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20090617

一体、この「どんより」日はいつまで続くのだろうと、溜息が出るくらい、毎日毎日薄ら寒いです。
裸足だと寒くてソックスを履いているし、寒がりの私には半袖のTシャツなんて過ごすなんてとんでもない。
気温は上がらなくても、カラっと晴れ上がった青空と太陽が欲しいです。

今週の「あれこれ」は、4ヶ月ぶり、「20ドル以下のカリフォルニア・ワイン」 Vol. 37 をお届けします。

JRE
Cabernet Sauvignon, Napa Valley, 2006      17 ドル

JRE 」というのは、オーナー兼ワインメーカー、John Robert Eppler 氏の頭文字です。
ジョンさんは、1980年代後半に、テキサスからナパに移住し、あちこちのワイナリーでワイン造りを実習し、
2001年から、このJREワインを手がけておられます。

ジンファンデル、カベルネ・ソーヴィニョン、シラー、プティ・シラーのみを生産しているとのことですが、
いづれも生産量400ケースを切っているにもかかわらず、どのワインも20ドル以下で販売しています。
単一畑ではなく、リージョナル・ブレンドであること、ヴィンテージ毎にフルーツの出所が違うことを考えると、
毎年、上手に「リーズナブル」な値段でフルーツを買っているのだろうということが窺い知れます。

カベルネ・ソーヴィニョン、ひとつ前のヴィンテージ2005は、ナパ・ヴァレーはラザフォードからのフルーツ100%で
造られたため、ラベルも「Rutherford」と記されていました。
(JREのサイトでは、このワインの説明のトップに「Cabernet Sauvignon -Sonoma County -」と出しておりますが、これはあまりに
基本的な間違いであります。)

今回の2006年ヴィンテージについては、まだ彼らのウエブサイト上で紹介されていないのですが、
買い求めたワイン・ショップの話によると、2006年カベルネは、プリチャード・ヒル、マウント・ヴィーダー、
セント・ヘレナで収穫されたフルーツが使われていて、7%ほどカベルネ・フランがブレンドされているとのこと。

ダーク・フルーツ、カカオ80%以上ほどの板チョコ、ほんの少しバラの花びら・・・。
一流モデルほどのスタイルは持たないけれど、中肉中背で愛嬌のある容姿、
勉強は好きでないけど、人の話を聞いているのが好き、
そんな20歳代の女性をイメージさせられました。男性ではなく、女性が思い浮かんだのです。

この日は、ハンバーグ。牛ひき肉と、辛いソーセージ肉(=豚挽肉)、しめじを刻んだものと刻みネギを混ぜて。
サイドには、ベビー・キャロットをベイクしたものを。
ベビー・キャロットの土っぽさ、旬の野菜独特の甘さが、カベルネととても良く合っておりました。

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