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2006年07月26日

11日間ほど続いた熱波の日々、今日も素晴らしい天気ですが、風が出てきて爽やかです。ベイエリア全域では、この暑さのために
亡くなった方が10数名出たりして、ちょっとしたニュースになりました。

今週は月末ですので、なんちゃってブログ「こんなもの食べてます、飲んでます」7月号をお届けします。
 

 2006年 7月某日

6月末に、日本から祖母、母、母のパートナーがこちらに来て、汗をかかないベイエリアで約10日間過ごした。
車椅子&歩行器使用の祖母は、アメリカ本土初体験ということもあり、ヨセミテ国立公園へ2泊3日で行く。
二晩のうち、一回はレストランで夕食を取ったが、山の食事はどこも似たり寄ったりなので、レストランので食事は1回で
充分ということになる。で、二晩目は、部屋に簡単なキッチンがついていたのを利用して、自炊ディナー。
ホテル近くの小さなグローサリー・マーケットで買いこんできたもの:カップヌードル、サラダ・グリーン、アボカド、トマト、
きゅうり、モッツエレラ・チーズ、ツナ缶、ランチ・ドレッシング、ワイン。
母たちに言わせると、「カップヌードルの中身が、アメリカの方が多い」とのことで、食べ比べたことがないので
真偽の程は定かでないが、そんなものなのかなと思う。でも確かに、カップヌードルだけでお腹いっぱいになる。
マーク・ウエストのピノ・ノワールは、メルローだよと言われればメルローだろうと思うし、カベルネだよと言われれば
カベルネなのかなとも思う、そういうワインだったが、10ドルしていなかったので、これはこれでOK。
 
 2006年 7月某日

これまた6月末に話が戻るが、日本から出張で来ていた友人を迎えて、4人で週末のブランチ。この面子でしらふで
いるわけがなく、昼間っから飲む。場所は、南北の真ん中を取って、フォスター・シティ近くのフレンチ・ビストロ
Left Bank」。事前にウエブサイトを見ると、フランス・ワインが主にラインアップされていたので、Londer
ピノ・ノワール Keefer Ranch 04を持ち込み。レストランのソムリエさんにお願いして、似たタイプのフランス産
ピノ・ノワールを店のリストから選んでもらい、ブラインドで出してもらう。
土曜日の昼間っから、な〜にをやってるんだ、てなものである。
フランスのものも大層美味しかったが、一口、口に含んだだけで、明らかに温度が違い、その温度差だけで、
どちらが私持参のものかがわかってしまった。(私のものは、天気の良い中、車の助手席に乗せてきたので
温かくなっていた)
これは、つまらない。次回からは、ソムリエさんに、グラスに注いだ時の温度も調整してもらうことを忘れずに
言うことにしよう。
 
 2006年 7月某日

リゾットは好きなディッシュなのだが、いざ自分で作るとなると、ずっと鍋の前でつきっきりで調理しなければ
ならないので「面倒くさい」思いが先に立ってしまう。
トレーダー・ジョーズで、4人前のリゾット用の米と調味料が袋に入っているインスタントものがあった。
買ってあったソレを出してきて、時間の余裕があった日に作ってみた。
お米だけのリゾットじゃ寂しいので、ファーマーズ・マーケットで買ってあったFava Beans (そらまめ)をゆでて
加えてみた。リゾットのパッケージに書いてあった時間と水の量より、長め・多めが必要だった。
腕が疲れた。
今年は、春先に雨が多かったせいか、ファヴァ・ビーンズの収穫が少なかったようだ。
ファーマーズ・マーケットでも、ほんの3週間ほどしか出てこなかった。これも寂しい。
 
 2006年 7月某日

夏になるとキリっと冷えたワインを飲む回数が増える。今年は、白よりもロゼを飲む回数が増えた。
手軽に買えるロゼが、5月頃から我が家のワイン・セラー(クロゼットとも言う)に溜まってきて、それをせっせと
飲むのである。
この日は、メーリング・リストに入っていて、1年たったのでキャンセルした「Source Napa」の別ラベル
Mount St. Helena」のチャーボノ・ロゼ2005。合わせたのは、ポーク・チョップのカントリー・グレイヴィーかけ。
小麦粉、塩、ドライ・マジョラム、ドライ・タイム、ドライ・セージを混ぜたもので、ポークを覆って、はたいてバターで焼く。
ポークを取り出して、焼いたあとのフライパンに、さっきのミックス粉にミルクを足してよく混ぜたものを流し込む。
ディグレーズしながら沸騰させ、火を弱めて2分ほどグツグツ。掻き回しながら、ちょっとトロみがついたら、
ポークにかける。私はセージが好きなので、他のドライ・ハーブよりもセージをちょっと多めに入れた。美味しい。
 
 2006年 7月某日

好きな色は?と聞かれると、聞かれたその時の気温によって答えが変わったりする。
夏はどういうわけか「グリーン」。
緑っぽい色が入ったディッシュが、私には涼しげに見える。
で、暑い日にはグリーンがかったものを作る傾向があり、へたすると、体が緑色に変わるのではないかと思うほど、
緑、緑、緑、グリーン、グリーンの皿が毎晩続く。
この日は、アボカド食べたい!気分が高揚し、アボカドをつぶしてマヨネーズに混ぜて、サラダにする。
プチ・トマト、フェネルのスライス、モッツエレラ・チーズ、きゅうりの短冊切りなど、冷蔵庫の中のものをぶちこむのだ。
 2006年 7月某日

