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2007年07月25日

比較的夏らしい夏の毎日です。葡萄の成長も順調で、収穫期間が11月まで延びた昨年と比較すると、それよりは早めに収穫が
終了するのではないかと予想されています。

今週は月末ですので、「なんちゃってブログ、こんなもの食べてます飲んでます」をお届けしますが、先月これをパスしていますので
6月&7月分となります。
 

 2007年 06月某日

週末は、一週間分の食料買出しに半日を費やすのが常で、朝9時頃にオークランド・チャイナタウンでベトナム
Pho
を食べて、チャイナタウンで新鮮そうな魚があれば買い、コリアン・スーパーマーケット、ファーマーズ・マー
ケット、セーフウエイ・・と回る。
コリアン・スーパーマーケットは、大抵何か「面白いもの」が売られていて、大変重宝する時もあれば、
「何なんだ、コレは」とジョークになってしまう時もある。この日目にしたのは、「なるほどね〜。でも誰が買うの」と
いったもの。その名も「キムチ&ワイン冷蔵庫」。ワイン・グラスを持ちながら楽しそうに笑っている美男美女の
写真を背景にしたポスターは、それだけ見たらどうってことないのだが、「Kimchi」という文字が異様に目立つ。
キムチを保存しておく適温と、ワインを寝かせておく適温が一致するのであろうか。
モノは、横1メートル強、幅60センチほど、高さ1メートルほどのもので、ワインは手前の扉を開けて入れる、
ごく普通の形。上についている蓋をあけると、そこに容器があり、キムチはそこに入れるらしい。う〜〜〜んんんんん。
 
 2007年 06月某日

今年のMLBオールスター戦は、サンフランシスコのAT&Tパークで行われたのだが、試合前のイベント用要員に
ボランティアが募集されていた。オールスター戦が地元の町にやってくるのは滅多にないことなので、良い経験に
なるかと思いオンラインで登録。
6月あたまに、球場で説明会が行われた。3塁側の内野席に応募者が集められ、40分ほどの説明を聞く。
2000名ほどの必要数に5000名ほどの応募があったそうで、この日から3週間後くらいに、「ボランティアやって
いただきます」の通知を頂戴したものの、私がやりたかった「サンフランシスコ・アンバッサダー」ではなく、
「ファン・フェスト」のスタッフという役目だったので、止めにした。自分勝手ですみません。
 
 2007年 06月某日

二週間に1回くらいは、夕食を作るのに飽きて、外食したくなる。とある土曜日、息子どもはそれぞれ友達との約束が
あって夕食は要らないとのことだったので、主人とフラっと外へ。オークランド側のカレッジ・アヴェニューは、食べ処、
飲み処が固まっていて便利なエリア。
軽くつまみ程度に飲み食いしたかったので、「Pearl」へ。
最近またシェフが変わったようなのだが、相変わらず店は繁盛している様子。
ホワイト・ツナのセヴィーチェ。サカタッシュ(Succotash)の上に、切り身を置くというのがユニーク。
バナナのチップスが添えられているというのも、セヴィーチェとしては珍しいのではなかろうか。
お天気も良く暑めだったので、スペインの白ばかり飲んでいた。
 
 2007年 06月某日

サンフランシスコ・クロニクル紙のビジネス・セクション記者さんと、ランチ・アポ。新聞社近く、ウエストフィールド・
センター内「Lark Creek Steak」で。金曜日だったけど、大抵の人が「まだ仕事があるので」と、お酒を
勧めてもお断りになる。
今日もそのパターンだろうと思い、とりあえず「ワインでもいかが?」と聞くと、「Sure !」。あらら。
で、二人で1本は昼間からダメだろうと思い、ハーフボトルの「Papapietro Perry」ピノ・ノワール、ロシアン・
リヴァー・ヴァレー2005。「ヤンキー・ポット・ロースト」を頂いて、とても良くワインと合っていて気持ちよかったが、
ウイップド・ポテトといい、お肉といい、ワインといい、この1食だけでどれだけのカロリーになるかを考えると・・・
考えないことにした。カロリーの数字と同じくらい、ここのお値段もかなりのものだ。
 
