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BARTで、サンフランシスコへ
サンフランシスコ・ベイエリアは、アメリカの他の都市に比べて、公共交通機関が比較的充実
しています。その交通機関のひとつに、BART (Bay Area Rapid Transit District）があります。
長年の討議の末、サンフランシスコ国際空港への乗り入れが完了し、そのサービスを開始
したのが、今年2003年の6月22日でした。
そのBART、空港からダウンタウンへの路線に乗って 画像をクリックして、ご覧ください。
みました。
まず、サンフランシスコ国際空港駅ですが、国際線
利用の人には大変便利な場所にあります。
駅を出たら、そこが既に国際線出発ロビーです。
国際線到着の場合は、税関を通ってロビーに出たら、
すぐ右に行き、エスカレーターで１階上の出発ロビーの
フロアに出て、そのままちょっとまっすぐに歩き、
左を見ると、もう、そこが駅です。
時間にしたら、２分もかからないでしょう。
入り口のドアを開けて入る（電車の駅にドアがあると
いうのが、考えてみると結構面白いです）と、左右に
券売機があります。
チケットの買い方は、ユニークと言えばユニークです。
１）運賃表で料金を確かめる。
２）お金を入れる。
３）おつりがあるなら、おつりを取る。
４）チケットを取る。
・・・と、当たり前の手順なのですが、お金の入れ方に
よって、微妙にプロセスが違ってきます。
例えば、空港からダウンタウンの中心「パウエルSt駅」
は片道＄4.70です。小銭も含めて、きっちりこの額が
あれば、お札を入れるスロット、小銭を入れるスロットに
それぞれを入れて、「$4.70のチケットを発行する」
ボタンを押します。
もし、５ドル札、１０ドル札、２０ドル札で買うのなら、
それらをお札用スロットに入れ、「subtract $1.00」
「subtract 5㌣」のボタンを押し、希望の$4.70に
なるまで、１ドル、或いは５セントを「引き算」していく
のです。
５ドル札を入れたのなら、「subtract 5㌣」を６回
押すわけです。 そして、画面の額を確認して、
「$4.70のチケットを発行する」のボタンを押します。
これはつまり、自分の好きな額のチケットを作り
なさいということ、ヒネくれた言い方をすれば、
お釣りは自分で責任持って決めて取っていきなさい、
ということです。
運賃は$4.70だけど、チケットそのものを記念に取って
おこうと思ったら、５ドルを入れて、
そのまま「$5.00のチケットを発行する」ボタンを
押せば良いわけです。
20ドル分発行すれば、20ドル分の運賃が消化される
まで、そのチケットを使い続けることができます。
最後に、50セント分しか残らなくて、でも$4.00かかる
駅まで乗ったのなら、その下車駅の「追加運賃調整
マシーン」で、お金を足します。
列車の中は、ゆったり快適。スーツケース専用の
スペースは皆無ですが、通勤ラッシュ時でも、
「座るところがなくなって立つ人が多い」、という程度
ですので、心配いらないと思います。
日本のように、始終何らかのアナウンスが高らかに
響いていることがありませんので、列車も何の前触れ
もなく、いきなりドアが閉まって発車します。
ご注意を。
（特に、空港駅はシ～～～ンと静けさ漂ってます。）
BART バート
http://www.bart.gov
空港からパウエルＳｔ駅 (所要約３０分)
平日:15分おき。
始発、午前4時10分発。最終、午後11時54分発。
土曜：20分おき。
始発、午前5時57分発。最終、午後11時54分発。
日曜・祝日：20分おき。
始発、午前7時57分発。最終、午後11時54分発。
パウエルSt駅から空港駅 （所要約３０分）
平日：15分おき。
始発、午前4時52分発。最終、午前12時46分発。
土曜：20分おき。
始発、午前6時24分発。最終、午前12時46分発。
日曜・祝日：20分おき。
始発、午前8時44分発。最終、午前12時46分発。
（2003年11月末現在）
（註）
★現在、サンフランシスコ国際空港～パウエル駅間は、片道＄４．９５になっています。
近々、また値上げの話しが出ていますので、ご利用の際は上記ウエブサイトで
ご確認下さい。
★おつりは、最大４ドル分しか出てきません。しかも、すべてクオーターで出てきます。
（2005年2月現在）
