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2008年01月30日

今日(30日)は、朝から太陽が出て気持ちよく晴れていますが、ここのところ、毎日雨が降ったり止んだりでした。北カリフォルニアの冬は、イコール「雨期」なのですが、まあ実によく降っています。ドライ気味だった去年の冬と比べると、既に2倍の雨量となっているそうです。

今週の「あれこれ」は、月末ですので、なんちゃってブログ「こんなもの食べてます飲んでます」1月分をお届けします。
 

 2007年 12月某日

年戻って昨年12月、クリスマスの話。我が家では、12月あたまに主人がフェイクのクリスマス・ツリーをリビングにセットし、そこにプレゼントをどんどん置いていき、クリスマス25日の朝、プレゼント交換、オープニングをする。朝起きてすぐにこれをやるので、眠っている頭をコーヒーで起こさなければならないのだが、今年はイブに、下の息子がブラウニーを焼いてくれていたので、それをムシャムシャ食べながら。
写真は、家族から頂いた私へのプレゼントの品々。主人からは、デジカメ。私から商品指定して買ってもらったソニーのサイバーショット。息子達からは、「ラトトゥイユ」(邦題:レミーのおいしいレストラン)DVD、我がオークランド・アスレティックスの08年カレンダー、ジョギング用ナイキのパンツ、ハンド・ミキサー、昨年出版された本「The House of Mondavi」、そしてサラダ用大皿。どれも、その日から毎日バンバン使っており、サンキュー、サンキュー、I Love Youである。
 
 2007年 12月某日

サンクスギビング・デーは、日本から母たちが来ていたので大勢でのディナーだったが、クリスマスは私達家族だけ。何を作ろうかなと2週間くらい考えていたが、フード・マガジンに載っていたレセピを試みてみた。トマト・スープ(缶詰ではなく、一から作った)、トレビスとプロシュートのサラダ、リンゴ・ソテー添えのグリル・ポーク、大ぶりなエビのニュー・オーリンズ風ソテー。
それなりに時間かけて作ったものを、ものの5分で食べ終えられてしまってはガックリなので、レストランでの食事のように、まずスープだけ出して食べてもらって、全員終わったら、次はサラダ、そしてメインと時間差で出した。
ワインは、Larkmeadのカベルネ・ソーヴィニョン2002。
しっかりした、ナパらしい王道カベルネだった。
 2007年 12月某日

これまた昨年12月の話だが、年末、2007年最後のお客様をワインカントリーにご案内した日、昼食をセント・ヘレナの「Go Fish」で。
半年以上のブランクで行ったが、メニュー体系が以前と変わっていた。当店は立派な寿司バーがあるのだが、過去一度もお寿司を注文したことがない。この日は、なんだかご飯ものが食べたくて、ライスボール(丼)の欄を見ると、「Unago-Don」なるもの発見。私は、「ウナギ丼」のスペル間違いかと思ったが、同席のお客様は「アナゴ丼」の間違いだと思ったと言われる。で、メニューの説明文を読むと、つまり、ウナギとアナゴの両方が乗っかった丼で、それを「ウナゴ丼」と名づけているのであった。面白いかと思い、それを注文してみた。可もなく不可もなく。家でやってみよう。
 
 2007年 1月某日

大晦日にしっかり酔いどれてしまったため、元旦は朝10時まで目覚めず。怠慢主婦は、お雑煮さえもこしらえず、翌日からの仕事に備え、ひたすら二日酔いを追っ払うことに専念。アメリカで生まれ育った子供達は、お年玉の習慣も知らず(教えもしない)、これ幸い。
今年最初のランチ・アポは、ユニオン・ストリートの「Palmetto」。場所とセッティングはとても良いのに、テナントが二転三転する所というのが、どこにもあるように、ここもその典型例。ちょっと前まで「Home」というレストランだったはず。(Homeと同じオーナーで、内容を変えた)ウナギの寝床スタイルの店内は、オープン・キッチン付きのスッキリしたインテリア。食事内容にまったく期待していなかったが、
Niçoise salad は、そのツナがジューシイーで味わい豊か、フランク・ステーキのオープン・フェイス・サンドイッチも、クレソンとポテトのピュレーにパンチがあって、嬉しい驚きだった。
 