 2007年 06月某日

住んでいる街アラメダに、「マーケット・ホール」があり、そこに入っている「Feel Good Bakery」と「Farmstead Cheeses & Wines」にはしょっちゅう行く。チーズ屋さんからメールで「burrata入荷」のニュースをもらったので
早速買いに行った。
ブラータは、モッツエレラ・チーズとクリームで作られるフレッシュ・チーズだが、フレッシュ命なので輸入ものは
ほとんど存在せず、レストランでのホームメードか、今回買い求めたもののように州内で作られたものしか
口にできない。こういう素材は、手をかければかけるほど、その良さが失われていくもの。
細めのパスタに、新鮮なプチ・トマト、新鮮なバジル、そしてブラータを添えて、上質のエクストラ・ヴァージン・
オリーヴ・オイルを垂らして、塩&胡椒。夏らしい、素敵なディッシュとなった。
 
 2007年 06月某日

前記のチーズを買った時、カウンター奥でワイン・テイスティングが提供されていて、そういうものを無視して帰る
ことができないので、3杯ほどひっかける。
フランスのVDQSBugey Cerdonが、とてもリフレッシングで大変廉価(14ドル)だったので1本買う。
ガメイを使ったスパークリング・ロゼで、アルコール度低いし、見た目よりもドライ。
買った次の日、キリっと冷やして、ファーマーズ・マーケットで出ていたイチジクにプロシュート、
クリーム・フレッシュを合わせて頂く。
これもまた、夏らしい爽やかなアペタイザー・コンビネーション。
 
 2007年 06月某日

最近結婚されたカップルを主賓に、月例飲み食い会を我が家で。メイン・ディッシュは庭でのバーベキュー。
ラスベガス在住の、もと我が家下宿人(女性)も、この時期ベイエリアに里帰りしていたので、家族全員来てもらった。
合計大人7名いたのだが、うち2名はあまり飲めるクチではなく、残り5名でせっせと飲んでいた印象。

Lucia、ピノ・ノワール・ロゼLucy2006 $18
Clark-Claudon
 ソーヴィニョン・ブラン「Wild Iris」 2005 $26
Renteria、ピノ・ノワール、Russian River Valley, River Ranch 2003  $35
Rio Wine Cellars, メルロー、Mandleville Island 1995
CE2V, メリテージ、ナパ・ヴァレー 2001  $70

かなり変わったラインアップだ。夏なので、ロゼから始まって赤に移らず、もう1本白を出したことが、まずいつもと違う。
そのあとのピノ・ノワールは、いつも通りだが、そのあとが。
リオ・ワイン・セラーズは、しばらく助勤でラスベガスにいた新婚さんカップルが持参してくださったものだが、こういう名前の
ワイナリーは存在しない。ラスベガスのホテル「
Rio Hotel & Casino」のもともとのオーナーMarnell Familyが、まだ
当ホテルを所有していた時に造っていたワインである。
ナパ・ヴァレーへの入り口にカーキナス・ブリッジという橋があるが、その橋のたもとから東奥に広がるデルタに「
Mandeviile Island」という
小島がある。そこで栽培されたフルーツからできたワインなのだが、そういう小島にヴィンヤードがあるなんて、まったく知らなかった。
しかもメルローである。しかも、1995年ヴィンテージである。
正直、「恐る恐る」飲んだ。が、意外や意外(これは失礼にあたるだろう。ごめんなさい)、その限りなく「古酒」化したような色とは
まったく趣きを違えた、タンニンが落ち着いた、なかなかなメルローだったのである。ふむむむ。

そして次の「CE2V」。これは、Consentinoワイナリーが別ラベルにして出しているリザーヴ系ライン。
買っても長いこと置かず、さっさと開けては飲んでいる我が家において、2001年ヴィンテージのものは、
これを含めてもうあと残りわずか。
カベルネ・ソーヴィニョンを始めとするボルドー系品種にとって、2001年は大変素晴らしい年だったのだが、
これも例外ではなかった。まだまだ新鮮な酸味を残しつつ、どっしりフルボディで、でも渋みが落ち着いて、
オーバーパワーな感じがまったくしない。素晴らしい。
で、あとでいろいろ調べているうちに、大変興味深いことを発見。
上に、
Mandeviile Islandで葡萄が造られているなんて知らなかったと書いたが、なんと、このConsentinoワイナリーで
造られている「
2005 FRANC」に、この島のカベルネ・フランとメルローが使われているのである。
これはかなり奇遇であろう。

