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2007年04月25日

4月も最終水曜日となりました。日本はゴールデンウイークの始まりが目の前。
今年も、たくさんの方が海外旅行に出かけられるようですが、私もありがたいことに、おかげさまで今週末から休みなしです。
その他諸々の都合により、5月いっぱい、当サイトの更新をお休みさせていただきます。
次回の「あれこれ」は、6月6日アップとなります。ご了承ください。

今週は月末ですので、「なんちゃってブログ、こんなもの食べてます飲んでます」4月分をお届けします。
 

 2007年 04月某日

フード及びワイン関連雑誌を、数えてみたら9誌も、その上日本の雑誌を2誌、定期購読しているため、せっせと
読んでいかないと、ちょっと出張やら休みやらで家を開けると、それらが溜まりに溜まる。フード関連雑誌では、
作ってみたいと思うレシピを切り取っているのだが、切り取るだけでそれをファイリングする手間を怠るものだから、
これまた、どんどん溜まる。
時々、そのレセピ切り取りペーパーの山を順に見直していって、思い出したように作ってみる。
この日は、「Food & Wine」誌に載っていた「Seared Scallops with Cauliflower, Capers and Raisins」。
カリフラワーゆでる。熱々に熱したフライパンで、塩・胡椒したホタテを焼く。片面にいい焼き色がついたら、
ひっくり返して、バター、カリフラワー、チョップしたロースト・アーモンド、ケッパー、レーズンを加えて炒める。
ホタテに充分火が通って、カリフラワーがほんのり茶色くなったら、バルサミコ酢を加えて終わり。
実に簡単だが、なかなか風味豊かな一品となる。が、雑誌の写真は、ホタテもカリフラワーも、いい感じに焼き色が
ついているだけで、私のように全体的に茶色くなっていない。
これは、バルサミコ酢のせいだ。絶対、白バルサミコ酢を使わなければ、写真のようには仕上がらないゾと、腰に手をあてて「やれやれ」。
後日、白バルサミコ酢で再挑戦したら、きれいにできた。ヴィオニエがとても良く合う。
 
 2007年 04月某日

別の仕事でサクラメントまで出向く。ベイエリアから車で1時間半ほどだが、これはスムースに
行けばの所要時間で、インターステート・ハイウエイ80号線は、いつもどこかで何かしらの渋滞が
ある。で、2時間半の余裕を見て出かけたのだが、この日は珍しく何の渋滞もなく、あっさり
サクラメントに着いてしまった。
アポイントまで時間が有り余ってしまったので、久しぶりにステート・キャピタルへ。
サクラメントは、カリフォルニアの州都。州議事堂近辺は、さすがにスーツ姿の人も多い。
でもそれ以上に、見学に来た小学生やら、学生やら、観光客が多い。
立派な建物を正面玄関から入って、まっすぐ行くと、シュワルツネガー州知事のオフィス。
ドアの前にはガードマンが常時立っていて、ドアの上には、金色に光り輝く「Arnold Schwartzenegger」の文字。
今、彼の名前をタイプして、初めてそのスペルを認識した。
建物内には、州内各カウンティの紹介展示があったり、昔のオフィス風景を再現させた部屋があったりして、時間をつぶすのには
もってこいの場所だ。
 
 2007年 04月某日

フード・ネットワーク・チャンネルの「Emeril Live」で、Arugula(ルッコラ)を焼いた肉の上に乗せるシーンを見て、
「なるほど」と思う。素人の料理人は、こういう些細なことで感動するのだ。
フライパンで、エクストラ・バージン・オリーヴ・オイル少々と、切り刻んだベーコン、ガーリックを炒めて、
その上にどっさりルッコラを投入し、少しシンナリしたらすぐに肉の上に乗せる。
丁度、パンチェッタがあったので、ベーコンの代わりにこれを使って。
ジューシーなステーキに、ルッコラの苦味がナイス・マッチング。
ちょっと奮発して、ワインは、「ARISTA」のピノ・ノワール、フェリントン・ヴィンヤード2003。(50ドル)
10ドル前後のワインを頻繁に飲んでいると、高いワインの奥深さというか、素晴らしさを、しみじみと感じることになる。
飲むだけで、決して自分ではワインを買わない主人も、一口飲んで、「これはきっと、いい値段がするものなんだろうね。」と言い、
値段が書かれたタグを見て、のけぞっていた。
 
 2007年 04月某日

 シリコンバレーにある某企業より、日本から会議のために来られるトップ・エグゼクティブご一行様のワイン
 カントリーご案内を仰せつかる。
 オーパスワンでのツアー&テイスティングのあとの「もう一軒」を、「Laird Family Estate」にして、
 テイスティング・ルームで働く友人のロバート(当サイト「ロバートからの絵葉書」の方)にセッティングを
 お願いしておいた。週末は、どのワイナリーも結構な人で混みあうため、6名以上の固まりでアポなしで行くと、
 スペースを確保するだけで大変だし、せわしなくて疲れるだけなのだ。
「最大13名くらいが行くのだけれど、昼食の時間がないし、夕食が控えているので、軽くつまめるものを用意しておいて欲しい」と
伝えておいたのだが、訪れてみるとご覧のように、個室にキュートなセッティングを施してくれていて、大・大・感謝。
日本からの長時間フライト直後の体には、ここのピノ・グリージョなど最高かと思う。
 