            ロゼ、グリーンと、この夏の我が家のトレンド(?)に、欠かさず入ってくるのが柑橘類である。
で、「Food & Wine」だったか「Cooking Light」だったかの雑誌に、レモンを使ったパスタ料理のレセピが
載っていたのでトライしてみる。
レセピはスパゲッティ使用だったが、ロブスター・ラビオリが冷蔵庫にあったので、そっちを使い、
緑もほうれん草がレセピだったが、なかったので代わりに少しゆでたブロッコリーを使う。
ガーリック、唐辛子、ヨーグルト、小麦粉、レモンの皮のすりおろし、レモン汁でソースを作る。
私の好みからすると、唐辛子の量を増やして、レモンの皮の量を減らすと丁度良し。
合わせたのは、やはりロゼ。
某ワイン・ショップのお兄さんが、これを買え買えとしきりに薦めてくれた、仏バンドールのロゼ。
知名度は充分にあるドメーヌだけど、仏語は本当に私にはconfusing
このラベルも、どうしたって「Cempier」に見える。「タンピエ」とは読めない。
 
 2006年 7月某日

雑誌に載っているレセピを、いろいろ試しているとわかってくるのだが、代用できる素材と、絶対それでなければ
ならない食材というものがある。それは時に、そのディッシュの主役となるものよりも、最後にパラパラっと
ふりかける脇役的存在のものの方が、代用不可ということがある。
最近作った中で、それが顕著だったのが、このブラックベリー・サラダだ。
なんちゃってブログの5月分で載せたサラダを、ある別の日にまた作ってみたのだが、
あいにく「マンチェゴ・チーズ」がなく、代わりにゴルゴンゾーラのフレークを振りかけたのだ。
これ以外の材料は、まったく同じ。
チーズの威力、存在感は大きい。実に大きい。
このサラダには、ハード・チーズを「スライス」したものがベストであり、そして、そのスライスするチーズは
マンチェゴでなければ、このサラダの美味しさが半減する、ということがわかった。
 
 2006年 7月某日

緑シリーズ、今度はスープ版。
ズッキーニを細かくスクエアに切って、パスタ・スープに。
本当なら、黄色のスクアッシュも同様に切って入れると、彩りがより華やかになる。
あつあつにして、パーメジャン・チーズをふりかけて、とろけた感じを頂くのもナイスだが、
これは、冷やして夏のスープらしくしてもOK。
 2006年 7月某日

汗だらだら流していると、スープなんて作る気も起こらなくなりそうなものだが、冷たいスープなら別。
これはスープとは言えないかもしれないが、「ガスパチョ」。
野菜を液体状にして摂取できるのだから、夏に丁度良いではないか。
雑誌「サンセット」に、大層美味しそうなガスパチョが載っていたので作る。
完熟トマト、皮を剥いたきゅうり、赤ピーマン、エクストラ・ヴァージン・オリーヴ・オイル、塩、好みのヴィネガー、
これらをガ〜〜っとミキサーにかければ良いだけだ。
私はこれに、ケイジャン・シーズニングを加え、ついでにカイエン・ペッパーも加えて、ピリ辛めにした。
体に良い〜〜と、私はかなり気に入ってパクついていたのだが、家族の評判は低かった。
合わせたのは、ルイ・ジャドのボージョレー05。
セーフウエイで、1本$7.99で売られていた。暑いので、冷やして飲んだ。邪道?ジャド?・・・くだらない。
 
 2006年 7月某日

ここのところ主人の帰宅が遅く、子供らと先に夕食を済ますことが多いのだが、そうすると、
ワインの消費スピードが私一人ではぐっと遅くなる。
数日前に開けたロゼが、まだ残っているということもあり。
ホタテをグリルしたものを使ったサラダを作ったので、「タンピエ」を飲んでしまう。
今までのところ、好きだなあコレと思ったロゼは、Kuleto Estateのサンジョヴェーゼ・ロゼと、
Rochioliのピノ・ノワール・のロゼだ。
 2006年 7月某日

仕事先の人とランチ・アポ。サンフランシスコ、ミッション地区のペルー料理「Limon」で落ち合う。
ミッション地区は、エスニック系レストランの激戦区でもある。
「リモン」は、その中でもワイン・リストがなかなか面白い店である。
カリフォルニア産はマイナーな存在で、スペイン、チリ、アルゼンチン、オーストリア、ドイツ、仏、南アフリカ産のものが
万遍なく揃っている。セヴィーチェを始めとするシーフード系メニューが多いせいか、
白ワインのラインアップが充実しているように見受けられた。
飲んでみたいものばかりである。昼間で仕事でもあったので、アルバリーニョをグラスで1杯だけにする。
(それでも飲んでる)
仕事先の彼女は、「パープル・コーン・ジュース」に挑戦。デカい。そして、結構、おいしい。
 

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