 2007年 1月某日

「ワイナリー紹介」で取り上げたクラーク・クロドンの取材をした帰り、昨年、山梨県からの研修生がお世話になった
Tom Eddy Winesに立ち寄る。トムさんは、ナパ市内でのアポイントがあり不在だったが、アシスタント・ワインメーカーのジェイソンが、ラッキングしているとのことで、Cuvaisonワイナリーに行く。半袖で暑いねえと言いながら仕事していたのが、ほんの数ヶ月前で、今「寒い、寒い」と言いながらジェイソンと再会のハグをしているのが不思議。カベルネ・ソーヴィニョンのセニエで造られたロゼが、ボトル詰め直前で、これが素敵なワインになっていた。残念ながら40ケースほどの生産量で、全部、テキサス州のレストランに行ってしまうそうだ。
07年の各種ワインを、ジェイソンと一緒に樽試飲。畑でのサンプリングから立ち会ってきたフルーツが、どんな風に変わっていくかを味わえるのは、ありがたいことだ。
ワイナリーを出ると、霧が山肌を覆い流れていく様が目の前にあって、空は雨模様らしい色だったが、これはこれでなかなか風情のある景色である。
 
 2007年 1月某日

北加日本商工会議所主催の新年会ディナー・ショーがサンフランシスコであり、主人と出かける。今年は松崎しげるさんのショーだった。ホテルのボールルームでの食事は、可もなく不可もなくであることがわかっているので、早めに市内に出て、ワイン&チーズを引っ掛けようと、「
Hidden Vineワインバーへ。路地裏に入り口があるので、いかにも隠れ家風。地下に下りていくセッティングといい、店内インテリアと言い、禁酒法時代の「Speakeasy」そのもの。かなり、くつろげる。赤と白のテイスティング・フライト、チーズ・プレート、サラミを注文して、約1時間ほど、のったり過ごす。平日は深夜まで、金・土は午前2時まで開いているので、食後の一杯にもナイス。女性ひとり客もチラホラおられて、良い感じ。店内、かなり暗いので読書もできないし、一人で来たら時間持て余しそうだなあと思うが、ダウンロードした映画やテレビ番組をiPodで見ながらというテもあるか。
 
 2007年 1月某日

週変わって、今度は在サンフランシスコ日本総領事館主催の新年会。今年は、高級住宅地パシフィック・ハイツの総領事公邸で行われた。いくら豪邸だとは言え、立食形式で300名も来たら、当然大混雑だ。サーバーの人が飲み物やおつまみをトレイに載せて会場内を回るも、それを頂きに移動する余裕もなく、知人数名に挨拶を済ませて、早々においとまする。正味30分もいなかった。
お腹空いたので、フィルモア・ストリートまで車で行き、話題の新しい店「
SPQR」へ。
もと「シェ・ヌー」という小皿料理レストランだった所に、「
A16」のチームが開いた店だ。
予約を取らないので、ピークタイムになると外に列ができると聞いている。総領事公邸を出たのが
5時だったので、5時半開店に間に合い、待ち時間ゼロで座ることができた。前菜ひと皿7ドル、
3種で18ドルとあったので、3種類頼んで、パスタを追加。写真の芽キャベツ・ソテーが気に入った。パスタは、主人の希望によりスパゲッティにしたが、きっちりアルデンテで、ソースも味わい深くしっかりしていて、とてもナイス。人気の店になっていることに納得。
 
 2007年 1月某日

航空会社の方とのランチ・アポで、「
Puccini & Pinetti」。場所柄、観光客やコンベンション参加者、出張ビジネス・ピープルが、顧客の過半数を占めているように思うが、それでも、時々メニューを変えるという健気な努力をされているようにお見受けする。どっさり出てくるので、ここではひと皿頼むだけで充分。この日、私はフランク・ステーキのラップを注文。やっぱり、すごいボリュームで出てきた。
こういうサンドイッチには、地ビールか何かをグイっとやるのがベストなように思うのだが、昼間っから、女性がビールをひっかけるのもよろしくなかろうと、ピノ・グリをグラスで頂く。どちらにせよアルコールなのだから、大した違いはなかろうものだが。
 2007年 1月某日

二週間に一度くらい、食事を作るのが面倒になって外食を切望するのだが、今月はもともと外食が予定されていた日が数日あったために、それ以上の外食は望まず。経済的にも無理が出てくるので、「ああ面倒くさいなあ」と思っても、ぐっと我慢。
折りしも、全豪オープン・テニスの時期で、試合をテレビで観ながらワインを傾けるのも、全然悪くない。
キャベツ丸ごと1個を8等分したものと、豚の薄切り肉を交互に重ねて、ブイヨンを足して煮るという簡単料理は、
冬の寒い日にナイス。分厚い豚肉の料理なら、シラーなんぞを合わせるが、このディッシュは豚よりも、キャベツの新鮮な甘みが美味しいので、ピノ・ノワールにしてみた。
Anthill Farmsのピノ・ノワール、Demuth Vineyard (AndersonValley)2004
 

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