行ってきた。泊まったのは、アッパー・
レイクという街にある「Tallman Hotel」。その昔、別の名前で全4部屋の宿だった建物を、
サンフランシスコの投資家夫妻が買い取り、大・大改装を施し、つい1年半ほど前にリニューアル・
オープンしたホテル。今は、全17室。
私が予約した部屋は、パティオに「Japanese Furo」があるという離れの一室。
ワイナリー巡りのあと、お風呂に浸かったら、さぞや気持ち良いだろうと想像したのだ。

 夏のシーズンが終わって、アッパーレイクの街もゴーストタウンのように静まり返っていたが、
 トールマン・ホテルとその隣の同経営カフェのあたりだけ、ポっと灯がともっているかのように美しい。
 小さいホテルなのに、DVDライブラリーもあるし、高速インターネット接続になっているし、
 テレビのチャンネルも多いし、バスルームのアメニティは全てMolton Brownだし、で、素晴らしい。
 そして、パティオのお風呂は木のお風呂で(ヒノキではない)、パラソルで直射日光が遮られ、
 温度も丁度良く、まさに極楽・極楽なのだった。

 夕食は、同じ敷地内にある「ブルー・ウイング・サローン」。このあたり一帯の中で、唯一ちゃんとした
 バーがある所なので、週末ともなれば、地元の人たちでさぞや賑わうのであろう。
置いてあるワインは、全部地元レイク・カウンティ産のもの。だから、そんなに数はないが、地酒を飲む感覚であり、
それはそれで素敵なことだと思う。安いし。

レイク・カウンティに束の間のバケーションを、という方に、このブティック・ホテルはお薦め。
 

 2006年 9月某日

ファーマーズ・マーケットではまだ見かけないが、コリアン・スーパーマーケットにオレゴン州産の松茸が出た。
「まだ夏のままでいて〜」と思っているのに、食材はちゃんと季節を告げにくる。
中くらいサイズの松茸4本入りで、14ドルほど。松茸がどんなものであるか知ってる人でなきゃ、絶対買わない値段だ。
揚げと、鶏もも肉を買って、早速、松茸ごはんにした。オレゴン産だって、香りは充分である。
こういうものには、やっぱり上質の日本酒を・・と思ったが、あいにく手持ちがなかったので、焼酎にした。
 2006年 9月某日

同じくファーマーズ・マーケットでは、そろそろ各種「梨」が出回ってくる頃だが、とある店先で「セッケル」という名前の
梨を見かけた。サンプルを頂戴してみると、汁気がほとんどない、濃厚な果実。デザートとして、そのまま齧るのも
いいけれど、適当に切ってサラダに散らしてみても良いかもしれないと思い、一かご購入。2ドル。
予想通り、サラダに合わせて正解だった。美味しい。
サイズからしても、これにチーズを乗せて、アフター・ディナーの一品にしてもナイスかもしれない。
グラデュエーションがかかった表皮の色が、なんともいえず素敵ではなかろうか。

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