2004年1月21日

                        ここ西海岸は、寒いとは言っても街中に雪が降り積もるわけでもなく、たかが知れてますが
                        東海岸では、強烈な寒波に見舞われているようです。これから２～３週間、２５年ぶり
                        くらいの最低気温記録を出すのではないかと言われています。

                        さて、先週のニュースレターでお知らせしましたように、１月に入ってすぐ、当サイト経由では
                        初めてのお客様を、ワインカントリーへご案内しました。

                        カリフォルニア・ワインの特にシャルドネが大好きな　　　　　　　　　　　　　画像をクリックして、ご覧ください。
                    　　岩倉さんと、お父様のお二人でした。
                        今までに訪ねたワイナリー以外でコースはお任せとの
                        ご依頼でしたので、ナパ・ヴァレーの北の方と、
                        山を越えた向こうのRussian River地区をご案内しました。

                        朝一番（午前１０時）に、スプリング・マウンテンにある、
                        その名も「スプリング・マウンテン・ヴィンヤード」を訪れ
                        ました。
                        このワイナリーは、「ワイナリー紹介」で今回出している
                        ファー・ニエンテ同様、今まで一般に公開されていな
                        かったワイナリーで、つい２ヶ月ほど前から、ツアー＆
                        テイスティングをアポイント制で受け付け始めました。

                        古いアメリカのＴＶドラマ（いわゆるソープ・オペラ）に「ファルコン・クエスト」という番組が
                        あったのですが、このワイナリーがそのドラマの舞台になっていました。
                        また、1976年に行われた、かの有名な「フランスＶＳカリフォルニア・ブラインド・テイス
                        ティング」で、ここのシャルドネが４位になったという栄光もあります。

                        ツアーは、空撮写真でヴィンヤードの位置と歴史を
                        聞き、発酵所、カーヴ（昔からの部分が素晴らしく古い）
                        を回り、1880年代に使われていた馬小屋が、ほぼ原型
                        で復元されているのを見学、古代ローマ時代から伝わる
                        とされる「ゴブレット方式」（Gobelet Method）という剪定
                        を施されているヴィンヤードを見つつ、テレビ番組の
                        セットに使われた建物へと進みます。

一階の応接間に、テイスティング用のテーブルがセット
されていました。

                        2002 ソーヴィニョン・ブラン
                        2000 Estate カベルネ・ブレンド
                        2001 Elivette (Reserve)
                        1999 Syrah

                        以上がその日のテイスティング・メニューでした。
                        ソーヴィニョン・ブランと Elivetteはリリースされたばかり。
                        これ以外に、ライブラリー・セレクションとして、
                        1979, 1987, 1993年のカベルネ・ソーヴィニョンが
                        購入可能で、エレガントな味わいにいたく感激された岩倉さんは、
                        何本かこれらオールド・ヴィンテージも買っておられました。

                        ソーヴィニョン・ブランがまた、フルーツ味たっぷり、柑橘系の酸味が
                        あくまでも滑らかに刺激的。ふだん、あまりワインは飲まないという
                        お父様も、「これは飲み口が良いなあ」と感心しておられました。

                    　　ツアー＆テイスティングは、ひとり２５ドルしますが、ワインを購入しますと
                        その分、相殺されます。オールド・ヴィンテージものは、滅多に見かけませんので、
                        それを買えるだけでも価値があると思われます。

                        当日はあいにくの雨でしたが、ツアー＆テイスティングは私達だけで、ゆっくり通訳を
                        しながら、自分達のペースで回ることができました。
                        岩倉さん、お父様、楽しいひとときをありがとうございました。

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