 2007年 04月某日

サンフランシスコでランチ・アポ。ファイナンシャル・ディストリクト近くにオフィスがある人相手だったので、Belden Placeの「ベルデン・タベルナ」を予約。
このベルデン・プレースは、狭い路地に何軒ものレストランが固まっているところで、ほぼ全店が
テラス席を設けているため、天気が良い日のランチ時は、写真のようにたくさんの人で賑わう。
ここだけヨーロッパ?と錯覚するほど。
この一角での私のお気に入りは、ムール貝とクラム専門店「Plouf」なのだが、「ベルデン・タベルナ」
で食事したことがなかったので、今回は、ここを選択。いわゆる「コンテンポラリー・アメリカン」という
ジャンルの店で、「ほ〜」と興味を惹かれるメニューはないけれど、どれも特に間違いはなさそう。
ちょっと高いかなと思ったけれど、もう今や、どこもこのくらいするのだろう。
 
 2007年 04月某日

「夕食、何が食べたい?」と聞くと、主人の答えが「ステーキ!」である頻度が高い。どんぴしゃ団塊の世代なのに、
ステーキを渇望するというのは、エネルギーがまだまだあるということか。いや、エネルギーを必要としていると
いうことか。健康のためには、ノン・スティック・フライパンで脂なしで焼くか、オリーヴ・オイルで焼くかした方が
良いのだろうけれど、風味を楽しむには、やはり、バターを使いたい。分厚いステーキだと、いい感じのミディアム・
レアーに焼くのは本当に難しい。
バターの香りと肉汁の香りが立ち上がると、ムズムズ、カベルネ・ソーヴィニョンが欲しくなる。
この日は、「William Knuttel」のカベルネ、Weiss Family Vineyard 02
ソノマ・カウンティのワインの造り手という印象が強いウイリアムさんの、ナパ・ヴァレー産カベルネ。
スムース&エレガント、シダーの香りが柔らかな、とても素敵なカベルネだった。
 
 2007年 04月某日

 カリストガにある「エノテカ・ワイン・ショップ」は、個人的に大好きなお店のひとつだ。ワイン1本1本ごとに、
 ワイン雑誌の評価文コピーや、オーナーであるマルゴーさんの手書きメモ、ワイナリー&ワインメーカーの説明文が
 つけられているので、選択するのに非常に便利。
 少量生産のものも多く揃えられているので、目新しいもの、ユニークなものが欲しい時は、この店がベスト。
 数ヶ月前に行った時に買ったのが、これ「AARDVARK」ピノ・ノワール、カーネロス04。たった168ケースの生産量。
   Truchardのフルーツをメインに使っているワインで、ワインメーカーさんが、「Frog's Leap」のジョン・ウイリアム氏。
 ジョンさんが、こういうプロジェクトにまで参画しておられるとは存じ上げず、しかも高めの値段設定が当たり前の
 ピノ・ノワールで、24ドルというお手頃さに惹かれた。
 
 2007年 04月某日

JCCNC(北カリフォルニア日本商工会議所)ワイン・クラブの、今年度初の集まりがPalo Alto
開かれた。今回は、現在、サンノゼはサンタナ・ローにある「Vintage Wine Marchants」に
お勤めの見目麗しいMao Lecoursさんと、ご主人のEricさんを講師としてお迎えし、ブラインド・
テイスティング。お二方が調達されてきたアペタイザーを各自取り分け、つまみながら会は進行。
まず、マオさんが白の代表的品種と、その代表的産地、産地別の風味、アロマ、色などの特徴を
説明。そのあと、4種の白をブラインド・テイスティング。各ワインにつき、その品種と産地を当てる。
白が終わったあと、同じ手順で赤。
日本人では珍しい、英国「Wine & Spirit Education Trust」(WSET)から認定された「ワイン・エデュケーター」の
資格をお持ちのマオさん、居並ぶ日本人男性・女性の前で、最初は緊張気味とお見受けしたが、参加者から
ベタな「オヤジ・ギャグ」が出る頃にはその緊張も溶け、エレガントにレクチャーを進めておられた。
出された品種は、白がシャルドネ、リースリング、ソーヴィニョン・ブラン。赤がカベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、ピノ・ノワール、ジンファン
デル。産地のリストは、アルザス、ブルゴーニュ、カリフォルニア、ドイツ、ニュージーランド、ロワール。
以下、私個人のテイスティング・ノートと結果。