 

 2007年 06月某日

これは2ヶ月遡って5月の話。現在日本に住む、親しい女友達が、出張で西海岸に来られていたので、それをサカナに月例飲み食い会@我が家。主人を除けば、女ばっかりの集まりである。
私も日本から戻ったばかりだったので、手の込んだ料理はできる余裕もなく、それでもカリフォルニアらしくと思い、新鮮な野菜たっぷりのサラダ、ペストソースにソラマメを加えたパスタ、豚薄切り肉しゃぶしゃぶ(大根おろしをドッサリ、だし汁に投入)、チーズ(ソフト・ゴートに、マンチェゴ)を用意。

Bjornstad, シャルドネ、Porter-Bass Vineyard 2005         $50
Calera, ピノ・ノワール、Ryan Vineyard 2003                     $40
Whetstone, ピノ・ノワール、Pleasant Hill Vineyard 2004   $42
MacPhail、ピノ・ノワール、Russian River Valley 2003        $40

意図したわけではなく、赤はすべてピノ・ノワールとなった。
どれも大変素敵なワインだった。最初から、こういうラインアップにするつもりがあったなら、グラスを3つ用意して、サイド・バイ・サイドで味わえば、もっとそれぞれの個性が引き立って、面白いテイスティングになったことだろう。
「ビヨルンスタッド」は、「
Tandem」で、グレッグ・ラフォレ氏とタッグを組んでいた、もうひとりのグレッグ、Greg Bjornstad氏が、ご自身のラストネームを冠して始めたライン。どうも、このお二人、かなりシビアな決裂をされたようで、お二人一緒にインタビューしたことのある私には、何とも残念な話である。
シャルドネとしては、かなり強気なお値段だが、値段に負けない「凛」としたクオリティのシャルドネだった。

 

 2007年 07月某日

1年ほどかかって増築&改築工事を行っていた「Shafer」のテイスティング・ルームが、6月あたまにようやく完成、オープン。
7月あたまに来られたお客様が、当ワイナリー訪問を希望されていたので早速アポイントを取って行った。
一連のヒルサイド・ヴィンヤードのふもとに、大きくテラス部分を加えた新しい建物は、ピカピカ光って大変きれい。

同じお客様が、「Far Niente」も希望されたので、こちらにも久しぶりに訪問。
ワイナリーのツアー&テイスティングは、その時の担当者によって、内容の充実度、情報度がかなり違ってくるのは
事実。この日は、ものすごくよくしゃべる男性に当たり、内容の面白さにかけてはピカ一だったが、
他の(アメリカ人)参加者もおられたため、すべてを通訳することができず、歯がゆい思いをする。
ファー・ニエンテの初リリース・シャルドネを見せてもらったが、当時はサウサリートでワイン造りが行われていて、それがわかるラベルであることが面白かった。
この日のテイスティングは、04&05 シャルドネ、99&04 カベルネ、03 ドルチェ。久しぶりにここのワインを試飲したが、シャルドネの素晴らしさを改めて実感した。特に、04のシャルドネは、香りも酸も風味も、すべて輪郭がハッキリしている感じで、大変美味しかった。
 

 2007年 06月某日

6月末に、恒例のヨセミテ・ハイキング家族旅行。ハイ・カントリーのTuolumne Meadow Lodgeに3泊して、
歩きまくる。山に入ると、食事もワイルドになり、お肉かパスタかの連続になる。
月曜日と金曜日にそこでウエイトレスをやっている知人に会いに、「Tioga Pass Resort」のカフェへ行く。とても小さなカフェだが、ここはボリューム満点のホームメイド・各種フルーツ・パイが有名で、ピークタイムに行くと大抵列ができていたりする。
この日は夕食を取るつもりで、ディナー・タイム開始直後を狙って行った。私は、ガーリック&レモン・チキンを注文。
チキン半匹がド〜ンと出てきた。けど、とても上手に味付け、ローストされていて、ハイキング後でお腹ペコペコだった私は、ペロっとこれをたいらげた。
 