<白>

   テイスティング・ノート  私の回答  正解
1 色は4つの中で2番目に薄い。さほど香りが立ち上がってこないものの、飲み口柔らかで、酸味も
スッキリあって、好みのタイプ。でも、品種が
何なのか最後まで悩む。ほんの少し甘さが
感じられた。
 ドイツのリースリング
*一番好き*
ブルゴーニュのシャルドネ
Louis Jadot 2002
Meursault Porusots Premier Cru,
Bourgogne ($40)
2
ものすごく濃い色。色だけ見たら、カリフォルニアのフルボディ・シャルドネかと思ったが、香りが
まるでシャルドネではない。石油っぽい香りとはこのことかと思う。のったりしてるが、まったく甘くもない。数年前、日本で飲んだヴィンテージの
これが、ふと思い浮かび、右の回答。
 
 アルザスのリースリング アルザスのリースリング
Domaines Schlumberger 2000
Saering Grand Cru
Alsace ($18)
3 断トツ色が薄いので、色だけで右の回答。
夏の野外BBQで、キンキンに冷やして飲む
「最初の一杯」に最適。
香り、味ともにグリーンな感じが典型的。
 ニュージーランドのソーヴィニョン・
 ブラン
ニュージーランドのソーヴィニョン・ブラン
Matua 2006
Paretai, Marlborough
New Zealand ($18)
4 香り、色、風味、どれを取ってもシャルドネ以外
考えられない。トロピカル・フルーツの香りは豊かだったけれど、ミネラルな風味がバターっぽい風味を上回っていたように感じた。
ブルゴーニュのシャルドネ カリフォルニアのシャルドネ
Newton 2004
Napa Valley
California ($42) Unfiltered

                  <赤>  テイスティングの途中で、エリックさんが「赤の4種では、一番安いものと一番高いものとで、その差が5倍あります。」とおっしゃった。

   テイスティング・ノート  私の回答  正解
1
色からしてピノ・ノワール。香りも風味も穏やかで、さほどアルコール度も高くなさそう。
ピノ・ノワールであることは確かだろうけれど、ブルゴーニュかカリフォルニアかで、かなり迷う。
個人的にあまり好きなタイプのピノではなかったので、飲みなれていないだけだろうと思い、
右の回答。
 
ブルゴーニュのピノ・ノワール カリフォルニアのピノ・ノワール
Calera, 2002
Mills Vineyard
Mt.Harlan, California ($38)
2 深みのあるルビー色、ブラックベリーとシダーの香り。時間がたつほどに、どんどん香りも立ってくるし、複雑味が出てくる。フルーツ風味も豊か。
おそらく、これが一番高いワイン。
カリフォルニアの
カベルネ・ソーヴィニョン

カリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニョン
Etude 2002
Napa Valley
California ($85)

 
3
どの品種が出るかというヒントがなく、まるっきりゼロ情報でやっていたら、これも「カベルネ」と答えてしまったかもしれない。
しっかりしたボディ、かつエレガントなレイヤー。
ただ、シダーの風味はほとんどなく、その代わりダーク・カカオ、ハーフ&ハーフ(コーヒーなどに
垂らすクリーム)の風味。かなり好き。
 
ボルドーのメルロー
*一番好き*
ボルドーのメルロー
Chateau Monbousquet 2003
Saint-Emilion Grand Cru,
Bordeaux ($50)
4
最初の香りだけで、ジンファンデルで決まり。
子供の頃嫌々飲んだ風邪薬シロップっぽい、甘い香り。好きなジンファンデルは、これとはまったく趣の違うものなのだが、これもひとつの典型的ジンファンデルであることは確か。
恐らく、これが「一番安い」赤だろう。
 
カリフォルニアのジンファンデル カリフォルニアのジンファンデル
Joet Gott 2005
Zinfandel
California ($15)

 ブラインド・テイスティングは、ワインの値段とかブランドとかに振り回されずに、純粋にテイスティングできるので、
 毎回勉強になる。それまでの「思い込み」を払拭させてくれるようなワインに出会うと、とても嬉しくなるし、
 飲みたいワインの選択肢が広がる。

 今回で言えば、ボルドーのメルローにいたく感銘を受けた。カリフォルニアのメルローも、あれこれ飲んできては
 いたものの、個性に薄く、どうも中途半端な、どっちつかずな印象のものが多かったように思う。
 今回出して頂いた「Chateau Monbousquet」が、また特に素晴らしいワインだったせいもあるだろうが、
 私が待ち望んでいたメルローは、こういうメルローだったのだ!と、その出会いに感動してしまった。

アルザスのリースリングも嬉しい出会いだった。リースリングは好きな品種なので、
ちょくちょく頂くが、古いヴィンテージのシェニン・ブランと同様、古いヴィンテージのリースリングというものは
滅多に口にしないので、新鮮だった。
今回のものは2000年なので、まだまだ「古い」とは言えないが、それでも寝かして飲むリースリングというものが、
こっちの方向なのかということが良くわかった。石油(ペトロリアム)の香りというものの勉強にもなったし。
この独特の臭さが、結構クセになるかもしれない。

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