 2007年 07月某日

ハウス(温室)で栽培されるものもあるので、イチゴは今や、ほぼ通年売られている感じで、ファーマーズ・
マーケットでも早春の時期から、夏の終わりまでお目にかかっている。
試食してから買うのだが、7月も中旬が過ぎて、ようやく「完熟」というか甘さがたっぷりのものが出てきた印象。
一般的に、写真のような茎(?)をわざと長く残したものが、他のものより甘いと言われているが、これも試食して
みないとわからない。色はとても鮮やかでも、酸味が強すぎる場合もあり。見た目だけでは判断できない。
特に、「オーガニック」と銘打たれてあるものは、そうでないものよりも更に甘みが薄いように思えるので、
黒ずみかけるほどになってからの方が美味しいこともある。
 
 2007年 07月某日

レストラン「Coi」で、湯葉パッパデッレを食べたことは、「フード&スポット」に書いたが、土曜日のバークレー・ファー
マーズ・マーケットで、生ゆばを買ってきて、サラダ仕立てにしてみる。
レストランで出されてあったように豆乳にしばらく漬け込んでおいた。それでも湯葉そのものは淡白なので、
塩気を出すためにスモーク・サーモンを一緒に添えてみた。
それはそれで問題はなかったのだが、グリーンピースや空豆のペスト・ソースの方が、湯葉との相性は良いのかな
という気がした。
 
 2007年 07月某日

  以前、「20ドル以下のカリフォルニア・ワイン」にも書いた、キャピオー・セラーズのロゼ「Swink」。($14)
  これの2006年ヴィンテージが届いたので、早速冷やして頂く。
  ボトル・デザインも変わり、パっと見、キャピオーのワインだとはわからない。
  キャップもスクリュー・キャップになっていて、キュキュっと捻ればOK。
  ドライなロゼは、グリルしたサーモンにも合うし、クリームソースを使ったチキン料理にも合うし、ゴート・チーズや
  ロースト・アーモンドをたっぷり投入したサラダにも合うし・・・で、夏にはとても便利。
 
 2007年 07月某日

  ドライにした(干した)野菜は、それをもどすと、生のものより味が濃いように思うのだが、しいたけなどはその典型。
  「干しナス」を見つけたので、どんなもんじゃいと思い、干しシイタケと一緒に湯につけてもどす。
  チーズ・ラビオリがあったので、それと、もどしたものをクリームソースで・・・。
  同じ程度の柔らかさにするには、干しナスは、干しシイタケの倍以上の時間が必要とわかる。
  合わせたのは、エデュードのピノ・グリ。2ヶ月ほど前に、セント・ヘレナのワイン屋さんで買ってあったもの。
  チーズ・ラビオリとは相性良かったのだが、干しナス、干しシイタケとは相性悪し。やたらワインが苦く感じた。
  そしてナスは、生のものを油たっぷり吸わせて炒めたり、炒め煮するのが無難と実感。
 
 2007年 07月某日

冷蔵庫の中のもの一掃処分ディナー。
余っていたフェイクの蟹肉、余っていた鶏ひき肉、アスパラガスで一品。
トマトと缶詰オリーヴ、きゅうり、ロースト・アーモンドで一品。
メインは、これは余りものではない、リブアイ・ステーキ。
ワインは、Moser-Scharding ピノ・ノワール、Durell Vineyard (ソノマ・ヴァレー)2004($35)。
少量生産の(今はまだ)無名ワインを探している時は、カリストガの「エノテカ・ワイン」がベストだと信じている
のだが、これもそこで購入。
長年、「Cartlidge & Browne」ワイナリーでワインメーカーをやってこられているPaul Moser氏と、
アシスタント・ワインメーカー
Rebecca Scharding Steinschriberさんの共同作業。
Durell Vineyardはソノマ・ヴァレー地区の畑だが、ヴァレーの南西端にあり、限りなくカーネロス地区に近い。
有名どころでは、キスラーが同ヴィンヤードのシャルドネを出している。
今や、カリフォルニアのピノ・ノワールは、40ドルを越すのが「普通」となっている中、30ドル代で踏ん張っているのは偉い!
ベリー風味豊かで、酸味もしっかりあって、存在感あり。

 

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